トレーニングに効果あり?!

猫は気まぐれという印象がありますが、猫も犬と違わず大変に賢い動物ですので、トレーニング効果を期待できます。猫には聴覚を利用したトレーニング方法を試すとよいでしょう。「クリッカー」という音の出る専用の器具を使用して「お手」トレーニングを始めましょう。犬のしつけでも使われますが、猫にも問題なく使うことができます。
トレーニング方法

クリッカーを鳴らしておやつを与えます。猫に「クリッカー=おやつ」として意識して覚えてもらいます。第二段階は長い棒状の物を用意します。棒を猫の目の前に差し出し、猫が鼻を近づけたらすぐにクリッカーを鳴らします。その後におやつをあげてください。
前述の基本動作終了後、棒に鼻ではなく前足を触れたら、クリッカーを鳴らしおやつを与えます。次に棒越しに手の平に猫の前足が触れるようにしていきます。手のひらが慣れてきたら、徐々に棒を隠すようにしてください。
最終段階は、棒がなくても手のひらに前足を乗せられるようになったら「お手」という音を加えます。ここまでは「お手」という言葉を使用してはいけません。
クリッカートレーニングのコツ

音が出れば何でもいいでしょと思いがちですが、ペットは程よい大きさの音でないと恐怖を感じてしまいます。500円前後で購入のできる専用の「クリッカー」を用意してくださいね。
ご褒美にあげるおやつは愛猫の大好物を用意して、猫の気持ちをそらさないようにしてくださいね。そして間違えてクリッカーを鳴らした場合でも、必ずおやつはあげてください。飼い主が一本筋の通った行動をする必要があります。
猫と飼い主との距離もより近く!

「お手」を覚えると、キャットタワーに手で誘導するなど猫との遊びにバリエーションができ、コミュニケーションを密に行うことができます。そしてお手をすることによって「おやつ」を狩りに近い気持ちで要求できますので、猫も好奇心を満たすことができた上に、楽しめるでしょう。
まとめ

今日のねこちゃんより:デカポン♂ / 13歳 / 黒猫 / 5kg
猫に「お手」をしてもらいたい!教える方法やコツについてお伝えいたしました。しかし、少しでも愛猫との距離感が縮まれば嬉しい、と思っているのが飼い主さんですよね。気まぐれな愛猫の様子と新たに違う一面を見つけて、ますますメロメロになってしまいそうですね。