猫は帰宅を待っている?
猫ちゃんとある程度の時間を一緒に過ごしていると、飼い主さんが仕事から帰宅した時に玄関で待ってくれているような事があります。その場面に遭遇すると、嬉しいやら愛らしいやらで愛猫を撫でてあげたくなるかと思います。
しかし、飼い主さんが出かけるときには、声をかけても無視されていることはないでしょうか。飼い主さんとしては「寂しくないかな」といった心配があるのに対し、猫ちゃんは意外にも、出かけるときは居間でのびのびとくつろいでいたりする場面が見かけられます。帰宅する時だけ出迎えてくれる事から、実際には猫ちゃんはどのような感覚でいるのでしょうか。
特定の人を待っているのではないかも
家族で猫ちゃんを飼っていると、ある一人の家族が帰宅する時には待っているのに、他の家族が帰ってきても待たないという現象が見られることがあります。
それは「ある特定の家族を待っている」というよりは「いつもご飯をくれる人」「おトイレを掃除してくれる人」を待っている感覚に近い、と言われています。単独で生きる思考を持つ猫ちゃんにとっては、その辺りはドライな感覚といえます。
どのくらいから待つのか
猫ちゃんは自分の欲求が出てくると、「その欲求を満たしてくれる人」を探し始めます。お腹が空いた、遊びたいなどの欲求です。辺りを見回して見かけられないと「待つ」という心理状態に移行します。
外から聞こえてくる車のエンジン音や人間同士の話声などが聞こえてくると、玄関にスタンバイし始めるでしょう。猫ちゃんの心理としては「おかえり!待っていたよ!」というよりは「早くご飯の準備してよ!」という方が近いかもしれません。
抱っこを要求する時
帰宅してから玄関で、そのまま飼い主さんの足にゴロゴロ言いながら体をこすりつけてくる子もいます。そのような場合は、飼い主さんに素直に甘えているのかもしれません。猫ちゃんにも「寂しさ」はあると言われています。
飼い主さんが外出した後は健気に窓を眺めて、飼い主さんを見つけると玄関で待っているパターンもあります。その場合は飼い主さんとしても、きちんと留守番の役目を果たした猫ちゃんを褒めてあげる意味で、たくさん甘えさせてあげましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:そら / ♀ / ノルウェージャンフォレストキャット / 4kg
猫ちゃんの性質上、ドライな心理状態の時もあるかもしれません。しかしそれは飼い主さんとして、信頼しているからこその行為であるともいえます。
いつもお世話をしてくれている飼い主さんを求めていることには変わりがありませんので、飼い主さんとしても、今まで通りコミュニケーションをとりつつ、お世話していきましょう。その積み重ねは信頼関係を築く上で、必要なものであるといえます。