【アンケート結果発表!】好きな猫種と飼っている猫種にはこんな差が!

【アンケート結果発表!】好きな猫種と飼っている猫種にはこんな差が!

『好きな猫種』についてのアンケートを実施し、総勢716名様にご協力頂きました。「最も好きな猫種は?」「飼っている猫種は?」等の質問から、人気の猫種の傾向や、好きな猫種と飼っている猫種との相違についてを調査させて頂きました。世代別の特徴や保護猫への関心度など興味深い結果も読み取れましたので、あわせて発表させて頂きます!

2019年7月10日~7月22日に実施した『好きな猫種、飼っている猫種』のアンケートにご協力頂きありがとうございました!

今回は10代~60代の幅広い世代の飼い主さんにご回答頂いたおかげで、ジェネレーション的な特徴や世代を超え共通する価値観などが見えてきました。早速詳しくご紹介させて頂きます。

あなたが最も好きな猫種は?

順位 猫種 割合
1位 アメリカン・
ショートヘア
10.5%
2位 スコティッシュ
フォールド
10.2%
3位 マンチカン 9.1%
4位 ノルウェージャン
フォレストキャット
6.7%
5位 ベンガル 5.9%
6位 メインクーン 5.8%
7位 ロシアンブルー 4.7%
8位 ラグドール 2.9%
9位 ソマリ 2.2%
9位 ブリティッシュ
・ショートヘアー
2.2%
9位 アビシニアン 2.2%

予想通り!?王道のアメショ&スコが1位と2位を独占!

「好きな猫種」調査では、第1位アメリカン・ショートヘア、第2位スコティッシュフォールド、第3位マンチカンの順で上位はおなじみの顔ぶれが揃いました。

2位のスコと3位のマンチカンは少々差が開いたのに対し、1位と2位を独占したアメショとスコは僅差。やはりアメショとスコは根強い人気の猫種であると言えます。

4位以下は、ノルウェージャンフォレストキャット、ベンガル、メインクーン、ロシアンブルー、ラグドールと続きますが、これらのトップ10の猫種は、可愛らしい容姿だけではなく、穏やか、温厚、懐きやすい等、仲良く暮らせそうな性格の猫さんが人気になる傾向があるようですね。

愛猫家はブームにも敏感か!?

「好きな猫種」上位はそうそうたる顔ぶれとなりました。ペットショップ購入であれば、おそらくここにランクインしているどの猫種も高値。ドラマや映画などのメディアにもたびたび登場するような人気の猫ちゃんばかりで、愛猫家が選んだトップ10が、世間的なブームと一致していることがわかりました!

この結果から、猫が大好きで関心が高い愛猫家の方々は、猫に関する情報をいち早くチェックしているだけでなく、猫種のブームにも敏感であることが伺えますね。

あなたが飼っている猫種は?

順位 猫種 割合
1位 MIX(雑種) 44.8%
2位 スコティッシュ
フォールド
7.9%
3位 マンチカン 6.1%
4位 アメリカン・
ショートヘア
5.7%
5位 ノルウェージャン
フォレストキャット
3.8%
6位 ベンガル 3.6%
7位 メインクーン 3.4%
8位 ロシアンブルー 3.0%
9位 ブリティッシュ
・ショートヘアー
2.6%
10位 ラグドール 2.1%

理想と現実は違う!?MIX(雑種)がダントツ1位に!

「好きな猫種」の結果を確認した時点で、最近の飼い主さんは高級志向の傾向があるのかと思いきや、実際に飼っている猫種にはかなりのギャップがあり、ほっと安心の結果に落ち着きました。

「飼っている猫種」では、全体の44.8%が飼っているのはMIX(雑種)。2位を大きく離しダントツ1位に!世代別に傾向を調べたところ、特に20代では雑種(MIX)を飼っている人がなんと58%と、全体の半数以上を占める結果となりました。

「好きな猫種」では流行の人気の猫種を挙げる飼い主さんですが、その一方でその約半数の方が実際に「飼っている猫種」はMIX(雑種)。地に足がついているというか、さすが愛猫家さんだけあって実際に猫さんを迎える時は、猫種への偏見やこだわりなく広い心でご縁を大切にされているのではないしょうか。

保護猫を迎える方の増加傾向か!?

「飼ってみたい」ランキングは流行の猫さんでも、実際には飼い主さんの約2人に1人はMIX(雑種)を飼っていらっしゃるという意外な結果に!これは近年のペットに対する価値観の変化や、保護活動や里親制度が周知されてきている背景を反映した結果であると考えられます。

ペットは自己顕示欲やアクセサリー的な存在ではなく一つの尊い命であるという考え方が浸透してきているのと共に、保護猫活動が知られるようになり、ペットを迎える時に「里親」という選択をする方が増加しているのではないでしょうか。

譲渡会や里親制度を通しご縁を感じた猫さんを選んだり、殺処分を免れた子を迎え入れたい等「ブランド」より「命」を重視するなど、ここ近年で世間や愛猫家さんの意識が変わってきていると言えます。

これからご縁探しをされる方も、ペットショップだけではなく譲渡会などにも足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

30代以下の好きな猫種と飼っている猫種

順位 好きな猫種 割合
1位 スコティッシュ
フォールド
13.3%
2位 マンチカン 8.5%
3位 アメリカン・
ショートヘア
8.0%
4位 ベンガル 8.0%
5位 メインクーン 6.4%
順位 飼っている猫種 割合
1位 MIX(雑種) 44.0%
2位 スコティッシュ
フォールド
8.9%
3位 マンチカン 6.9%
4位 ベンガル 4.4%
5位 アメリカン・
ショートヘア
4.0%

次に世代別の結果を見ていきましょう。今回は10代~60代の結果を「30代以下」「40代以上」と大きく二つに分け、その特徴や分析結果をご紹介させて頂きます。

若い世代が大好きなスコ!でも飼っている猫は45%がMIX(雑種)という結果に

30代以下では、2位マンチカン、3位アメリカンショートヘアーと差をつけて1位になったのはやはりあの猫さん!スコティッシュフォールドです。

近年、空前のブームになっているスコ。人気急増したのは2009年11月。2008年にユーチューブに投稿され一躍有名になった、箱に滑り込む猫「まる」がCMに出演し始めたのがきっかけと言われています。

特に10代20代は、「スコちゃんかわいい~」「いつか飼ってみたい!」と子供の頃からの憧れが、現在の好きな猫の好みに反映されていると想定されます。

スコに関しては30代にも人気!好きな猫飼っている猫共に2位に!さすがの空前のスコブーム!学生さんから大人世代まで大人気です。

また30代以下では、アメショを押さえてマンチカンが2位に躍り出ているのもおもしろいですね。ジェネレーション的な特徴なのではないでしょうか。

しかし!こんなにも「スコちゃん飼いたーい」と憧れるものの、実際に飼っている猫はダントツ1位がMIX(雑種)となりました。

20代の結果から見えるペット先進国日本への道

またもう一つ、世代別に見たところ20代には興味深い結果が出ましたので少しご紹介させて頂きます。20代が飼いたい猫種は他の世代と比べるとバラエティに富んでいて、大きな傾向が掴めないほどに自由で個性的でした。であるにもかかわらず、実際に飼っている猫はMIX(雑種)58%!!全世代の平均を大きく上回る結果となりました。

若い世代ほど、ペットを飼うことや命を堅実に捉えていて、最近の保護猫活動や殺処分ゼロ運動などにも理解があるのではないかと考えられますね。まさにこれからのペット先進国日本を支えリードしてくれる頼もしい世代は20代!と言えます。

40代以上の好きな猫種と飼っている猫種

順位 好きな猫種 割合
1位 アメリカン・
ショートヘア
10.9%
2位 マンチカン 9.2%
3位 スコティッシュ
フォールド
9.0%
4位 ノルウェージャン
フォレストキャット
6.5%
5位 ベンガル 5.7%
順位 飼っている猫種 割合
1位 MIX(雑種) 45.4%
2位 スコティッシュ
フォールド
7.6%
3位 アメリカン・
ショートヘア
6.2%
4位 マンチカン 5.6%
5位 ノルウェージャン
フォレストキャット
4.3%

40代以上ではアメショが人気!アメショブームに萌えた世代??

40代以上は、若い世代でダントツ人気のスコを押さえて、1位アメショ、2位マンチカン、3位スコという結果になりました!

どの世代も実際に飼っている猫は共通して雑種(MIX)ですが、細かく見ていくと40代は好きな猫飼っている猫共に2位がアメショ!アメショlove世代ですね。

アメリカンショートヘアーは、日本では1990年代後半から流行したと言われているので、40代はまさにドンピシャ世代であると言えます。

ちなみに、50代が好きな猫でもアメショ支持率は他の世代より高めで、年齢が上の方々は最近の流行に飛びつくよりも、ひと昔前のアメショブームからブレてないことが伺えますね。

飼っている猫種から判明。60代が最もゆとりある世代か

また興味深いのは60代は他世代よりもスコとアメショを飼っている人の割合が多いことです。近年、保護猫を迎えるケースも増えてきているものの、昔はペットショップで購入するのがスタンダードだったことの名残や、経済的にもゆとりがあることなどが理由でしょうか。

実際に「飼っている猫種」に関しては若い世代と同様に雑種(MIX)がダントツで、これに関してはジェネレーション格差がないことも顕著になりました。全体的に保護猫を迎え入れている人が多い可能性が高いと言えます。

まとめ

5匹で整列している子猫たち

全体的に見ると「好きな猫種」は、1位アメショ、2位スコティッシュフォールド、3位マンチカンという結果に。トップ10内には空前のブームとなった猫種を中心にそうそうたる人気の顔ぶれがずらっと並び、愛猫家は流行に敏感であることがわかりました。

また、30代以下と40代以上の世代ごとにわけて確認したところ、若い世代にはスコが人気、40代以降の世代にはアメショが人気という結果になり、各世代ごとに流行した猫種の影響を受ける特徴が掴めました。

これらの「好きな猫種」の結果からは、空前のブームとなると、テレビ、SNS、YouTube等を通し目にする機会が増え多くの人々の心を掴んでいく為、さらに火がつきブームとなっていくという図式があるということが読み取れます。

しかしその一方で、「飼っている猫種」は、全世代に共通して雑種(MIX)がダントツ1位!!約半数が雑種を飼っているということは、これは約2人に1人が保護猫を迎え入れている可能性が高いことが伺い知れます。

近年、ペットを求める手段は、ペットショップだけではなく里親制度や譲渡会があることが広く知られてきており、ブランド志向より「命を救いたい」「おうちを探している子を迎えたい」と考える飼い主さんの増加傾向、ペットに対する価値観の変化などが考えられますね。大きく言えば、日本もペット先進国として前進していることが裏付けられる調査結果が得られたと言えます。

今回のアンケートでは、愛猫家を中心に保護猫を迎えて、不幸な猫を減らしていこうという傾向が見られました。今後はさらに幅広い層で保護活動や保護猫への関心が高まり、保護猫さん達の行く末にも期待が持てるのではないでしょうか。

調査概要

  • 調査名:あなたの好きな猫の種類は?
  • 調査対象:『ねこちゃんホンポ』訪問者781名
  • 調査方法:選択式記述式のWEBアンケート
  • 有効回答数:猫を飼っている人716名、飼っていない人65名
  • 調査期間:2019年7月10日~7月22日
  • 調査内容:「1.最も好きな猫種」「2.現在飼っている猫種」

『ねこちゃんホンポ』では、サイトを訪問される猫好きのみなさんを対象に、随時アンケートを行っております。また、「猫」に関わる幅広いテーマの記事を展開しており、初心者の飼い主さまからベテランのキャットオーナーさま、そしてまだ猫を飼っていない方にも、役立つような情報を発信しています。
どうぞ今後ともご協力頂けますよう宜しくお願い致します。

※この調査に関するお問い合わせは下記アドレスまでお願いします。
info@nekochan.jp

スポンサーリンク