猫の声がガラガラになる3つの理由と対処法

猫の声がガラガラになる3つの理由と対処法

この記事では、猫の声がガラガラになってしまう理由や原因、ガラガラ声になった時の対処方法、考えられる病気の詳細や治療法などについて説明します。

985view

監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫の声がガラガラになる理由

何かを訴える黒猫

猫も人間と同じように、からだに異変があると声が変になってしまうことがあります。愛猫の声が突然ガラガラになってしまったという場合は、以下のような原因が考えられます。

1.手術後に猫の声がガラガラになる

去勢手術や治療のための手術などを行った後に、かすれ声やガラガラとしたダミ声になってしまう場合があります。猫は人間と比べると何倍もからだが小さいです。

そんな猫にとって、手術というのは大きな負担やストレスがかかります。そのため、術後に抵抗力が落ちてしまい風邪などをひいたり、気管チューブの影響でのどや気管に軽い炎症が起こり、声もガラガラになったりと異変が見られることがあるのです。

ただし、手術後体調が回復すればガラガラ声の具合も自然と良くなります。手術後に異変があると、飼い主としてはとても不安な気持ちになりますが、ガラガラ声が回復するまではそっと見守ってあげましょう。

2. ストレスで猫の声がガラガラになる

猫はストレスを受けることによって体調不良を起こすことがあります。その症状のひとつとして、声がガラガラになることがあるのです。人間にとっては何とも感じないことが猫にとっては大きなストレスになることがあります。

特に猫は環境の変化に対して弱い傾向にあり、部屋の模様替えをしただけで体調不良を起こしたというケースもあるくらいです。他にも、猫にとって初対面の人間やペットが、同じ家に住み始めた場合も体調不良から猫の声がガラガラになる事があります。

3.病気で猫の声がガラガラになる

喉の病気や風邪などによって、声がガラガラになってしまうことがあります。人間が風邪を引いた時や扁桃腺炎になった時に声が荒れてしまうように、猫も病気によって声が荒れることがあるのです。

具体的にどのような病気で声がガラガラになるのかについては後述します。

猫の声がガラガラな時の対処法

辛そうな表情の猫

手術後に猫の声がガラガラになった場合

猫の声がガラガラになってしまった場合、手術後であるならまずは様子を見守りましょう。もし、いつまで経っても回復の様子が見られない場合は、他の病気や原因も考えられるため、動物病院に連れていって診てもらうことをおすすめします。

ストレスで猫の声がガラガラになった場合

また、手術などをしていないにも関わらず声がガラガラになっている時は、ストレスや病気を疑いましょう。大きな環境の変化があった場合は、一時的に体調を崩している可能性も考えられます。

様子を見ながら、必要であれば病気に連れていきましょう。環境の変化がないのに、声がガラガラになったり、他にも異変があった場合は早い段階で診察を受けることをおすすめします。

猫の声がガラガラになる病気

具合が悪そうな猫

先述したように、猫の声がガラガラになる病気はいくつかあります。

喉頭炎

喉頭炎とは、喉に炎症が起きる病気です。声がガラガラになるという点以外にも、咳が出る、首のあたりが腫れる、よだれが出ている、えづくような行動をとる、食欲がないといった症状が見られます。

喉頭炎が起きる原因はさまざまですが、異物を飲み込んだ場合や鼻炎、口内炎などが原因で引き起こされることがあります。病院に連れて行った場合、何が原因で喉頭炎になっているのかを突き止め、その原因に合った処置を行うのが一般的な治療法です。

猫風邪

横たわる猫

猫風邪とは名前の通り、ヘルペスウイルスやカリシウイルスなどが感染することで起こる猫の風邪のことです。声がガラガラになるだけでなく、くしゃみや咳、熱、黄緑っぽい目ヤニが出るなどの異変が表れるのが特徴として挙げられます。

人間の場合、風邪を引いても自然治癒しますが、猫の場合はそうはいきません。病院に行って、薬を処方してもらう必要があるため、回復を待つことはせず早めに病院に行きましょう。

気管虚脱

気管虚脱とは、本来ホース状であるはずの気管がぺちゃんこになってしまい、猫の声がガラガラになったり呼吸がしにくくなる病気です。猫よりも犬の方がかかりやすい病気ですが、猫がかかってしまう可能性はゼロではありません。

病院によっては手術などをしてくれる場所もあるため、猫の声がガラガラになった場合はまず、近所の動物病院などで相談してみましょう。

まとめ

布団で眠る猫

猫の声がガラガラになった場合は、原因を突き止めることが重要です。

ストレスのせいでガラガラになっているのか、病気のせいでガラガラになっているのか、様子を見ながら判断しましょう。

また、呼吸困難になっていたり、咳やくしゃみなどの異変があった場合は病気の可能性が高いので、早い段階で診察を受けることをおすすめします。

人気のキーワード