猫が口呼吸をしている時に考えられる病気とその対処法

【獣医師監修】猫が口呼吸をしている時に考えられる病気とその対処法

猫は基本的には鼻で呼吸をします。激しい運動をした後や興奮状態にある場合に口呼吸になることもありますが、まれに口呼吸をする習慣のある猫ちゃんもいるようです。もし急にハァハァと口呼吸をし出したら病気の可能性があるので要注意です。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫が口呼吸をしている時に考えられる病気

熱中症対策

猫が口呼吸をしている時に考えられる病気には以下のようなものがあります。

  • 熱中症
  • 喘息、気管支炎
  • 猫風邪
  • 肺炎
  • 膿胸
  • 肺水腫
  • 甲状腺の疾患
  • 横隔膜ヘルニア
  • リンパ腫

この猫が口呼吸をしている時に考えられる病気の中から代表的なものを解説していきましょう。

熱中症

対処法
  • 日陰に移し、直射日光を避ける
  • 濡れたタオルで体を拭き、少しでも体を濡らす

猫は暑さに強い動物ですが、夏に散歩に出る飼い主さんも多いことから、ついつい気が緩んでしまいがちですが、真夏の日中などでは、熱中症の危険性は頭に入れておくべきです。

そして、そんなときこそ、体温上昇に伴い、激しい口呼吸が起こりやすいのです。体温が40℃以上と、急上昇しやすくなる時に口呼吸は起こり、他の熱中症の症状としては、口からよだれが流れ出したり、目の粘膜が充血したりといったことがあります。

口呼吸してないかなど、なるべく猫の呼吸には敏感に気づいてあげて、早急に対処するようにしましょう。お散歩前に、猫ちゃんのための飲み水やタオルを用意してあげるのも忘れないでくださいね。

おかしいと思ったときに体温を測れるように猫ちゃん用の体温計を準備しておきましょう。体温は肛門に体温計の先端を1cmほど入れて測定します。平熱は38.5度前後です。

喘息

猫の喘息
対処法
  • 口呼吸が30分以上続く場合は病院へ
  • タバコやハウスダストなどで発病する可能性がある

人間と同じく猫ちゃんにも「喘息」があります。
猫の喘息が起こる原因は、気管支の炎症です。炎症によって気管支が腫れ上がり、肺へ空気を取り込みづらくなります。そのため、それを補助するために舌を出してハァハァと犬のような口呼吸をするようになるのです。

人間の場合、気管支炎の時に似たような症状が見られますが、猫の場合、喘息の可能性が考えられます。口呼吸は30分ほど続く場合は獣医さんに診てもらい、対症療法を受けることが先決でしょう。酸素吸入や、投薬などで口呼吸の症状が軽減、改善に向かうことが多いようなので、慌てずにお医者さんを訪ねるようにしましょう。

また、喘息の原因としては、タバコの煙やハウスダスト、掃除用洗剤や芳香剤など、様々な要素があげられますので、普段から猫ちゃんの健康にやさしいものを使ってあげることを心がけるのが、苦しそうな口呼吸を伴う猫喘息を避けるための方法といえますね。

猫の口呼吸から考えられるその他の病気

カルテ

猫が口呼吸をしている時に考えられる病気で、その他には以下のような病気が考えられます。

  • 猫風邪
  • 肺炎
  • 肺水腫
  • 甲状腺の疾患

他にも口呼吸が特徴の病気は多く、様々な病気が口呼吸を伴います。猫が口呼吸をする場合は直ぐに獣医さんの診療を受けるべきでしょう。

猫が口呼吸をしている時のまとめ

猫の口

猫は体温があがっていたり、呼吸がしづらい時などに口呼吸をしている事が多いです。猫が病気になっても症状が表に出づらい場合が多く、飼い主さんが気がついた時には重症になることも。口呼吸で苦しそうにしている場合、症状が重い事がありますので少しの変化も見逃さずに普段から猫ちゃんを観察しましょう。

猫が口呼吸をしている様子は、とても苦しそうで、飼い主さんも思わず慌ててしまうことと思いますが、まずは飼い主さんが落ち着いて対処してあげるのが何より猫ちゃんのためです。

普段から住環境を整え、外出の際には準備を整えると共に、どんなときも猫ちゃんを思いやるという気持ちを忘れないようにしましょう。口呼吸しているなど、様子がいつもと違うときにはできるだけ早く動物病院を受診しましょう。

女性 にゃコロ

犬は普段から"ハァハァ"と口呼吸している姿が当たり前ですが、猫が普段の生活で口呼吸している姿はありません。
猫は口を閉じて、まったり寛ぐ姿が日常なので、逆に"ハァハァ"と口で息をしている時は、見るからに違和感を感じますし、猫自身相当苦しいのだと見受けられます。
我が家の猫は空咳をする事があります。
気になって獣医さんに症状を聞いてもらった時、普段から苦しそうに口で呼吸してる事あるかな?と確認されました。
その症状は無いです。
と答えた時の獣医さんの安堵の表情で、知識の薄い私にも猫の口呼吸の緊急性を感じ取れました。熱中症や喘息以外にも、口呼吸から発見出来る病気は様々です。
愛猫が苦しそうにしているのであれば、すぐにでも病院へ連れていくか、お電話で正しい対処方を聞いて対応してあげて下さい。

40代 女性 かえで

 猫ちゃんの中でも、飼ってきて特に忘れられないねこちゃんがいます。
その猫ちゃんは、公園で拾った猫ちゃんで、泥水を飲んで暮らしていたようです。
 母乳も飲んでいなくて病気にばかりなり、獣医さんに一年生きるのは無理だろうといわれていたのです。
毎日、獣医さんに連れていき点滴してまらったり注射してもらったりして、6年生きてくれましたが、癌になり半年間たたかいました。しこりが体にできて痛いときはシャーといいましたが、かわいそうなので寄り添ってあげました。脳に転移してしまいましたので、感情がコロコロかわって噛まれたり色々と大変でしたが病気がそうさせているので家族全員我慢して看病しました。
 ある日に口で呼吸していてすぐに獣医さんに連れていきましたら、血圧が下がっていて腹水がたまっているといわれました。
みんなで覚悟しました。
しっかりみんなで看とりました。
特に忘れられない猫ちゃんになりました。 

40代 女性 なち

祖母の猫ちゃんが去年、熱中症になり口呼吸していました。すぐに、獣医さんに診ていただくと体を冷やして下さり点滴を受けました。すぐに呼吸も整って元気になりまして安心しました。ぼーとしていた意識もしっかりして私たちを見て喜んでくれました。家に帰ったあとも部屋を涼しくしていました。ですが、猫ちゃんはクーラーがきらいみたいで部屋の隅の自然な風がくる場所へ移動しました。気持ち良さそうに過ごしていました。口呼吸することなく元気になりました。