猫は20種類前後の声を出すことができる
最近では、猫は鳴き声を約20種類前後、出せることが分かっています。また、失明していて音にひときわ敏感なある音楽家が、なんと猫の声は100種類前後の異なる音で構成されていると言っています。猫はベーシックな音声をミックスして、メッセージにしているのです。
猫社会はサウンドコミュニケーションが役に立つ
元々猫は単独行動を好む動物なので、集団生活を好むワンちゃんほど、サウンドコミュニケーションは必要とされていません。しかしながら、親猫と子猫などファミリー内で気持ちを伝えあったりする時などは、サウンドコミュニケーションをしているのです。
とりわけ、音声による話し合いを必要としている時期は、子猫の時です。 お母さん猫を頼りとして生きているので、 何かと手助けしてもらうために子猫は、自分の気持ちを伝える必要があるのです。
猫の鳴き声は、大きく3つのタイプに分けられます。
大きく分けて3種類ある猫の鳴き声
1.通常の鳴き声
「ニャー」
一般的なリクエストを表す鳴き声であり、 自分に関心を持ってほしいときや不満な時、又はお腹が減っている時に出す声。
「ニャオーン」
ことさら強めの要求をあらわす時の、ありありとした鳴き声。
2.ストレスを感じている時の鳴き声
「シャーッ」
プレッシャーをくわえる時に出す鳴き声。
「ギャー」
用心している時の吠えるようにうなる鳴き声。
「ギャアオー」
攻撃する時やピンチを感じ取った時に出す鳴き声。
「ギャオーン」
交尾をする時に叫ぶ鳴き声。
「ンニャーオ、ンニャーオ」
繁殖のシーズンに鳴きながらウロウロする時の鳴き声。
3.独り言を言うような鳴き声
「ニャッ」
驚いて思わず出してしまう鳴き声。
「ゴロゴロ」
くつろいでいる時や授乳している時に安心していることを伝える鳴き声。
「チッ!カチカチ」
窓際の向こうで小鳥などを見つけた時に、捕まえたいのに捕まえることができない、ムシャクシャした時のの鳴き声。
「チッ!チーッ」
お母さん猫が赤ちゃん猫に呼びかける時の鳴き声。
まとめ
今回は猫の鳴き声には、3種類のタイプがあることを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。私たち人間やオウムなどはよく喋りますが、 ネコ科の動物は話すことが苦手です。
しかしながらペットとして飼われている猫は、 声を出して思いを伝えようとします。一般的に声は、学習によるところが大きく、飼い主さんが猫に度々話しかけたりしていると、声で思っていることを伝えるようになります。