猫があったかい理由3つ
1.猫の平熱は人間よりもあったかい
- 大人の猫の平熱は、37.7℃~39.2℃
- 子猫の体温は、36.1℃~37.8℃
猫の体温は、人間よりも高いのであったかいと感じるようです。猫の脳の中には、体温調節中枢があり、平熱と呼ばれる温度が37.7℃~39.2℃と設定されています。
子猫の体温は少し低く、36.1℃~37.8℃ほどで保たれています。猫の体温は、人間の体温に比べると2~3℃ほど高いのです。
猫の場合人よりも平熱が高いことが、猫を抱き抱えたり、猫と一緒の布団で寝たりするとあったかいと感じる理由です。
2.体温の放出を避けようとする
猫は暑いと涼しい場所に行き、身体を冷やすようにし、寒いときは体内の体温が逃げないように布団や暖かい寝床で、体温の放出を食い止めようとします。
猫は体を丸くして体を小さくし、被毛を利用して体温を外に出さないようにするそうです。そのことがより人にあたたかいと感じさせる理由の一つにもなっています。
3.冬に備えて準備している
猫の体は、冬に備えて被毛があたたかい冬毛にかわります。そして、さらに食べ物や食べる量を増やして、皮下脂肪を厚くし、熱を逃がさないようにするようです。猫をあったかいと思う理由は、寒さを凌ぐために必要なエネルギーを蓄える体作りをしていることもひとつです。
猫のあったかい所
眠いときの耳はあったかい
猫が、ご飯を食べた後や日中に、眠くなるとあったかいと感じます。猫の体だけじゃなく耳や体の表面が熱くなっているときは、眠たいのサインかもしれません。
また、興奮すると耳や鼻が真っ赤になり、体温が上がっている可能性があります。猫があったかい理由には、眠いというものもあります。
ふわふわのお腹はあったかい
猫のお腹は、ふかふかしていて気持ちがいいですよね。顔を埋めてしまうとお腹は、とてもあったかいのです。
被毛の少ない所があったかい
毛の少ない頭やおでこも意外とあたたかい部分です。猫が汗をかく肉球も、あったかい所です。猫が眠っているときは、毛のあまりない耳や肉球から体温を感じるので、あったかいようです。
猫があったかい所にいるときの注意点
やけどに注意する
冬の防寒グッズは、ストーブやヒーター等があります。猫が寒いと感じたら、あったかい所に移動するので、やけどに注意が必要です。ストーブやヒーターのあったかい場所の前に、寝転んでいるときに、尻尾をやけどすることがあるので気をつけてあげましょう。
また、湯たんぽやカイロ等も、猫の体に直接あてると、やけどしてしまうので注意しなければいけません。
脱水症状に注意する
猫はコタツの中が好きですよね。暗くて囲まれている上に、あったかいとなれば、入らずにはいられません。ご飯を食べる以外は、ほとんどコタツに入っている猫もいるくらいです。
しかしコタツに長時間入っていると、脱水症状を起こしてしまう可能性もあるので注意が必要です。猫が暑いと感じたときには、体の水分が奪われていることもありえます。空気の出し入れをしたり、電源を切ったりするなどしてあげましょう。
踏まないように注意する
猫はあったかい所を探すのが上手です。猫が見当たらないときには、布団やベッドの中に潜り込んでいることがあります。知らずに踏んでしまうことのないように注意しましょう。
一緒に寝るときに注意する
寒いと、あったかい場所で猫も一緒に寝たがるようです。飼い主さんが布団にいると入ってきたり、先に布団をあっためてくれたりしているときもあります。
猫と一緒に布団に入るとあったかいですよね。しかし、猫が暖房の代わりになるからと言って、無理に抱きしめたり寝ている所をしつこく触ったりするのはやめましょう。せっかくあったかい所でリラックスしているのに、嫌がってどこかに逃げてしまいます。
猫用グッズ(ヒーター)に注意する
猫用の季節に応じたペットグッズがあります。冬は寒さ対策に、あったかいベッドや周りが囲まれた寝床を置いてあげると喜んでくれます。そして、ペット専用のあったかいマットやホットカーペットもあります。
温度設定は猫用に低めにしてあり、自動で温度が調節できるものが多いのですが、低温やけどすることも考えられるので注意が必要です。特に、子猫や老猫は注意しましょう。直接あったかいマットに触れるよりも、タオルや毛布を敷いてあげる方がやけどを防げます。
猫があったかい理由をまとめると
猫ってあったかいと思う理由は、人間よりも平熱が高いのであったかいと感じることと、体温を外に出さないようにしていることであったかいと感じるのです。
あったかい所に行き、体を温めたり、猫同士で体を寄せあって熱を伝え合ったりする等の体温調節をするのです。
猫はあったかいので、寒い季節に一緒に寝ると、寒い冬も乗り切れそうですね。
40代 女性 なつき
冬場は、こたつの中にいることが多いので出てきてもしばらくは、お腹が暖かいので触ってしまいます。猫ちゃんが、こたつに入っている時には、電源を切っています。そのかわりに、毛布を下に敷いて暖かくしています。
猫ちゃんが脱水にならないように、時々こたつの外に誘いだし、遊んでから水を飲ませます。
一度も、脱水症状になったことがないので、これからも、気をつけてあげたいと思います。
出掛けるときには、こたつの半面のふとんを完璧にあげてからにしています。事故が起こらないように工夫が必要ですね。