長毛種のキジトラ 特徴と性格
キジトラはかまって欲しい子が多い猫種です。 その中でも、長毛種は性格が比較的穏やかで甘えん坊タイプの猫ちゃんが多いようです。
だからと言って個体差はやはりあるので、あくまでも「性格が穏やかで物静かな甘えん坊な子が多い」くらいに思っておいてください。野生派タイプでも甘えん坊タイプでも可愛い事に変わりはありませんからね。
長毛種を含め、キジトラちゃんの性格は二通りあります。簡単に言うと、甘えん坊派と野生派です。それぞれの性格とお勧めの遊び方をご紹介しましょう。
タイプ1:飼い主ベッタリ!甘えん坊タイプ
その名の通り、いく先々にベッタリついてくる甘えん坊タイプ。通称ストーカー猫と言われるタイプです。このタイプの猫ちゃんは一緒に遊んであげるのもいいですが、とにかく最低でも一日に数分間膝に乗せてナデナデか、スリスリしてあげる必要があります。でないと拗ねてしまうか寂しくて、ストレスを溜めてしまい体調不良をおこしてしまいます。どんなに忙しくても一日に数分間は猫ちゃんにかまってあげましょう。
タイプ2:遊ぶの大好き!野生派タイプ
祖先のヤマネコの血を色濃く残した野生派タイプ。とにかく遊びたくて仕方ない猫ちゃんなのでイエネコの場合は、キャットタワー、キャットウォークは必須です。また一日に数分間は必ず猫じゃらしなどで遊んであげましょう。もし遊び足りずストレスを溜めてしまった場合、やはり体調不良を起こす子も少なくないです。
キジトラに短毛種と長毛種がいる理由
短毛種と長毛種の見た目の違いはすぐにわかりますよね。では何故同じ種類の猫、同じキジトラの猫でも、長さが違うのでしょう?
それは、リビアヤマネコをベースとした様々な相手との交配、品種改良によるところ。中でも長毛種の猫ちゃんは、その置かれた過酷な自然環境や生活環境に適するために変化した子が多いそうです。メインクーンやラグドールなどは、長毛種に変化しただけでなく身体も環境に合わせて大きく変化した種類です。
雑種の長毛種のキジトラも、心なしか大きい子が多いように感じますので、ずっと先祖を辿っていけば過酷な自然環境で生活していた子が多いのかもしれませんね。生活環境を変える度にその地域に適した形に変化していった結果、長毛種と短毛種で別れたそうです。生命の不思議ですね。
長毛種のキジトラの起源
日本で最も多い柄だと言われているキジトラ。野良でも飼い猫でも限らずよく目にしますよね。何を隠そう我が家で飼っている三匹の猫も全員キジトラです。別にキジトラを飼いたくて選んでいるのではなく、縁がある猫ちゃんがたまたまキジトラの子だっただけなのですが、それほど日本にはキジトラが多いということでしょうね。
何故日本の猫ちゃんはキジトラが多いのか?その起源は、元々日本にいた猫ちゃんの祖先だと考えられている「リビアヤマネコ」に関係があります。リビアヤマネコは西アジア出身のキジトラ柄の猫ちゃんで、手足が長いのが特徴です。人間と猫が初めて接点を持ったのが今から9500~4500年前の間と言われています。その猫ちゃんがリビアヤマネコだったと考えられているのです。その後、様々な交配を繰り返し今のような多種多様な猫種が生まれました。
つまりどんな猫ちゃんでも元を辿ればキジトラ柄の可能性があるということです。もっともこれは様々な意見の一例なので本当の所はわかっていませんので、まさに猫のみぞ知るですね(猫ちゃん自体はそんなこと気にしていないでしょうが)。ちなみに日本に猫ちゃんが渡ってきたのは今から1300年前、中国からネズミ駆除の為輸入されたリビアヤマネコが始まりだそうです。その為昔はキジトラ柄しか猫ちゃんはいなかったそうです。
長毛種のキジトラと生活する際の注意点
長毛種のキジトラちゃんの歴史を見ていきましたが、次はいよいよ一緒に暮らしていく上での注意するべき点です。長毛種のキジトラと暮らす事を考えている方は参考にしてください。
ブラッシング等の被毛のお手入れが必要
長毛種の猫ちゃんと暮らす上で欠かせないのがブラッシング。猫ちゃんに何故ブラッシングが必要かご存じですか?猫ちゃんが毛玉を吐くことは、猫を飼っている方もよく知っていると思います。その時、出てくる毛玉の塊をヘアボールと言います。グルーミング(毛繕い)をする際に、一緒に飲み込んだ毛を胃から吐き出しているのですが、飼い主さんのブラッシング不足や、ストレスによる必要以上のグルーミングにより胃に溜まった毛の量が詰まってしまい、ヘアボールが固くなって吐き出せなくなってしまいます。
この症状を【毛球症】と言います。
どの猫ちゃんでも毛球症になる恐れはあるのですが、長毛種の猫ちゃんはその被毛の長さ等から短毛種より毛球症になりやすいそうです。毛球症を防ぐ為にも小まめなブラッシングはしてあげて下さい。
定期的なトリミングが必要
長毛のキジトラちゃんにつきまとう困りごとに【毛のトリミング】が上げられます。そのモフモフでフワフワの毛はとても魅力的ですが、夏になるとやはり熱が篭りやすいのが難点です。真夏は部屋の中でも必ず涼しい場所を作ってあげて下さい。熱中症対策として、お出かけの際可能なら冷房をつけていってあげるのも一つの手です。
またお尻の周りの毛も、ちゃんと切ってあげないと排便の時に付いてしまいお部屋が大変なことになったという話も多いです。さらに食後は口の周りをしっかりと拭いてあげないと、食べカスでひどいことになります。
お勧めは猫を取り扱うトリマーさんに相談し定期的にカットしてもらうことですが難しいなら、ご自身でカットしてもいいです。ただし!言うことの聞かない猫ちゃんをカットするのは至難の業ですし、何よりケガをさせてしまうこともありますのでお勧めはしません。できる限りトリマーさんにお願いしましょう。
気を付けたい病気
比較的丈夫だと言われている猫ちゃんですが、やはり病気はします。それは長毛のキジトラも例外ではありません。長毛のキジトラ猫ちゃんに限らず特に気を付けたい病気の一部を紹介します。
毛球症
前項でも述べた病気です。普段のお手入れで、予防できる病気なので是非普段のブラッシングを小まめにしてあげて下さい。また長毛猫ちゃん用の、ヘアボールを吐き出しやすくしてくれるご飯も売っていますのでチェックしてみて下さい。
泌尿器症候群
尿路結石のことです。猫ちゃんにとって最も恐ろしい身近な病気かもしれません。腎臓が強くない猫ちゃんにとって、尿が数日排出されないと尿毒素が溜まり命を失ってしまいます。何度もトイレに行くのに尿が出た形跡がない、排尿したとき痛がり鳴くということがあったらすぐに獣医師さんに相談して下さい。
まとめ
長毛のキジトラ猫ちゃんを紹介しましたがいかがでしたか?
メインクーン、ラグドール、ペルシャなどの気品ただよう猫からフワフワ愛らしい雑種猫ちゃんまでその種類は様々で猫ちゃんの性格も様々です。一匹一匹としっかりコミュニケーションを取り愛猫との絆を深めて下さい。長く一緒にいられるように健康面などもしっかり見てあげて楽しい猫ライフを送って下さい。
女性 ケロキ
ワイルドさを感じるキジトラの長毛ですが、性格は長毛種の様に穏やかということで、ギャップがかわいいと思いました。ワイルドに見えても被毛のお手入れは欠かせませんね。長毛の猫のお世話をしたことはありませんが、トイレの後にうんちがくっついてしまうことがあると聞きました。猫の性格でできない子もいますが、猫も対象としているトリミングサロンで、お尻周りの毛を整えてもらうと人も猫も暮らしやすくなりそうですね。
20代 男性 葵
私自身は、長毛のキジトラちゃんを見た事がありませんが、調べてみると意外と多く、その姿は優雅でとっても魅力的ですね。また、少し体が大きい子が多いように感じました。実際に長毛キジトラちゃんと暮らしている方も、キジトラにしてはおっとりマイペースだと話されています。基本的に、洋猫の血が交じる事で長毛のキジトラが生まれるようですが、最近では野良でも長毛のキジトラちゃんが居るようです。
猫を崇拝し、遺体をミイラとして保存していたという古代エジプトで見つかった猫の遺体は、全てがキジトラだったという話を聞いた事があります。それだけ歴史の古い、猫のルーツとも言えるキジトラは、とても魅力的な猫種ですよね。昔、野良猫はキジトラしか居なかったと言われていますが、今は純血種の血が混じる野良猫も多く存在する事から、これから色々な姿のキジトラが現れるかもしれませんね。
女性 キジトラ子
餌付けをしているわけでもない私にも、とっても愛想が良いです。
手を差し出すと、相当軽めの猫パンチをしてきて、その後、お腹を出してゴロゴロ転がりはじめます。
うちの愛猫は、短毛種の男の子のキジトラなのですが、彼もまた野良猫の頃からとても愛想が良かったです。人間を恐れていないところが、反対に怖いな、と思いました。
動物を虐待する悪い人間も世の中にはいるので、少しは警戒した方が良い、という意味で。
うちの愛猫や、近所のキジトラ長毛種ちゃんを見てると、キジトラはみんな人間に対して友好的だと思い込んでしまいそうですが、キジトラでもめちゃめちゃ野性的な子もいますね。
野良猫ですが、愛猫に似てるので近づいたら「シャー!!」と言われ、重めの猫パンチまで飛んで来たので、躱しながら思わず後ずさり(笑)。同じキジトラでも色々な子がいるのが面白いですね。
ただ長毛だと毛のお手入れが大変そうですね。性格にもよりますが、余りにも野性的な子だと、麻酔をしてからトリミングする場合もあるようです。
そうならないためにも、もし長毛種のキジトラを飼う機会があったら、触れる猫にしなくてはならない、と思いました。
40代 女性 ちょこ
50代以上 女性 アヒル
30代 女性 みきこ
ブラッシングに気をつけています。毛玉ができるとイライラするみたいなので1日に2回のブラッシングを心がけています。
あとは、お湯で体を拭いてあげると、綺麗になります。毛玉もできにくくなるのでオススメです!長毛種のキジネコのほうが穏やかで甘えただと聞きます。我が家のキジネコは、ツンデレですので例外もあるようですね。
しかし、もしも1匹を飼っているだけだったらもっと甘えてきたのかもしれませんね。
仲間がいると、どうしても態度がツンデレになってしまうのかもしれませんね。
夏場には弱くて、熱中症になりかけたことがありますので、それからは室温に気をつけてあげています。
50代以上 女性 匿名
黒猫が欲しくて貰ってきましたが、少し大きくなるとキジトラさんになりました。
初めて病院に連れてった時は、メークイン?と聞かれました。
毛玉を舐めて、吐き戻しをしたのは、今まで2回しかありません。
それだけ、毛繕いをしない彼は、いつもボサボサです。
また、長毛種の特徴として、大きな種類が多く、彼も6キロに成長しました。
女性 はねうさぎ
40代 女性 キジ丸君のママ
耳から毛も伸び放題で体もしっぽも、もっさりした毛でおおわれて、長毛種系のキジトラネコとみてすぐにわかりました。
子供の頃は甘えん坊で食欲旺盛ですぐに走り出して家出ばかりしていましたが、家の中で過ごす時間が長くなると、少し落ち着いた性格の猫に成長しました。今では毛繕いも上手になりましたが、時々、毛玉をせき込みながら、吐くのでとても心配です。
毛が長い猫はブラッシングや毛玉を吐いたあとのお世話が大変なので、飼い主の私がしっかり見ていてあげないといけないとと世話をしています。長生きしてほしいです。