NG行為を知っていますか?
猫ちゃんと暮らしていると今までは問題がなかった行為が、猫ちゃんにとって命の危険に関わる行為にかわることもあります。知識の無さが理由で大変なことになりかねないので、飼い主さんはぜひ参考にして下さい。
1. 魚しかあげない
猫ちゃんの好きな食べ物はと聞かれると「魚」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。アニメなどでも猫ちゃんがよく魚をくわえているシーンが流れており、それを見ていた人にとっては魚が好物と思っていても不思議ではありません。
しかしよく考えてみて下さい。本来猫ちゃんは暑い砂漠地帯を先祖としてもつ生き物です。そのような生活環境で住んでいた生き物が魚をとる機会はあったでしょうか。海沿いの地域に住んでいる野良猫を除いて、通常陸地でかつ野生であれば、山や森に住んでいる猫ちゃんが魚を食べる機会は少ないのです。そのため肉食動物である猫ちゃんは、魚だけ食べていると体調不良を起こします。
赤身や白身の魚を食べることはたまにならありですが、青魚は危険です。本来は狩りをしながら生活を送っていたという事実を忘れないようにしておきましょう。
2. 百合の花や観葉植物を育てる
猫ちゃんは上記でも述べた通り肉食動物ですので、植物に含まれている毒素を代謝する能力は低いです。草食動物は植物を食べることで進化を繰り返してきたので、解毒能力に秀でていますが、肉食動物には食べる習慣がありませんでしたので、そのような能力は備わっていません。
特に代表的なものが百合の花であり、1口でも口に含んでしまうと命の危険が伴います。家の中にはなくても飼い主さんが外で服についてしまった百合の花粉などを、猫ちゃんが誤って舐めてしまうと同じことになってしまいます。もちろん、百合の花以外の観葉植物にもそのような危険性があります。
新たな観葉植物が生まれるため、これはだめ、これはいいと一概には言えないのが現状です。飼い主さんが気を付けるしかないでしょう。
3. 風邪薬を落としてしまう
猫ちゃんを飼っているのであれば、薬関係の管理は気を付けて下さい。特に風邪薬に含まれている「アセトアミノフェン」という物質が猫ちゃんに危険を及ぼします。1錠でも飲んでしまうと命を落としてしまいかねません。
人間にとっては大丈夫でも、猫ちゃんには悪いものであるものがたくさんあります。風邪薬のほかにダイエットサプリや育毛剤などもそうです。またアロマオイルも植物を濃縮して作られていますので、猫ちゃんにとっては劇薬です。
まとめ
思いがけないものが猫ちゃんにとって最悪なものとなることが分かりました。なるべく普段の生活にこれらを取り込まないことが理想です。飼い主さんはしっかり知識を入れて愛猫を守っていきましょう。