撫で過ぎ
猫は飼い主さんなどに撫でて貰って、ある程度満足すると今度は、「もういいにゃ!」となります。その時にはサインを出しているのですが、それに気がつかず撫で続けていると、噛んだり引っ掻いたりする場合が。
本当は教えてくれているのですが、撫でている人が気がついていないと、突然猫が激怒したように思えてしまうのでしょう。
猫の「もういいにゃ!」サインは、しっぽをバタバタと荒く動かしたり、耳を伏せたり(俗に言う「イカ耳」ですね)しますので、早めに察してあげてください。
痛かった
何かしらの原因で猫が痛い思いをすると、激怒することがあります。例えば、飼い主さんがしっぽを踏んでしまった、ドアに挟んでしまった、病院で痛い治療を受けたなどです。
治療は必要なことなので仕方ありませんが、しっぽを踏むなどの凡ミスは、なるべく防ぐようにしましょう。とは言え、音もなく忍び寄る猫ですから、足元にいる事に気がつかない事、ありますよね…でも、突然の激おこ猫に変身させないよう、注意して行きましょう!
てんかん
「突発性攻撃行動」や「激怒症候群」と呼ばれる、突然攻撃してくる病気があります。「てんかん」がこの病気の要因の1つではないか、と言われています。
突発性攻撃行動の特徴は、攻撃となるきっかけが一貫しておらず、威嚇もなしに突然襲いかかってきます。眠りが浅い時にてんかんの発作が起こりやすいので、そのような時に猫が攻撃してきたら、この病気の可能性が高いかも。今まで特に問題もなく過ごしていた猫にも、突如として起こり得る病気です。
興奮し過ぎ
マタタビや遊びなどで猫が興奮し過ぎて、猫が激怒したかのように攻撃的になることも。突然飼い主さんの手や頭などに噛み付いたり猫パンチをしてきたりと、驚くことも多いでしょう。
予防策としては、猫を興奮させ過ぎないように注意することです。マタタビは猫のストレス解消などに有効ですが、使う量や頻度には注意が必要です。
また、遊びも猫には必要な事ですが、エキサイトし過ぎると我を忘れて攻撃性が高まってしまいますので、適度に休憩を入れるなどして、猫の気持ちを制御しましょう。
争い
ナワバリ争い、発情期のメスの取り合いなどは、猫が突如として激怒する原因になります。完全室内飼いで去勢・不妊手術を受けている猫ではあまりお目にかからないかもしれませんが、この手の争いは結構壮絶です。
基本的に猫は、ケガを負う事を避けたいので争いごとは極力避ける傾向がありますが、ナワバリは獲物の捕獲に関わっていますので、譲れない争いになります。メスの取り合いも子孫を残す上で大事ですので、オス同士命がけの争いです。
完全室内飼いの猫であっても、窓の外に見知らぬ猫がいたら、ナワバリを守る為にこれでもかというくらい威嚇し、飼い主さんが何事かと思うこともあるでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ぽっちゃ / ♂ / 6歳 / 茶トラ / 6.8kg
猫が激怒すると、手がつけられなくなってしまいます。普通に暮らしていれば、猫がそこまで激怒することは少ないと思いますが、取り除ける原因は、取り除いて行きましょう。
病気が激怒の原因と疑われる場合は早めに受診して、診断して貰いましょう。お互いのためにもなるべく激怒は、避けるよう工夫して行きたいですね。