猫がムカデに刺された！主な症状と適切な対処法

猫もムカデに刺されるの？

猫もムカデに刺されます。ムカデをおもちゃとして遊んでいる時や捕食しようとした時、寝ている時などに刺されてしまうのです。ムカデの毒はスズメバチの毒に良く似ており、大変危険です。治療のかいなく、命を落としてしまう猫も。実は毎年、ムカデに刺されて亡くなる猫は少なくありません。軽視せず、適切な対応を行いましょう。

完全室内飼いの場合でも、ムカデは数ミリの隙間から、家の中に侵入してくることがあります。ですから、愛猫を外に出さないからと言って、安心はできません。十分気をつけて、ムカデ対策を行いましょう。

猫がムカデに刺された時の症状

猫がムカデに刺されると、以下のような症状がみられます。

• 刺されたところを気にする
• 刺された部分の腫れ
• よだれ
• 嘔吐
• 食欲不振
• 元気消失
• チアノーゼ
• アナフィラキシーショック

猫がムカデに刺されると、グッタリとして食欲がなくなることがあります。刺された部分が腫れますし、強い痛みを伴いますので、しきりに患部を気にするでしょう。よだれを垂らしたり、嘔吐したりすることも。ムカデに刺されるのが2度目の場合、アナフィラキシーショック（重度のアレルギー反応）が起きて命に関わることがあります。

猫がムカデに刺された時の対処

猫がムカデに刺された事が分かったら、動物病院を受診しましょう。患部を冷やすのは逆効果なので、行わないでください。猫がムカデに刺された時の治療法ですが、解毒剤はありませんので、炎症を抑えるなどの対症療法となります。

ムカデの毒は患部を、シャワーを使って43℃以上に温めると毒性が弱まる、と言いますが、猫が嫌がることもありますし、40℃位ですと逆に毒が活性化してしまいます。きちんと温められるか良く分からない時は無理せず、受診してください。

ムカデと猫の体の大きさによって、症状の重さが決まるそうです。一言でムカデと言っても多くの種類があり、中には20cm程度になるムカデもいます。特に子猫が噛まれると重症になりやすいですので、注意が必要です。

猫をムカデから守る方法

猫をムカデから守る方法ですが、まずはムカデを猫に寄せ付けないようにする事が大切です。ムカデはハッカ油が苦手と言われていますが、猫にもハッカ油は良くありません。ですから、ムカデを寄せ付けない作用があり、猫に安全な忌避剤を使う必要があります。

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本品は殺虫剤ではありません。ムカデなどの不快害虫を寄せ付けず、追い払うための液状の忌避剤です。 殺虫剤のように人体やペットに悪影響を与えない、きわめて安全な人畜無害の天然成分で作られています。

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害虫を寄せ付けず、追い払うための忌避剤です。殺虫剤のように人体や家畜に有害な物質は含まれていませんから小さなお子様もおられるご家庭でも安心してご使用して下さい。

上記のムカデシャットは、ヒノキを原料として作られた忌避剤で、猫にはもちろん、人間にとっても安全です。ムカデ以外に蛇も寄せ付けないのだとか。類似品が多く出回っていますので、ご注意ください。

猫の近くにムカデが現れた時

ムカデは非常に生命力が強く、グリグリと踏みつけても体が分断されても、生きている事があります。動かないから死んだと思って、手で掴もうとして噛まれてしまうケースも。ムカデを処分する時は手を使わず、必ずトングなどを使用してください。

実は殺虫剤も、あまり効き目がないのだとか。ムカデを退治する時は、ムカデを冷凍してしまうタイプのものを使うと良いでしょう。コスパ面では高くつくようですが、安全性を考えると、こちらの方が優れていると言えます。可愛い愛猫をムカデ被害から守る為には、まずはムカデを寄せ付けないようにするのが基本です。

猫がムカデを食べた時

猫がムカデをはじめとした虫類を食べるのは、良くある事です。なるべくムカデを愛猫に近づけないようにするのが重要、という事は既にお伝えしましたが、万が一愛猫がムカデを食べてしまっても、刺されなければ大丈夫です。もしムカデを食べた後に愛猫の様子がおかしくなったら、受診するようにしてください。

まとめ

プランターや植木鉢などの下に、必ずと言っていいほどいるムカデ。ご自宅で花や野菜を育てている場合は、特に注意してください。猫も飼い主さんもムカデに刺されないようにするには、とにかくムカデを寄せ付けないようにしましょう！もし刺されてしまった場合は、猫も人も、受診してくださいね。