猫はマンゴーを食べても大丈夫?与える時の注意点

猫はマンゴーを食べても大丈夫?与える時の注意点

猫はマンゴーを食べても大丈夫なのでしょうか?猫にマンゴーを与える時の注意点や、猫専用のマンゴーおやつについてご紹介します。果物を食べるイメージはあまりない猫ですが、マンゴーとの関係性は如何に…?

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫はマンゴーを食べても大丈夫なのか?

マンゴー
  • 猫にマンゴーは食べさせてはいけない
  • アレルギーを起こす可能性

猫にマンゴーは与えてはいけません。と言うのも、マンゴーはウルシ科の果物です。ウルシは、かぶれ等の症状を引き起こす「ウルシオール」という成分を含んでいます。

マンゴーは、この「ウルシオール」に類似した「カルドール」「マンゴール」という成分を含み、ウルシ同様アレルギー症状を引き起こす可能性があるのです。

マンゴーアレルギーの症状

  • 腫れる
  • 痒くなる
  • 嘔吐、下痢
  • 蕁麻疹
  • 呼吸困難

マンゴーは、人間でもアレルギー症状が出る人が多く、マンゴーに触れた口や手が、赤く腫れたり、痒くなったりします。マンゴーアレルギーの症状が酷い場合は、嘔吐や下痢、蕁麻疹、呼吸困難等の状態に陥る事も。

アレルギーが出やすいマンゴーの部分

このカルドールやマンゴールは、マンゴーの果皮部分に多く含まれている為、マンゴーの皮を剥いた手に痒みや赤みが出る事も多くあります。

これらは猫も同じで、これだけアレルギーの危険性がある食べ物を、わざわざ肉食である猫に食べさせる必要はないと言えます。

猫にマンゴーを食べさせる時の注意点

注意点イメージ
  • 必ず皮を剥く
  • 少量ずつ与える
  • 継続的に与えない

上記で、猫のマンゴーアレルギーの危険性についてお話しましたが、もちろんアレルギーの出ない猫も居ます。

実際にマンゴーを食べた事がある、食べさせているという飼い主さんも居るようです。どうしても猫がマンゴーを欲しがる、食べさせたいという場合は、以下の3つに注意して下さい。

必ず皮を剥く

アレルギーの原因となる「カルドール」「マンゴール」は、マンゴーの果皮部分に多く含まれます。猫にマンゴーを与える際は、必ず皮を剥いて与えるようにしましょう。

少量ずつ与える

猫に初めてマンゴーを与える際は、必ず少量ずつ与え、アレルギー症状が出ていないかしっかり観察して下さい。少しでも異変があった場合は、すぐにかかりつけ医を受診し、マンゴーを食べた事を伝えて下さい。

継続的に与えない

たとえ、マンゴーアレルギーがない場合でも、猫にマンゴーを継続的に与え続ける事はおすすめできません。

マンゴーは、他の果物と比べてもカロリーが高めなので肥満の原因にもなりかねません。猫がマンゴーが大好きという場合でも、ごくたまに少量与える程度にしましょう。

猫がマンゴーを食べた時のメリット・デメリット

猫とフルーツイメージ
  • 猫がマンゴーを食べた時のメリット:皮膚や目の健康、貧血予防
  • 猫がマンゴーを食べた時のデメリット:アレルギーの危険性、カロリーの過剰摂取

猫がマンゴーを食べた時のメリット、デメリットについて考えてみましょう。

猫がマンゴーを食べた時のメリット

猫がマンゴーアレルギーではない事を前提に、マンゴーを食べた時のメリットをご紹介します。マンゴーには、豊富なビタミンA、βカロテン、葉酸等が含まれています。

中でも、ビタミンAと葉酸については、食事から摂取する必要がある必須栄養素でもあります。(猫は、βカロテンをビタミンAを変換する酵素を持たない為、そう重要ではない)

これらは、皮膚や目の健康、貧血予防等に効果があるとされています。

猫がマンゴーを食べた時のデメリット

猫がマンゴーを食べた時のデメリットは、やはりアレルギーの危険性、カロリーの過剰摂取等でしょうか。

マンゴーに含まれている栄養素に関しても、猫にとって必要な量は、キャットフードに含まれていますよね。

よって、マンゴーを継続的に与える事によって、ビタミンの過剰摂取を原因とした、体調不良を引き起こす可能性も否定できません。

やはり、肉食動物である猫に、マンゴーを与える事は、デメリットの方が多いのではないでしょうか。どうしても猫がマンゴーを食べたがるという場合は、猫専用のマンゴーおやつを与えてみるといいかもしれません。

マンゴーが含まれる猫用おやつ

モンプチ ピューレキッス つぶつぶマンゴー入り まぐろピューレ 40g(10g×4本)×5個セット [猫用おやつ]
580円(税込)

ピュリナ モンプチシリーズの人気商品「モンプチ ピューレキッス」から、「もはや、スイーツ!というご褒美を」というキャッチコピーを掲げた新商品が発売されているのをご存知でしょうか。

マンゴーやリンゴ、いちご、ブルーベリー等のフレーバーに、つぶつぶ果実が入った今までの猫用おやつとは、一味も二味も違った猫用おやつなのです。

猫にフルーツ!?と驚いた愛猫家さんも多いようですが、あくまでも原材料は魚やささみ等の肉類のようで、猫ちゃん達の反応も上々のようです。

果実も生の果実がゴロゴロ入っている訳ではありませんので、アレルギーの心配も少ないのではないでしょうか。

しかし、過去にマンゴーアレルギーを発症している場合は、マンゴー味は避けてあげて下さいね。

肉食動物である猫に、無理に果物を食べさせる必要はありません。中には、マンゴーのようにアレルギーを発症する可能性がある果物や、猫が食べると中毒症状を引き起こす危険な果物もあります。

猫にどうしても果物を与えたい場合は、猫用おやつ等、安全性の高いものを選びましょう!

まとめ

猫ごはんイメージ

人間が食べる生のマンゴーを猫に与えるのは、避けましょう。アレルギーのリスクを考えると、わざわざ猫にマンゴーを与える必要はないと言えますね。

どうしても、猫にフルーツを与えたい場合は、「モンプチピューレキッス」のフルーツフレーバーを是非お試し下さいね♪

その他、猫が食べていいもの・悪いもの

今回紹介した食材以外にも、人間には安全でも、与え方や量によっては猫にとって有害な食べ物が数多くあります。場合によっては命に関わるような食材もあるため、飼い主さんは正しい知識を身につけておくことが必要です。万が一のことが起こってしまわないよう、「猫が食べていいもの・悪いもの」を事前にチェックしておきましょう。

猫が食べてはいけないもの一覧
投稿者

40代 女性 匿名

ダメだと思います。マンゴーはウルシ科の食物で人間でも痒みが出る場合があります。健康に気をつける為には、キャットフード、もしくは猫用に加工された製品をオススメします。
投稿者

40代 女性 匿名

うちは缶詰めとキャットフードに混ぜてマンゴーとブルーベリーを潰してあげていますが幸いアレルギーまもなく、うんちの匂いが軽減されました。ちなみに、15匹飼っていますが皆アレルギーもでて居ません。

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