1. 家族の同意が得られない、協力的でない人
猫はハムスターなどの小動物と違い、家の中を常に歩き回ったり、高い所に登ったりして自由に過ごしているタイプのペットです。よって猫を飼うことに家族全員が同意し、新しい家族として歓迎していることが基本条件として望ましいと言えます。
もしも家の中が集中して作業や仕事をしないといけない環境だったり、猫に邪魔されるのが嫌だという人が家族の中にいたり、元々、猫が好きではないという人がいる場合、猫を飼うことはちょっと検討し直した方がいいかもしれません。
そのような環境に置かれることは人間にとっても多大なストレスですし、嫌がられて避けられる猫も罪がないのに可哀想です。よって猫を飼う場合は家族全員が面倒を見るつもり、ぐらいの気持ちで望めることが本来はふさわしい飼育環境と言えるでしょう。
2. 飼育にお金をかけられない人
猫も人間と同じように真夏はとても暑い思いをしますし、冬もとても寒くて凍えそうなこともあります。よって、もし日中に会社に出かけているという場合でも、猫のためにクーラーや暖房器具などをつけっぱなしにしておくということが季節によっては必要になってきます。当然、猫がいる時とそうでない時では光熱費の高さなども変わってくるでしょう。
また、猫も人間と同じで体調が優れなかったり、食欲がなくなったりすることもあります。そんな時は猫の体調を考えて、多少高額であっても栄養価の高いフードを購入したり、病院に通うことになったりと、自分の思っている以上にお金がかかってしまうこともあるでしょう。このようなことから猫を飼う資格としては、最低限きちんと猫のためにお金をかけてあげられるか、ということも問われるでしょう。
3. 猫種の特徴を考慮せず飼育する人
猫は個体としての性格の差もありますが、猫種それぞれが持っている性格傾向というものもあります。例えばシャムならニャーニャーとよく鳴くことが多いとされていますし、ベンガルならたくさんの運動量を必要とする、スコティッシュホールドなら甘えん坊の部分があるなどといったことです。
猫はミックスであることもありますし、一概に猫種で全ての性格を予想できるわけではありませんが、特定の猫種を飼う場合はその猫種が自分の住環境や生活スタイルに合った性格傾向なのかどうか、考えることは責任を持って猫を飼育するならやはり必要なことと言えるでしょう。
人気があるからといって、よく考えずに猫を購入することはおすすめできることではありません。猫がよく鳴くことで隣人とのトラブルになったり、飼いきれなくなり捨ててしまうということも最悪の場合起こりうるからです。このようなことから、猫を飼うにはその種類特有の性質についてある程度理解して、飼育するという姿勢が飼い主として求められると言えるでしょう。
4. 常識を守れない人
猫の健康を守るために動物病院の存在は欠かせませんが、中には飼い主として自分の猫はもちろん、周囲にも常識的な配慮できない人もいるそうです。例えば動物病院に来るのに猫をケージに入れないで通院し、院内を猫が歩き回っているのに平気でスマホを閲覧しているという人もいるようです。
病院には自分の猫だけでなく、同じ猫や犬などの他の動物もいるのでケージに入れず歩き回らせるのはトラブルになってとても危険です。このような人は猫も危険にさらすことになりますし、周囲の人にも迷惑をかけてしまいますので、飼い主としての資格はないと言わざる得ないかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?猫を飼うには様々な飼い主として満たさなくてはいけない資格がありましたね。厳しいようにも思えますが、猫は生き物ですから飼い主としてその一生を預かるという責任を負わなくてはなりません。
このようなことから今回の記事で挙げた飼い主としての資格もやはり問われてくるものの一つと言えるのではないでしょうか。