縦置き派と横置き派

箱に入る猫といえばたいていそこに置かれた箱で丸まって寝ている、または満足そうにみっちり詰まっている、そんな姿が目に浮かぶと思います。
しかしその他に横置きの箱に入るのが好きな猫もいます。

どちらが好きなのかは段ボール箱を縦横両方の向きで置いてみるとすぐ分かります。どちらも入ると思いますが、くつろいだりいつも入ったりする方が好きな向きです。
好きな向きが分かったら、置いてある箱をその向きにしたり、縦置きが好きな猫なら洗濯カゴのような深めのカゴなどを、横向きが好きな猫ならトンネルなどの遊具を置くと喜んで入ってくれると思います。
マット派とクッション派

次はマット派かクッション派か確認してみます。これも簡単です。いつも飼い猫が寝ている場所を確認してみてください。季節にもよるのですが、基本的にフローリングの上やぺたんこの台所マットの上ならマット派です。またマット派の猫は暑がりな子が多いようです。うちでも長毛の子のほうは暑がりでいつでもフローリングの上にいます。
逆に座布団や膝の上、ふかふかの猫ベッドなどだったらクッション派です。クッション派は短毛で寒がりな猫が多い印象があります。またなぜか分かりませんが、今まで飼っていた猫のうち日本猫系の雑種のメスはどの猫もクッション派でした。もしかしたら日本猫は普通に思われているよりも寒がりなのかもしれません。
せっかく猫ベッドを買ったのにどうにも使ってくれない、などという時は好みをよく見て合うように直してみてもいいかもしれません。たとえばマット派なら入っているクッションを取ってしまう、クッション派ならもっとふわふわなクッションに取り替える、などです。
猫ちゃんの好みを組み合わせてより快適に

ここまで分かったらそれぞれの好みを組み合わせて、いろいろなシーンで猫にとってより快適になるように工夫してみましょう。たとえば動物病院へ連れて行くときなどは、キャリーの中を快適にすることでうるさく鳴きわめいて迷惑をかけたり、やたらと神経質になって吐いたりなどの行動が少なくなります。
横向きでマット派の場合はキャリーに入れるときは横開きできるものにし、粗相の心配がない時は中の敷物は取ってしまうか薄いものにします。逆に縦向きでクッション派の時は上から出し入れするキャリーにして、中にも厚めのクッションを入れます。ただ汚されるかもしれない時は、ペットシーツの下に自動車用クッションのような平らなものを入れると安心かもしれません。
まとめ

簡単ですが猫の好みと快適さについてまとめてみました。ほかにも箱にはみっちり入る派か少しゆとりがあるほうが好きか、猫ハウスは潜る派かそれともつぶすのが好みかなど、猫によって様々です。
毎日見る飼い猫の何気ない行動で、それらが分かります。ちょっとだけ合わせてあげると猫も人間も快適で楽しい生活が送れると思います。