1. 発情期
誰もがご存知だとは思いますが、猫は発情期になるとものすごい鳴き声をあげます。愛猫だったらご近所迷惑となってしまうでしょう。
もし繁殖させる気がないのなら、去勢・不妊手術を受けさせることを検討しましょう。相手が見つからない発情は、多大なストレスを与えてしまいます。飼い主さんの負担も、軽くなりますよ。脱走などのリスクもありますので、考えてみましょう。
2. 認知症
猫も認知症にかかります。それが原因で夜中に大声で鳴くようになることがあります。声をかけると安心するので、なるべく飼い主さんの存在を側に感じられるように、配慮してあげると良いですね。
認知症は治すことはできません。治療を行いたくなりますが、それを果たして猫が望んでいるのかどうか、良く考える必要があります。飼い主さんのエゴで暮らしの質を落としてしまうのは、どうなのでしょうか?
難しい問題ではありますが慌てずに、どうするのが一番良いのか慎重に考えていきましょう。
3. 要求がある
構って欲しい、お腹が空いた、遊んでなど猫は様々な要求を抱えています。それを飼い主さんに伝える為、大きな声で鳴いているのでしょう。全てを叶える必要はありませんが、ストレスにならない程度に対応してあげてください。
いつも猫の言いなりになっていると、「鳴けば言うことを聞いてくれる」と思って益々エスカレートしていくことがあります。時には心を鬼にして無視することも必要なのです。
うるさいと感じるくらい大きな声で鳴く時は、それだけ要求も強いということなのでしょう。猫の気持ちが反映されています。
4. 威嚇している
怒っている、恐怖を感じているなどで威嚇することがあります。「シャーッ!」や「フーッ」など、あまり可愛いとは思えない声を発しているでしょう。時には「ウー」などの低い声で唸る場合も。
なぜ威嚇しているのか、その原因を突き止めてください。多頭飼いのお宅では他の猫に対して鳴き声を発していることがあります。外にいる見知らぬ侵入者に向かっていることも。万が一ケガを負うような喧嘩に発展しそうな場合は、止めた方が良いでしょう。
5. 痛みなどがある
ケガをしている、病気で痛みがあるなどが原因で、鳴いていることも。猫の様子を良く観察しましょう。不調を隠す動物なので態度に出ているということは、よほど重症な可能性があります。早めの受診をオススメします。
猫の治療には早期発見が大切です。普段の様子と違わないか、しっかりとチェックを行いましょう。異変に気がつけるのは飼い主さんだけです。猫の頼りになるのは、あなただけなのです。
まとめ
鳴き声がうるさい時は、それなりの理由があります。そのうち収まるだろうとスルーするのではなく、どうしてなのか一度考えてみましょう。必死で訴えているのですから、無視してしまうのはあまりにも可哀想です。猫の言いたいこと、受け止めてあげてくださいね。