猫が思う『理想の飼い主』って?

猫が思う『理想の飼い主』って?

人間でもそうですが、家族として一緒に暮らすにはお互いを理解することが大切です。もちろん猫もファミリーの一員ですから、猫にとってもこんな飼い主さんが好ましいという理想的な姿があるでしょう。そこで今回は猫の視点から見た理想的な飼い主さん像についてまとめてみたいと思います。

猫の生態や習性を理解してくれる

花の香りを嗅ぐ猫

動物は人間よりもずっと五感が優れている部分があります。そのため、人間には好ましく思えることやなんでもないように思えることでも、猫にとっては大きなストレスになっていることもあるのです。

例えば女性は香水を付けることも多いですが、これは猫にとって思う以上に香りがきつく感じるもので、身体的なストレスになっていることもあり、アロマテラピーなどを日常的に行う人にも同じことが言えます。

また、人間にとってはささいなことかもしれませんが、ドアを強く閉める音や、普段から大きめの声で接する、背の高い人が立ったままで話かける。また、じっと見つめすぎるなど、知らずに猫にストレスを与えてしまっていることもあるようです。

猫が匂いや音にとても敏感であり、恐怖心を感じやすい動物であることを理解し、接してくれる飼い主さんは猫にとってストレスを感じることなく一緒に暮らせる理想的な存在と言えるでしょう。

猫のトイレ事情を理解している飼い主

猫とトイレ

猫は非常に綺麗好きな動物で、しょっちゅう毛繕いしているのもそのためです。特にトイレは縄張りをマーキングで示す猫にとって気持ちの安定にかかせない場所です。そのため掃除が頻繁に行われておらず清潔感がないのはもちろんのこと、多頭飼いの場合には一頭、一頭きちんと専用のトイレがあるかどうかも非常に大切なことです。

猫にとっては、たとえ一緒に暮らしている他の猫でも自分の縄張りに匂いを付けられるのは非常にストレスになるからです。また、排泄中というのは非常に無防備であり、猫にとっては危険が伴う状況のため、静かな場所に置いていなければ落ち着いて用を足すことができません。

トイレというのは私達人間だけでなく、猫にとってもプライベートな空間で欠かせないものですから、トイレ事情を理解してくれることも、理想的な飼い主像と言えるのではないでしょうか。

猫の落ち着ける場所を確保してくれる

タワーで安らいでいる猫

猫は一日の大半を寝て過ごす生き物です。そのため日中でも安心して眠れる場所があるのは猫にとって理想的な環境です。最近では猫が日中隠れて眠る場所や、登って避難できるキャットタワーなどもたくさん売られていますので、それらをきちんと置いてあげることで猫の安らげる理想的な環境に近づきやすくなると言えます。

また、最近では猫と赤ちゃんなどを一緒に遊ぶ動画サイトなどを多く見かけますが、赤ちゃんは猫を強く掴んだり、急に大きな声を出したりと、我慢していても正直、猫の苦手なことだらけです。そのため飼い主の思っている以上に猫にとってはストレスになっていることもあるので、できれば赤ちゃんから一時的にでも避難できるタワーや、隠れる場所を確保してあげることも大切と言えるでしょう。

このように他の人間の家族がいる場合の猫のストレスについても考えて、対処してくれる飼い主さんも猫にとっては理想的と言えるでしょう。

獣医さん目線から見た理想の飼い主

獣医さんに診察してもらっている猫

こちらは猫そのものの視線ではありませんが、獣医さんから見て理想の飼い主さんであることは、結果的に猫にとっても理想の飼い主であるということに繋がるようです。

獣医さんから見て理想の飼い主さんというのは、毎年きちんとワクチンの接種ができているかということの他にも、猫の体調が悪い時に正直の食べさせた物などを報告してくれる、病気の時に処方した薬が効いていそうかなどの経過報告、手術が必要な時には遠慮しないで資金面について相談してくれるなど、きちんと猫の病気や体調面について、コミュニケーションをしてくれるということなのだそうです。

獣医さんは猫の健康を守ってくれる存在ですから、お医者さんと積極的にコミュニケーションを取ろうとする飼い主さんは猫にとって理想的な飼い主さんと言えるでしょう。

最近では病院に来るのにキャリーケースに猫を入れてこないお客さんもいるそうで、他のお客さんやペットとトラブルになることもあるそうですから、そういった常識的な行動ができることも、猫の怪我を防ぐことに繋がる理想的な飼い主像と言えるのではないかと思います。

まとめ

ぴーこ

いかがでしたか?猫にとって理想的な飼い主さんというのは、基本的なことかもしれませんが、猫の習性や怖がりな性格、鋭敏な感覚などを理解して対処してくれる人というのが一つの条件になるでしょう。

また、獣医さんときちんとコミュニケーションする、トラブルで怪我をさせないなども猫にとって理想的な飼い主さんの姿と言えそうです。

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