猫の政治家パーマストンさん
By Foreign and Commonwealth Office - Palmerston, CC 表示 2.0, Link
皆さんは猫の政治家パーマストンさんをご存じでしょうか。イギリスロンドンで誰もが知っている猫の政治家パーマストンさんは見た目の可愛さはもちろん、お仕事も重役を任されています。
そこでここでは、猫の政治家パーマストンさんについてご紹介させていただきます。
パーマストンさんとは
日本人の皆さんは「パーマストンさん」という猫の名前を聞くだけではピンと来ないかもしれませんが、パーマストンさんという名前の猫は、イギリスロンドンのホワイトホールにある「外務省・連邦省」でお仕事をする猫のことです。
そんな猫のパーマストンのお仕事は2016年4月にスタートしたのですが、役職はなんと「ネズミ捕獲長」です。
かつて猫は、ペットとしてではなくネズミ駆除用として飼育されていることもありましたが、パーマストンも同様にホワイトホールに勤めて素晴らしいお仕事を成し遂げています。
パーマストンさんの名前の由来
猫のパーマストンさん、その名前の由来はどのようになっているのでしょうか。
猫のパーマストンさんの名前は「パーマストン外交」が由来になっています。第三代パーマストン子爵ヘンリー・ジョン・テンプルが由来で、パーマストンさんという名前になりました。
パーマストンさんが採用されたきっかけ
猫のパーマストンさんが採用されたきっかけはどのようになっているのでしょうか。
実はネズミ捕獲長として仕事をこなしているのはパーマストンさんだけではありません。首相官邸ネズミ捕獲長という役職で「ラリー」さんという猫も活躍をされています。
パーマストンさんのツイッター
パーマストンさんは驚くべきことにツイッターもされています。これはネズミ捕獲長である「パーマストンさんの公式ツイッターアカウント」として運営をされています。
気になるツイートは英語や日本語で発信されており、一時日本でも話題になりました。
パーマストンさんのお仕事の成果
猫のパーマストンさんはネズミ捕獲長の役職の責任をきちんと果たしているのでしょうか。
猫のパーマストンさんは2016年4月に就任し、翌月に初めてネズミを捕獲しました。猫の狩猟本能は衰えることなく、一年半で「27匹」ものネズミを捕獲が目撃されています。
パーマストンさんの見た目
猫のパーマストンさんの見た目はとってもキュートなんです。
2016年に就任した当時、年齢は2歳でした。黒色とホワイトの2色模様でクリッとした目です。手足は黒色なのに手先足先のみがホワイトでとっても可愛らしい猫です。
猫のパーマストンさんのお仕事
猫のパーマストンさんのお仕事はどのようなものでしょうか。猫のパーマストンさんのお仕事についてご紹介させていただきます。
ネズミ捕獲長
猫のパーマストンさんが一番のお仕事は「ネズミ捕獲」をすることです。
外に出ることはなく、ホワイトホール内で室内飼いをされているパーマストンさんは、狩猟をしてホワイトホール内を過ごしやすい環境にしているのです。
くつろぐのもお仕事のうち
猫のパーマストンさんはネズミの捕獲だけが仕事ではありません。時には遊び、くつろぐ姿も見せて、ホワイトホール内の人々を癒しています。
しかし本来はネズミ捕獲長として就任した訳ですので、サボりすぎは猫のラリーのように解雇されてしまう可能性もあります。
ラリーは、ネズミの捕獲をせずにサボりすぎてしまい解雇された経験があるんですよ。
パーマストンさんにまつわる珍事件
パーマストンさんにまつわる珍事件もあるのです。猫のパーマストンさんはロンドン中を騒がせる事件を起こしたことがあります。
そこでここでは、パーマストンさんにまつわる珍事件についてご紹介させていただきます。
喧嘩勃発事件
猫のパーマストンさんは元々は野良の保護猫ということもあり、狩猟本能や縄張り意識は強い性格をしています。
就任をして数ヵ月した2016年7月に、パーマストンらダウニング街にて猫のラリーとにらみ合いをしているところが報道されました。そして8月にはパーマストンとラリーは猫同士の喧嘩をしてしまい、パーマストンは耳に怪我をしたこともあるのです。
この喧嘩勃発事件は、警察も出動する騒ぎとなりました。
行方不明事件
実は財務省に勤めるオス猫の「グラッドストーン」は行方不明になったこともあります。
グラッドストーンもネズミ捕獲長として仕事をしている猫なのですが、インスタグラムなどで活動もしています。その猫のグラッドストーンが行方不明になった当時、イギリスの財務省はパニックになり、大規模な捜索が行われました。
まとめ
By Foreign and Commonwealth Office - Palmerston, CC 表示 2.0, Link
パーマストンは、イギリスロンドンのホワイトホールで「ネズミ捕獲長」として仕事をしている猫です。
喧嘩勃発事件などを引き起こしたこともありますが、ネズミ捕獲の成績は優秀で、わずか就任一年半、目撃をしただけでも27匹のネズミを捕獲しました。今後のネズミ捕獲長パーマストンも気になりますね。