猫がむせる6つの原因
人間がむせる時の原因で多い、食べ物や飲み物が別の気管に入りそうになったというものがありますよね。猫は実は身体の構造上そういった理由でむせることはあまりありません。それではどういった原因でむせるのでしょうか?
1.咳
猫はむせているというよりは、病気などの症状で咳をしていることが多いです。咳をしているタイミングでむせているように見えるだけというパターンが非常に多いです。咳を伴う病気は非常に重篤な病気の場合が多いため注意をしないといけません。頻繁にむせるようならそれは病気の可能性がありますので是非ほかに注意深く観察するようにしましょう。
2.高齢化
気管支が弱って来る高齢猫になるとやはり咳が出やすくなる傾向にあります。それと同時に風邪などによる気管支炎にもなりやすいというのも高齢猫がむせやすい特徴の一つです。愛猫が苦しそうにしていたら獣医師に相談するようにしましょう。
3.猫砂の粉
特にドーム型のトイレを使っている方はその猫砂にご注意ください。猫のトイレに使われている砂は種類によっては猫砂に使われている紙などの細かい粒子が舞い上がり、ドームトイレの狭い空間の中で充満し愛猫がむせてしまっている場合があります。猫砂は舞い上がりにくいものを極力選ぶようにしましょう。
4.口腔内の異変
喉や口腔内に異変がある場合やはりその痛みと違和感によりむせている可能性もあります。放置しておくと症状が悪化してしまい入院や手術といった大変な治療を行うことにもなりかねません。不自然にむせている場合は口腔内に異変がないか一度チェックしてみましょう。
5.部屋の乾燥
人間も暖房の部屋や冷房の部屋にいると喉がイガイガして乾燥してきますよね?それと同じで猫も乾燥したお部屋にいると喉が乾燥してきてせきこむことがあります。人間と違って頻繁にはなりませんが絶対にならないということはありません。お部屋が乾燥しないように人間のためにも対策するようにしましょう。
6.逆くしゃみ症候群
鼻腔から急速に息を吸い込んでいる状態のことを逆くしゃみといいます。発作や呼吸困難のように苦しそうにしているので飼い主はとても驚くのですが、命に関わることはないので安心してください。しかし、とても苦しそうなのでできればやめさせてあげたいですよね。主な原因は乾燥した空気やアレルギーと言われていますので、空気清浄機や加湿器を使ってあげるようにしましょう。
猫がむせる時の対処法
猫がむせた時、咳をしているという症状は、その原因となるものを吐き出そうとする防御反応です。猫がむせたときの対処法としてはまずは何が原因でむせているのかを探る必要があります。そのためには獣医師に相談するようにしましょう。その前に自宅での咳の状況を伝えるために次ぎのことを事前に確認しましょう。
- いつ、どのタイミングで咳がでるか?
- 一日にむせる回数?
- どれくらい前から見られるか?
- 呼吸状態はどうか?
- ほかの症状はでていないか?
事前にチェックしていくことで原因をスムーズに突き止められます。愛猫のむせる原因を早く突き止めるためにも事前にチェックしておきましょう。
猫がむせる時に疑う病気
猫がむせるとき、それは病気の症状である可能性もあります。むせる、咳をするといった症状が現れる病気にはどのようなものがあるのか代表的なものをご紹介します。
毛球症
猫はグルーミングをした際飲み込んだ毛を自分で吐くことができる動物です。よく苦しそうに毛玉を吐いている姿を目にしていると思いますが、その毛玉がお腹の中に溜まりうまく吐き出せない状態を毛球症といいます。毛球症になると吐き出そうとしてもうまく毛玉を吐き出せないのでむせたようなしぐさを見せます。毛球症は放置しておくと腸閉塞などの生死に関わる病気を引き起こしかねませんので早めに獣医師に相談するようにしましょう。
感染症
感染症もむせるような激しい咳を伴う場合があります。感染症はそのほかにも嘔吐や下痢、などの症状も引き起こします。感染症は完全室内飼いや定期的なワクチン接種により防ぐことが可能です。感染症によって愛猫の健康が損なわれないように十分気をつけましょう。
肺炎
猫も肺炎になることをご存知ですか?しかも人間と同じく非常に死亡率が高い病気としてもしられています。肺炎の主な原因はウイルス感染、細菌感染です。肺炎は放置しておくと重篤な状態になります。様々な要因により発症しますので、むせる以外に何かの症状が見られたら早めに獣医師に相談するようにしましょう。
まとめ
今回は猫がむせることについてご紹介しました。大切な愛猫が苦しそうにむせている姿を見たらとても心配になりますよね。むせるしぐさには様々な病気が潜んでいる可能性がありますので、油断はせずに何かほかの症状はないのか普段からしっかりと観察するようにしましょう。
女性 ひなまま
しかし、猫がむせるとは言っても、それ以外にも沢山原因があるということをこの記事でしり、とても驚きました。
特に一番驚いたのは、猫砂の粉でむせることもあるということ。私もよく猫砂を猫用トイレに入れる時に、あの粉でむせることがあり、最近猫砂を紙の砂に変えました。今まで、猫砂をトイレに入れているとき、一緒に猫が横にいてむせる姿を見てきましたが、「また風邪ひいた?」と思い込んでいました。
しかし、むせてもそれが長く続くことはなく、その時だけだったので特に気にしたことはなかったのですが、まさか猫も猫砂の粉でむせていたとは・・・^^;
今は紙の砂なので、むせることは無くなりましたが、今後細かい鉱物系の砂に戻した時には注意して猫の様子見てみようと思います。
40代 女性 かりな
お薬と吸入で元気になり、むせることもなくなりました。
アレルギー体質の猫ちゃんなので季節の変わり目で、アレルゲンに敏感になったみたいです。
掃除をまめにして、空気も入れ換えるようにすると、喘息を起こさないようになりました。
特に、季節の変わり目は気を付けてあげたいですね。