休んでもいいのか?肯定・否定それぞれの意見
ペットの忌引きに対しては人それぞれ考え方が異なります。どのような意見があるのか具体的にみてみましょう。
休んでもいい、肯定的な意見
- つらい気持ちで仕事をするよりは休んだほうがいい
- 葬儀などで忙しいため休むのはあり、正直に言っていいと思う
- ペットは家族なので、会社がそういう仕組みをつくるべき
- 有給休暇であればどんな理由であっても休んでいい
休んではいけない、否定的な意見
- いきなり休まれるのは困る、仕事が滞ってしまう
- たかがペットで休むのはおかしい、モラルにかけると思う
- 親族が亡くなっても無理して出勤する人もいるのだから出勤は当然
- 反論する人もいるので、嘘でもいいからペットの死を理由に休まないほうがいい
いろんな意見があって当然ですね。経験や認識により考え方は異なるので、その意見を否定することは難しいです。しかし大切なものも人それぞれです。物であったりペットであったり信念であったり、ときとしてそれは自分の命よりも重いかもしれません。
意見が分かれるところではありますが「常識がない」「冷たい人間」などと罵るのではなく、まずは双方の考えを理解するところから始めてみましょう。
休む場合の伝え方や配慮
ペットの死を理由に休む場合、それを批判する人もいるということを知っておかないといけません。今後の人間関係にも影響を及ぼしかねないので、上手に伝える必要があります。
周りの理解がある場合
正直に忌引きの理由を話して休暇をとる人います。なかには、「どう思われようと家族だから!」「後ろめたいから・・・」といった理由で正直に話す人もおられるでしょう。
周囲の理解を得るためには、事前にペットを飼っていることや大切な存在であることをアピールしておくと良いかもしれません。休暇をいただいたら感謝の気持ちを伝え、出勤後は誠意をもって仕事に当たりましょう。
周りの理解を得られそうにない場合
正直に話した場合の批判的な意見が気になるときや、今後の仕事や人間関係に影響が及ぶことが予測される際には、他の伝え方をしましょう。伝え方としては「体調が優れない」や「身内に不幸があった」などです。
ペットロスの経験者には理解できると思いますが、ペットの死によりうつ病を発症する人もなかにはいます。精神が不安定な状態での仕事はミスも増えてしまいます。そしてペットを家族と捉えるならば、ペットの死は身内の不幸だといえます。誰が、というのは事前に考えておくと良いでしょう。
否定的な意見にあったように「嘘でもいいからペットの死を理由にしないでほしい」といった意見や今後の仕事に配慮して、ことを穏便に済ませることも大切だと思います。
休めない場合の葬儀はどうする?
仕事の繁忙期や上司や同僚の関係上など、どうしても会社を休めないときもあるでしょう。そういった場合はどうしたらよいのでしょうか?
実はペットの葬儀も多様化しており、そのような人たちに合わせて葬儀が行われているところもあります。具体的には、仕事の休日に合わせてくれたり、仕事が終わった夜に火葬をしてくれるなどです。また代表者のみの立ち合いでも、テレビ電話を通して見送ることが可能なところもあるようです。
ずっと一緒に過ごしてきたからこそ、最期まで一緒にいて見送りたい、そんな飼い主の声に応えた葬儀業者も増えてきているようですね。
まとめ
ペットの忌引きについては肯定的な意見もあれば否定的な意見もあります。どちらが正しいとは断言することはできませんが、その人の大切なものを否定することは誰にもできないでしょう。
対象が例え犬や猫などのペットであっても、純粋に“大切なもの”を失った悲しみを想像してほしいです。そして休みをもらった場合には感謝をして、自分の休みを補ってくれた仲間へ恩返しができるようにと仕事に勤しみましょう。後悔をしないように、そして会社の人への配慮も忘れずに行動しましょう!