1. 「いい男いないかしら」メス猫の発情期
メス猫は発情期を迎えると、高い声で鳴き地面に体を擦りつけることで自らのフェロモンを放出します。落ち着かない様子や、昼夜問わず高い声で鳴いている、お尻を高く上げ伏せをした姿勢をとるなど、普段とは明らかに違った様子がみられます。
体を擦りつける仕草が猫のくねくねダンスに見えてしまいますが、可愛いなどと言っている場合ではありません。飼い猫で外に出ることができない発情中の猫は、とても辛くストレスを抱えてしまいます。
避妊手術をすることで生殖器系の病気を防ぐこともできるので、たとえ1匹飼いでも検討してあげましょう。
2. 「気持ちいい」匂いを嗅いで興奮している
猫は自分の好きな匂いを嗅ぐと興奮します。たとえば、マタタビであったり次亜塩素系の洗剤、飼い主の靴下や洋服の場合もあります。好きな匂いを嗅ぎことで気持ちよくなり、酔ったようにくねくねするわけです。
しかし、マタタビや次亜塩素系洗剤は取り扱いに注意しなければなりません。注意事項は必ず目を通しておきましょう。
3. 「構ってよ!」遊びに誘っている
飼い主に構ってほしい、甘えたいときには、猫は仰向けになりゴロゴロとお腹をみせて誘います。まるで確信しているかのようにくねくねと体を逸らせる姿は、飼い主のハートを射抜きます。こういった場合には、しっかりと猫の気持ちに応えてあげ構ってあげましょう。
4. 「あ~、痒い」背中を掻いている
猫は足を使って自分の背中を上手く掻くことができません。よって、地面に擦り付けることで痒みを和らごうとします。この場合には、飼い主はブラッシングをしてあげるのもよいでしょう。
しかし、ここで注意してみてほしいのは猫がくねくねをする頻度です。あまりに頻繁に掻く仕草がみられる場合には、背中の傷や寄生虫が原因であることもあります。皮膚の状態や痒みの強さ、頻度を観察し、異常にも早く気づいてあげましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ラブ / ♂ / 8歳 / 雑種(ミックス) / 6kg
柔軟な体をもつ猫のくねくねダンスはとっても可愛くみえるものです。構ってほしいなどの猫の可愛い一面がみえることもあれば、猫のストレスや病気が隠れていることもあります。
猫がくねくねをする理由を知ることで、そのときの猫の気持ちを推測することができます。飼い主はその理由に応じて上手に対応してあげましょう。