1.猫に小判
猫に小判ということわざは、あまりにも有名ですよね。意味はご想像の通り『どんなに貴重で価値のあるものでも使い方を知らないものには意味がない』ということになります。
人間からすると小判はお金になるので手に入ると嬉しいですよね。しかし、猫にとってはただの金ぴかに光る硬い板にしか見えないし、食べられないのでなんの価値もないといえます。
人間で例えるならば、『人間にまたたび』といった感じになるのでしょうね。『猫に小判』はなんとも遊び心のあることわざの1つといえますね。
2.猫を被る
『猫を被る』、『猫被り』といったことわざは、現代の日本の会話でもよく聞くことがあったりしますよね。おそらく、「あの人猫を被っているよね~」といった話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?猫を被るということわざは『本性を隠して大人しくしている』といった意味になります。
友達といる時はとても口調が悪いけれど、気になる人の前では大人しく清楚に装う。または可愛く見られようと本性を隠す。といった時によく使われることが多いみたいですね。獲物を捕まえる狩人気質な猫でも、飼い主の前では一変して可愛らしく甘えた姿に変わる様を見て、誰かがこのことわざを作ったのかもしれませんね。
3.猫が肥えれば鰹節が痩せる
『猫が肥えれば鰹節が痩せる』といった猫にまつわることわざもあります。猫が太る(食べる)とかつお節が痩せる、といった当たり前のことを言っていることわざになりますが……、実際には少し意味が異なっていて、『片方に良いことがあると、一方では悪いことが起こる』といった意味になるそうです。
猫はかつお節を食べてお腹いっぱいで幸せ。けれど、かつお節は食べられてやせ細ってしまっただけで悪いことしか起きていない、ということになります。なんとも弱肉強食的なことわざですね。
4.窮鼠猫を噛む
『窮鼠(きゅうそ)猫を噛む』という言葉も時々聞くことができる猫のことわざになりますよね。このことわざには、いつも追われているもの(ねずみ)でも、追いつめられると必死になって追うもの(猫)を噛むことがある。といった意味が込められています。このことわざは猫とネズミだけに限らず、人同士や動物同士にもいえることですよね。
主に『弱者を追い詰めると反撃されることがあるので追い詰める時は気をつけなさい』、『不必要に弱者を追い詰めると危険なことになるから追い詰めないように』といった2つの意味で使われることが多いみたいですよ。
ちなみに窮鼠猫を噛むの意味合いとは少し違ってしまいますが、このことわざを聞いて『トムとジェリー』を思い浮かべた人は少なからずいるのではないでしょうか?
まとめ
今日のねこちゃんより:にゃーこ / ♀ / 1歳 / スコティッシュフォールド / 3.5kg
猫にまつわることわざは、今回ご紹介したことわざ以外にもたくさんあります。それぞれに猫の習性や生き方などが反映されていてとても面白いものばかりとなりますので、「もっと猫が関係することわざを知りたい!」と感じたのでしたら、色々調べてみると楽しい時間を過ごせると思いますよ。