死んだ猫が行きつく場所「虹の橋」とは?

死んだ猫が行きつく場所「虹の橋」とは?

「虹の橋」という言葉を聞いたことはありますか。亡くなってしまった猫ちゃんがその後どこへ向かうのかを伝えている詩です。どのようなものなのかを調べてみました。

虹の橋について

虹を背景に座る猫

愛猫とはどんなに幸せな時間を過ごしたとしても、いつかお別れの時はやってきます。それを分かった上で飼うことが飼い主さんには求められますが、それでもなかなか受け入れられない気持ちも当然あるはずです。

亡くなってしまった愛猫を悲しみ、ペットロスから立ち直れない飼い主さんに向けて優しい詩を残してくれた人がいます。それが「虹の橋」と呼ばれる散文詩。

誰が作ったのかは不明ですが、ペットロスから立ち直るきっかけをくれる優しい詩ですので、ぜひ知っていただければと思います。

『虹の橋』は亡くなったペットの向かう場所

上を見上げてる猫

『虹の橋』とは、亡くなってしまったペット達が向かう場所について語る詩のことです。

「ペット」という意味ですので、猫ちゃんに限らず全てのペットとして飼われた動物達を指します。

死んだ者は天国に向かうというのが一般的に知られていますが、この詩の中では、ペット達はまず天国の手前にある「虹の橋」に向かうと言っています。

そこには草原が広がっており、病気で亡くなった動物も元気に走り回っている環境だそう。

そして飼い主さんも自分の人生を全うしたときに、その場所で自分のペットと再び出会う事ができるそうです。

このような言い伝えがペットロスを経験した世界中の飼い主さんの心の支えとして伝わっています。

『虹の橋』の詩の由来

草原にかかる虹

実はこの『虹の橋』の詩は、作者不明でいつ頃作られたのかもはっきりと分かっておりません。

大体1980年から1990年前半に作られたもので、アメリカで最初に広がり、その後日本にも伝えられたとされています。

また虹の橋のような物語を示す宗教も存在しないのですが、北欧神話にだけ神様が人間の住む世界へと向けた虹の橋が出てきます。「ビフレスト橋」という名前で登場しますが、これが一番「虹の橋」に近い言い伝えだとされています。未だに原作者も定まっていないため、謎の多い面も存在しているのです。

詩の内容

見上げる猫

虹の橋の詩の内容をご紹介します。詩は第一部から第三部まであり、第一部の内容が多くの人に知られています。ここではその第一部のみご紹介します。

虹の橋は天国へ行く道の手前にある場所。愛されていた動物たちが亡くなった後で向かいます。

草原や丘のあるいつもお天気の良いその場所には、食べ物や水も十分にあり、病気や老いで亡くなった動物たちも健康に戻って、みんなで元気に走り回って過ごしています。

満ち足りたその場所で、動物たちの唯一の不満は自分を愛してくれた人と会えないこと。

でもその人もいずれ、虹の橋にやってきます。そこで愛する人と再会した動物は抱き合い、二度と離れ離れにはならないのです。

ふたりは一緒に虹の橋を渡っていきます。

まとめ

虹を見ている猫

愛するペットとお別れをするとき、どうしてもネガティブな気持ちになってしまいます。

でもこの詩は、また「虹の橋」で会えると思い前向きに生きていく気持ちにさせてくれます。

どんな慰めの言葉よりも心に染みわたる詩ですので、ペットロスを経験された方はぜひ読みこんでみて下さい。

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