1.ロシア
ロシアの人達が非常に猫好きというのは割と有名な話として知られています。世界では犬を飼っている人の割合の方が多いとされ、割合として猫は23%ぐらいしか飼育されていないそうですが、ロシアではなんと人口の59%が猫を飼っているのだそうです。
また、ロシアでは国のトップに立つ大統領にも愛猫家が多く、ウラジミールレーニン大統領は会議中にも猫を連れてきていたと言われていますし、現在その地位にあるプーチン大統領も2013年にサイベリアンのミール君という猫を日本から送られているそうです。
猫が管理人
他にも有名な話では、世界3大美術館に数えられるエルミタージュ美術館には、70匹もの猫が住んでいて美術品をねずみから守っているそうです。この美術館のあった場所には昔から猫達が住んでいたそうですが、1852年に女帝エカテリーナ2世がこの場所を公開した時に、そこにいた猫達にネズミを捕ることで、美術品を維持する管理人の地位を与えそのまま住めるようにしてあげたそうです。
ちなみにこの美術館での仕事を終えた猫達は引退すると、サンクトペテルブルグにある猫カフェに移り住み、ゆったりと過ごしているそうで、このような部分からもロシアが単に猫好きというだけでなく、猫達を大切にしているということが分かります。
2.マルタ共和国
マルタ共和国はイタリアのシチリア島の南にある、地中海の真ん中辺りに浮かぶ島国です。マルタ島の面積は約316k㎡であり、これは東京23区の622,99k㎡の半分の大きさになります。そんな国としては決して大きいとは言えないマルタ島の人口は42万人ほどと言われていますが、猫の数はそれよりずっと多い70万匹ぐらいとされています。
猫達はどこから来た?
このマルタ島の猫達がどこからやってきたかということには諸説ありますが、例えば古代エジプトからやってきた船に乗っていたとか、この地の漁師達がネズミを捕まえさせるために連れてきたとか言われています。
その漁師達の説において猫はネズミを捕る仕事で大変活躍したので非常に可愛がられ、そのため大事にされ過ぎて島は猫だらけになってしまったのだそうです。
猫の為の組織もある!
ちなみにマルタ島ではマルタ猫協会という組織があり、たくさんいる猫達をただ放っておくのではなく島全体で猫達を可愛がり保護しているのだそうです。今では世界的に有名な猫島としてマルタ島は知られていて、世界中から猫好き達が観光に訪れる場所となっています。
3.トルコ
トルコはイスラム教徒の割合が非常に高く、イスラム教では預言者ムハンマドが猫を非常に可愛がっていたことから、猫が今でも人々の間では大切にされているのだそうです。
預言者ムハンマドがいかに猫を大事にしていたかということを表すエピソードとして、礼拝の時間になっても猫が自身の袖の上で眠っていたため、ムハンマドは起こさないように袖をナイフで切り落として礼拝に向かったというものです。
猫はどこでも自由気ままに
このようにトルコでは猫が非常に大切にされ可愛がられているため、町中の至るところに猫がいて、例えばお店に置かれている箱の中に入っていたり、カフェのお客さん用の椅子の上で寝ていたりと自由気ままに過ごしています。
ちなみに、イスラム教のとても神聖な場所であるモスクにも猫は勝手に入ることがあるようですが、邪魔しても怒られるどころか、撫でられてむしろ可愛がられているのです。このことからも、猫がいかにトルコをはじめとしたイスラム教徒の多い国で大切にされているか分かります。
まとめ
今日のねこちゃんより:ルーちゃん / ♀ / ロシアンブルー / 2.8kg
いかがでしたか?世界には猫好きの国はたくさんありますが、今回ご紹介した国々では可愛がるだけでなく猫達を非常に大切に扱っているようです。
日本にもかなり猫好きの人はいると思いますが、世界の猫好きの国ランキングで言うと48位ぐらいということなので、これから今以上に猫達を可愛がり大切にしているという国として、上位にランクしていきたいものです。