猫のストレスとなる要因とは?
「こんなことが!?」と思うような小さなことでも、猫にとってはストレスとなることがあります。
たとえば
- 新居に引っ越しをした
- 同居人(赤ちゃん、ペットなど)が増えた
- 留守番時間が長い
- 猫同士、仲が悪い相手がいる
- 工事などの騒音がうるさい
- キャットタワーなど、遊ぶものがない
- 落ち着く居場所がない
- トイレが汚い
などです。
まずは猫にとってのストレスを知り、第一にそれを除去できるよう心がけましょう。
猫のストレスサインを見逃さないで
猫がストレスを抱えると、それは行動に現れます。
- 食欲がなくなる
- あまり鳴かなくなる
- 八つ当たりをするようになる
- 嘔吐や下痢をする
- 毛づくろいをしなくなる、回数が減る
- または、グルーミングをやり過ぎてしまい体の毛が抜ける
- 粗相をするようになる
- 自分の足や尻尾を強く噛み続ける
人間の言葉を話すことができない猫は、飼い主がそのサインに気づいてあげることが大切です。病気を患ってしまう前に、早めに気づき改善策を考えましょう。
猫がストレスを発散できる遊び
猫のストレス発散方法は、遊んで運動をさせること、落ち着くことのできる居場所を作ってあげること、良質なフードを与えることなどがあります。そのなかでも、遊ぶことはストレス発散のほかに、コミュニケーションをとることができる、運動不足が解消するなどのメリットがあります。
おもちゃを使って遊ぶ
猫は狩猟本能から、獲物を狙って捕まえることを得意としています。その習性を遊びに取り入れ、獲物(おもちゃ)を使って存分に体を動かしてあげましょう。
予想のつかない動きや、カシャカシャと音が鳴るもの、いきなり陰から飛び出てくるものなどを猫は好むので、工夫をしながら遊んであげると良いです。遊ぶときには、猫は目一杯に飛びかかってくるので、壊れにくいおもちゃを選びましょう。
ダンボールや袋を使って遊ぶ
猫はダンボールや紙袋などが大好きです。それは、猫はもともと草むらなどの茂みに身を潜めて生活をしていたからです。そのため、ダンボールや袋の中に入ることで安心することができます。
また、ほら穴などに住む小動物などを捕って暮らしていたので猫は「もしかしたら獲物がいるかも!?」と思い、ついつい覗きたくなるようです。ダンボールや袋を用意してあげ、おもちゃと組み合わせて遊ぶのも良いかもしれません。
キャットタワーで上下運動をさせる
運動不足はストレスの原因にもなります。狭い部屋では猫も運動不足になってしまうので、キャットタワーやキャットウォークを設置することをおすすめします。猫は上下運動が大好きなので、すぐに慣れ運動不足も解消するでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ジジ / ♀ / 2歳 / アメリカンカール / 3.8kg
猫は繊細なため、小さなことと思われることでもストレスを抱えてしまいます。「静かに落ち着いている」と思われても、実はストレスで動きが鈍くなっているのかもしれません。
普段の様子と比べながら、なにか変わったことがあったら「病気」「ストレスの有無」「環境の変化」にも目を向け、改善できる点から変えていきましょう。