1. 威嚇中
威嚇している時、猫の脳の中ではアドレナリンが走り回り、神経を刺激します。それによって立毛筋が収縮して、毛が逆立つのです。
「こっち来るな!」「近づくと攻撃するぞ!」と言う気持ちを伝えているので、威嚇中の猫には近づかない方が無難でしょう。
猫の威嚇を無視して近づくと、ただの威嚇に終わらず、攻撃されてしまうことがあります。猫の尖った爪や牙の攻撃は半端ありませんので、ご注意ください。
2. 恐怖
猫が恐怖を感じた時も、アドレナリンが分泌されて毛が逆立ちます。怖くて身をすくめ、全身の毛が、それこそしっぽまで逆立っている…そんな猫の姿を目にしたことがあると思います。
恐怖を感じている猫はどこかオドオドしていて、今にもどこかへ隠れたい!そんな表情に満ちていますので、そっとしておいてあげましょう。飼い主さんが優しく声をかけてあげると、安心するかもしれませんね。
3. 寒い
寒い時、毛を逆立てて毛と毛の間に空気を入れることで、体温を保ちます。寒い日に猫を見ると、なんとなくいつもよりボワっと、膨らんでいませんか?
そんな時は猫が寒さを感じている可能性がありますので、適度に暖房などで暖かくしてあげてください。特に子猫や老猫は、寒さで体調を崩しやすいので、気をつけてあげたいところです。
4. 興奮!
猫が興奮した時も、毛が逆立ちます。何か強い刺激を受けた時や遊びに夢中になっている時など、猫を観察してみてください。
毛を逆立てている時は、よほど猫が興奮している時です。我を忘れている場合もありますので、猫に攻撃されなういように、ご注意ください。
5. ビックリ
猫は比較的、ビビりな性格ではありますが…ビックリした時にも、毛が良く逆立ちます。驚いて瞳孔が最大限に開き、毛が逆立ちまくっている猫、想像に難くありませんね。
猫がビックリしてしまう原因となるのは、大きな音や突如現れた見知らぬものなどです。繊細な生き物ですから、なるべく驚かさないように、気をつけてあげてください。
まとめ
猫は強い刺激を受けると、アドレナリンが出て毛が逆立ってしまう傾向にあるようです。恐怖や興奮などの強い感情を覚えた時、毛玉ボールに変身してしまうのです。
適度な刺激は必要ですが、あまりにも強いと猫がストレスに感じてしまうこともありますので、注意して行きたいですね。