一軒家をリノベーション、古くて新しい古民家風カフェ
鎌倉大仏のほど近くにある一軒家カフェ
江ノ電長谷駅からバスに乗って8分ほど、鎌倉大仏で有名な高徳院の先に、鎌倉ねこの間はあります。
観光地の鎌倉とは一味違う様子をみせる、緑の中の住宅街エリア。山際に立つ古民家風の一軒家には、ひっそりと案内板が掲示されています。
もともとはオーナーが家族で住んでいたという一軒家。空き部屋となっていた2階部分を改装して、猫カフェをオープンしたそうです。
古材を再利用した広々とした空間
古材の太い梁でできた迫力のキャットウォークが印象的な古民家風の内装は、古都鎌倉ならでは。
玄関から2階へ続く吹き抜けの階段を駆け上って、猫たちはキャットウォークまでの6mの高低差を自由に行き来します。
壁一面に広がって日差しがたっぷり降り注ぐ大きな窓も、猫たちにとっては楽園のようです。
もちろん、人間が座る座るスペースも広々としています。
窓側のテーブル席の他に、ゆったりとした大きなソファ席もあります。
どの席に座っても、猫と一緒に日向ぼっこができそうです。
保護猫から家猫へ
獣医師の医事監修のもと検査を経た猫たち
店内には、常時10匹ほどの保護猫がのんびりとくつろいでいます。これらの猫は全て、獣医師の医事監修のもと、エイズ・白血病等の検査を済ませた保護猫たちです。
動物病院から引き取ったばかりの猫は、人間に慣れていないため高いところや人間の手が届かないところに隠れてしまうこともあります。
しかし、先輩猫やたくさんのお客様と触れ合ううちに、どの猫もリラックスした表情を見せるようになります。
オープンから着実に譲渡を
鎌倉ねこの間では、2016年10月にオープンして以来、月に約2頭のハイペースで保護猫と里親さんのご縁を繋いでいるそうです。
各テーブルに置いてある猫たちのアルバムには、これまで譲渡に結び付いたたくさんの猫たちの紹介を、写真付きで眺めることができます。
メニューは一流サロンレベル!?
ロイヤルコペンハーゲンのティータイム
猫カフェといっても、喫茶メニューは本格的!
こだわりの紅茶は、“ハーブの父”と称えられるフランスのモーリス・メセゲのハーブティー。
完全無農薬・無化学肥料で栽培されたハーブを使ったハーブティーは、その日の気分や体調に合わせて選ぶことができます。
紅茶を提供していただく食器は、なんとロイヤルコペンハーゲン。
猫がテーブルに飛び乗ったりして割れてしまわないか心配になってしまいますが、今まで一度も割ったことがないそうですよ。
猫と一緒に本格的なくつろぎのひと時を過ごしてほしいという、オーナーのこだわりが感じられます。
店内で作るできたてのお菓子
さらに、鎌倉ならではのお抹茶や、有機コロンビアコーヒーなどのドリンクには、店内で焼いた猫のシルエットのクッキーが添えられるのも嬉しいです。
充実のスイーツは、三毛猫の三色カラーをイメージした三毛猫シフォンケーキや、肉球スタンプがキュートなどら焼き。
オーナーが「食べたい!」と思うメニューを揃えているとのことです。
ついつい何度でも通ってしまう、不思議な魅力
人間がくつろぐことが、何よりの猫への援助
猫カフェでよく見かける募金箱ですが、店内にはそのような募金箱は設置されていません。というのも、保護猫活動に必要な資金源は、カフェ利用にかかる時間料金そのもの、というのがオーナーさんの考えだからです。
「家で猫を飼えないけど、保護猫のために資金援助をしたい」思ってくださるのであれば、ぜひ何度でもお越しいただいてゆっくりと猫たちとくつろいでください、とオーナーさんは話します。
猫カフェで運命の出会い
また店内では、地元の常連さんや県内外から集う他のお客様と、気さくに話ができるのも魅力の一つ。
話しているうちに、相手は自分が里親になった猫の保護主さんだった!なんていう偶然の出会いも起きるそうです。
猫カフェという場所を利用して、人と猫だけではなく、人と人との新たな発見や出会いにも繋がりそうです。
まとめ
猫のための遊び場と、人間のためのカフェが見事にマッチした空間『鎌倉ねこの間』。
鎌倉観光から少し足を延ばして、優雅な猫とのひと時を味わいに、ぜひお立ち寄りください。
鎌倉ねこの間
- 住所:神奈川県鎌倉市笛田6-9-7
- 電話番号:0467-40-5379
- 定休日:毎週月曜日と第2第4火曜日(定休日が祝日の場合は休まず営業致します)
- 営業時間:11:00~18:00(ラストオーダー17:30)
- 料金の目安 : 30分850円~/1時間1,350円~(1ドリンク含む)
- ホームページ:https://www.kamakuranekonoma.com/
※猫の譲渡等で臨時休業する場合があります。お出かけの際は、ホームページの営業カレンダーをチェックしてください。