最期の瞬間も穏やかに···猫のQOL(クオリティオブライフ)を考える

最期の瞬間も穏やかに···猫のQOL(クオリティオブライフ)を考える

最近注目されつつある、QOLと言う言葉をご存知でしょうか?聞きなれない単語ですが、理解すれば考え方も変わるのではないかと思います。猫にも置き換えられるQOLについてまとめてみました。

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猫のQOLについて考えよう

眠る猫

QOLって何?

クオリティオブライフとは「生命の質」「生活の質」と言う風に訳されています。人間だけの問題ではなく猫にも置き換えられるひとつの課題とも言えるでしょう。

高齢になれば誰にでも必ず「死」は訪れます。死が近づく時に、介護や看護が必要になってきます。その時に、猫の生活や精神的に満足できる環境を考えていくことが、重要になってきているのです。

猫本人の気持ちを尊重し、理解してあげる事が必要なのです。QOLは、主に医療や福祉の分野で使われる言葉のようです。

QOLの高低

QOLは、患者の状態をはかるための指標のひとつだそうです。

QOLを高低と表し、生きがい、活力、満足度を判断材料とします。

猫に生きる気力があるか、猫が生きがいを感じているか、日々の生活に満足出来ているかなどから、生きがいが感じられるようにしてあげる事を「QOLの向上」と言います。

反対に、猫が日々の生活に苦痛を感じているなら「QOLの低下」と言うようです。

今までの医療は、病気を治すことを中心としてきました。そのため、病気からくる症状だけを重視して、QOL低下材料と見極めていたようです。

しかし現在では、患者の状態を判断するには、病気の進行度とQOLの高低要素も重要な事として見直されるようになりました。

ここ最近、QOLが重要に考えられるようになり、正しい生き方や苦痛を感じる生き方が軽減されるように、議論されだしたそうです。

猫のQOLを考えた選択肢

歩く子猫

猫が幸せと思えるか

QOLは、日常の生活面でも向上させる必要があります。ストレスを苦痛に感じたり、活力がなければQOLが低下していると考えられます。

猫が病気にかかった時に、猫が幸せと思えなければQOLは向上出来ていないことになります。動物の医療も進化していますが、治療が順調に進んでいても、猫の気持ちに生きようという活力が失われていては意味がありません。

例えば、猫が病気で入院を繰り返す生活になった場合、治療が順調であっても、病院での生活にストレスや苦痛を感じていると、精神的な問題が解決できていません。

それは猫にとって、幸せな生活が出来ていないことなのです。

猫には選択肢がない

猫が病気にかかってしまった時に、猫にどのような治療を行うかを獣医さんと相談し決定します。

猫の場合は、飼い主が獣医さんと相談をしながら、決めて行かなければいけません。家庭によっては、どこまで猫に費やせるかで治療方針も違ってくるでしょう。

選択肢がない猫へ、少しでも穏やかに暮らせるように、ストレスや負担をかけない選択肢を選んであげたいですね。

安楽死という選択肢

病気の重さには、長期の療養が必要な病気、消耗が激しい病気など、治療を進めるべきか悩むべき問題に直面するかも知れません。

安楽死とは字のごとく苦しみや痛みのない「安らかな死」を意味します。安楽死は主に猫の病気が治る見込みがなく、水やご飯が食べられなかったり、痛みや苦しみが続く時に考えるでしょう。

安楽死については賛否両論ありますが、病気で苦しむ愛猫に最後は安らかに眠ってもらうか、残された命が尽きるまで最期まで共に過ごすのか、長年連れ添った愛猫が何を望むのかを感じ取れるのは飼い主さんだけです。納得した答えが出せたのであればどちらが間違っているという事はないでしょう。

猫が満足できる選択肢

箱から顔を出す猫

このような事から、猫の人生は飼い主が決定しなければいけないものの、猫が満足できる選択肢をしていけるようにしましょう。

病気と闘っている猫の姿に、飼い主がどのように映るのかを、感じとってあげないといけません。猫が生きようとしているか、猫がもう辛くてしんどいと訴えているのかを、理解してあげれるようにしたいです。

そして、猫の安楽死という選択肢を選んでしまえば、やり直しが効かないという事です。迷いがあるならしっかりと決断できるまではしてはいけません。後悔しないように納得いく答えを導いていきましょう。

まとめ

眠る猫

猫のQOLについて説明させて頂きました。聞きなれない単語に難しいようにも感じますよね。

QOLが重要視されだしたのはここ最近だそうですね。QOLをあげる生活を心がけて行くのは、人間も猫も同じなのです。何となく生きているよりは、目標を持って生きる事が大切なのです。

QOLで注目することは、精神面と生活面の豊かさと、自己が幸せと感じる概念であると言うことなのでしょう。