「ミケ」はお嬢様気質
ミケ猫はご存知のように、遺伝子の関係でほとんどがメス猫です。そのためか、お嬢様気質の猫が多いよう。甘えん坊な部分もあるものの、普段はツンツンしていて飼い主をシモベのように扱うところがあります。賢さもあり、どうやったらうまく飼い主を操作できるのか、心得ていそうです。
ミケと似た遺伝子を持つ「サビ」もメスが多いのですが、ミケより臆病でわがままな傾向にあるのだとか。柄が敬遠されがちなサビ猫ですが、飼ったことのある人はその奥ゆかしさと賢さに魅了されるようです。
個人的にはサビ猫の柄は、自然の神秘が詰まっているような気がするのですが…。機会があったらぜひ、家に迎えたい猫の1種です。
「キジトラ」は野性的
俗に「トラ猫」と呼ばれるキジトラは、イエネコの祖先と言われるリビアヤマネコに似ており、野性的な面があります。確かに筆者宅のキジトラを見ても、おもちゃにはすぐ反応しますし、行動がシンプルで分かりやすい傾向があります。
でも意外と、人懐こい面もあるようです。同じキジトラでも3タイプくらいに分けられる、と言う話もありそれほど人に懐かないタイプ、心開いた人にデレデレになるタイプ、最初からデレデレタイプがあると言われています。
「茶トラ」はおっとり
ほんわかとした雰囲気の茶トラですが、その雰囲気通りおっとりタイプが多いのが特徴です。初心者の方も飼いやすい毛色でしょう。
やはりその穏やかさからか、人気が高いです。また、茶トラの8割がオスと言われており、体が大きい傾向があります。オスは総じて甘えん坊が多いので、体は大きいけれども穏やかで甘えん坊、そんなギャップが人気の秘密かもしれませんね。
「白」は賢く、「黒」は甘えん坊
単色である白猫は賢い傾向があります。自然界の中では目立ってしまう白い毛色の為、過酷な環境下で生き抜く為に賢く、そして用心深い性格をしています。
一方で、心を許した人には甘えん坊になるようですが、独占欲も強いよう。ちょっと扱い、難しい?ですがその美しい姿には、多少の気位の高さがあっても許せそうな気がします。キジ白や茶白など、白の分量の方が多い場合は、白猫の性格の方が強いかもしれません。
同じ単色の黒猫は、甘えん坊な傾向があります。縁起が悪いと貰い手を見つけるのに苦労すると言われていますが、実際飼うとその魅力にハマってしまう飼い主さんは多いです。
因果関係はまだ不明…
毛色と性格の関係について、大学での調査は行われているものの、その因果関係はまだはっきりとしていません。遺伝子との関係と推測されていますが、猫が育った環境や周囲の人などとの関係によっても変化すると考えられますので、毛色と性格についてはあくまでも、その傾向があると思った方が良いでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:プリン、きな子、バニラ / ♂ / 雑種(ミックス) / 0.5kg
この毛色だから絶対にこの性格と言うのはありません。人で言う血液型占いのようなものなのでしょう。参考として考えておくと良いでしょう。経路にこだわるよりも、その猫自身の個性を認めてあげたいですね。