猫のトイレが臭い…
猫ちゃんにとっても、飼い主さんにとっても、猫ちゃんのトイレは清潔であることは大切です。臭ってしまうと家の環境にまで影響を及ぼしますし、猫ちゃん自身もトイレを使用しようとは思わず、布団の上など、トイレではないところで粗相してしまう原因にもなりかねません。ここでは猫ちゃんのトイレが臭くなってしまう原因と消臭するための方法を考えてみました。
1. 猫ちゃんの体質も原因
猫ちゃんの先祖の生活環境によって、猫ちゃんのおしっこが臭うようになったと言われています。水の確保が難しい砂漠で住んでいたために、体内の水分の排出を抑えようと濃度の濃いおしっこするようになっていました。
また好んで水を摂取しようとしないことからも、おしっこの濃度が濃くなる一因でもあります。これが臭いにつながり今に至っています。
臭いには2つの物質が関係しており「フェリニン」と「コーキシン」というたんぱく質が臭いに関係しています。生後三か月目からコーキシンの分泌が始まり、続いて6カ月目からフェリニンの分泌が始まるので、このあたりから臭いがきつくなります。分泌量はメスよりオスの方が多いと言われています。
2. トイレの汚れ
トイレの周りに汚れが残っていることも、臭いの原因になってしまいます。排泄のたびに飼い主さんがきちんと掃除をしていても、残っている猫砂に臭いがついている場合があります。
加えて排泄後に足で猫砂を描くことによって、足裏に臭いがついてしまうこともあります。定期的に猫ちゃんの手足を拭いてあげたり、猫砂も全部取り替えてあげると臭いの軽減につながるでしょう。
3. トイレの種類
システムトイレをまだ使用したことのない方は、変えてみるのもよいかもしれません。ほかのトイレに比べて臭いの管理がしやすいトイレです。底にペットシーツをひいて、そこでおしっこを吸収します。
シーツは1週間に一度替えてあげるとベストという商品が多いのですが、実際には5日ほどで変えてあげないと臭いがこもりやすいと言われています。シーツ自体は消臭に優れていますので、ほかのトイレより臭いを軽減できます。
まとめ
今日のねこちゃんより:チョウサイ / ♂ / 5歳 / ブリティッシュショートヘア / 6kg
猫ちゃんとトイレの臭いはつきものではありますので、うまく付き合っていかなければいけない部分です。今は様々な飼い主さんを助けてくれる商品も販売されていますので、利用しながら臭いに対処していきましょう。
清潔であれば、猫ちゃんも喜んでくれることは間違いありません。無理のない範囲で飼い主さんも工夫をこらしてみましょう。