猫の『表情』から読み取る気持ち5つ

猫の『表情』から読み取る気持ち5つ

猫と仲良くなるには、猫の気持ちを知るのが一番です。猫は自分の気持ちを全身を使って表現します。しかし、顔だけでもけっこう分かるもの。ここでは、これはという感情表現を5つ選んでみました。

1.こんにちは!会えて嬉しい!

芝生にお座りをしている薄茶のノルウェージャン

道端で、あるいはよそのお宅でその家の猫に出会った時、すっと背を伸ばしてきちんとお座りをし、生真面目な顔で真っ直ぐこちらを見つめていたら、それは「こんにちは。あなたはどなた?」という意味です。そして、この時、まばたきのように目を薄く閉じたり開いたりしていたら、それは「こんにちは!ご機嫌いかが?」のサイン。猫からもらえる最高に嬉しい挨拶のひとつです。

そんな時は、ぜひゆっくりまばたきを返し、「私も会えて嬉しいよ!」の気持ちを伝えましょう。もし、ずっとまばたきをせず見つめたままなら、こちらから先に挨拶してもいいですね。何回かまばたきを繰り返しているうちに気持ちが通じ、優しい「ご機嫌いかが?」が返ってくるかもしれません。

2.最高に気持ちよくて、嬉しいな!

香箱座りのキジトラ

猫がお気に入りの場所にいる時に側を通りかかると、目を閉じたまま、あるいは目を細めて、少し笑ったような顔つきでこちらをふり向くことがあります。これは「ここにいると気持ちいいよ!」と、教えてくれているのです。

そばに寄ると、ゴロゴロいっているのが聞こえるはず。近くに来てくれたことを、とても嬉しく思っているのです。もしかすると、そのまま手を伸ばしてきて、お昼寝に誘われるかもしれません。そんな時はしばらく同席してみましょう。時間がなければ一瞬だけでもかまいません。「気持ちいいね、嬉しいね」の気分を共有したいものです。

3.怒ってないよ、眠いんだ!

すごくご機嫌斜めに見える猫

猫がブスッとした顔で、にらむような目つきでこちらを見ていることがあります。すごく怒っているように見えるこの目つき。大変誤解されやすいのですが、ほどんどの場合、眠気を我慢しているだけなのです。飼い猫の場合、おそらく眠いのを我慢して大好きな飼い主さんに挨拶しようとしているのでしょう。

最初は怒っているのかと不安になりますが、我慢比べをしているのだと分かれば愛しさ倍増!飼い主にしか理解できない、最高に可愛い表情のひとつです。

4.興味津々!あれはなに?

芝生で何かを狙っている猫

目がまん丸、耳もヒゲも前方を向いて少しおちょぼ口になっていたら、気になる物に対して五感を総動員しているところです。視線の先は、窓辺の鳥かそれともおもちゃか。興味津々、ワクワク気分です。

しかし、もし耳が斜め後ろに倒れ気味いわゆるイカ耳になっていたら、不安を感じている証拠です。腰も引けて、顔も自信なさげになっているはず。そんな時には、静かに様子を見守るか、対象物から遠ざけてあげてください。

5.おかあさん!お腹空いた!

鳴いているふわふわ長毛種の子猫

きちんとお座りをして、目はつむりがち、口を横に広げて可愛くニャーと鳴いている時は、赤ちゃん気分で甘えている時です。見分けるポイントは、Uの字型の舌。これは、子猫が母猫にお乳をねだる時の仕草が形式化したもので、ご飯をおねだりしている時によく見られます。

ただし、この写真の猫のように目が開いている場合には、「おかあさん!早くご飯ちょうだい!」と、かなり強めの催促中。最初の控えめなお願いが通じないと、だんだん目が開き、ニャーの声が大きくなっていくようです。

まとめ

にゃじ

基本的な猫の感情表情を5つ挙げてみました。ご存じのものはいくつありましたか?

人間や犬と感情表現の仕方が違うので、猫は案外誤解されがちです。しかし、この5つだけでも知っていると、その印象や接し方がずいぶん変わるはず。猫からの信頼度も上がりますし、猫がますます可愛く感じられるようになりますよ。

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