猫の目の色を調べた理由
最近、女性たちの間ではメイクと同じ感覚でカラコン(カラーコンタクト)を付けることが定着しつつあります。わたしも、メイクやファッションに応じてカラコンの色やデザインを変えて楽しんでいます。
ノーメイクと同じように裸眼だから外出できない、という子もいる程の重要度なのです。先日、新しいカラコンを購入しようとネットで色画像検索をしていたところ、猫の目の画像が一緒にヒットしてきました。
最初は、カラコンの色の参考になる!と思って見ていたのですが、びっくりしました。猫の目の色は、こんなにきれいだったの?こんなに色が違うの?光の具合?角度?遺伝?大きさも違うの?など、疑問が湧いてきました。
猫の目の色について
目の色の種類
猫の目の色の種類は、大きく分けて4種類あるそうです。
- ブルー系
- グリーン系
- イエロー系
- アンバー系
ここからさらに細かく分けると10種類以上にもなるそうです。人間の目の色も、9種類くらいに分けられるそうなので同じくらいですね。
目の色の作られ方
わたしたち猫の目と表現しているのは、虹彩と呼ばれ、光の量や瞳孔の大きさを調整する場所のことです。ではこの虹彩の色がなぜ、10種類にも分かれているのか?
それはメラニン色素の量の違いによるものだそうです。メラニン色素が薄い場合、グリーン系~ブルー系に、メラニン色素が濃い場合、イエロー系~アンバー系に近づくそうです。人間の目の色と同じ仕組みでした。
特別な目の色
猫の目の色を調べていると、特殊な色を持つ猫がいることがわかりました。
オッドアイ
最近では、SNSなどでもよく見るこの言葉。 左右の目の色が異なる猫さんの目のことを言います。また、色素の薄い白猫に起こる可能性が高いといわれており、先天性が多いそうです。
レッド
アルビノといわれる、いわゆる先天性の遺伝子疾患により、メラニンを量産できない猫たちに多く見られます。
猫の色彩感覚
これだけの素敵な目の色を持つ猫ですが、実際に色はどう見えているのでしょうか?人間と同じように見えているのでしょうか?
人間も猫も錐状体(スイジョウタイ)という視細胞で色を感じているそうです。しかし、猫にはこの錐状体が少ないため、感じ取れない色があるのです。
現在、グリーン・ブルー系の感覚はあるが、レッド系は見えないのではとも言われています。しかし、猫の目は、暗闇では人間の6倍以上とも言われる視覚で、見ることができているそうです。
まとめ
カラコンを買おうと開いたウェブの画像から生まれた、猫の目の色についての疑問でしたが、結論は簡単でした。猫の目の色も人間と同じ、メラニンが関係しているということ、同じ錐状体があるということ。
こうやって調べてみると、いつも自分の見えている世界が、誰にとっても同じものではないのだなと、考えさせられます。かわいいと思って買っていた、赤いネズミのおもちゃも、猫にとっては、ただの白黒のおもちゃだったなんて・・・と、ショックをうけつつも、我ながら面白い疑問でした。