猫がソファで爪とぎをする理由

- ソファは「猫の縄張り主張」
- ソファで「猫の自己アピール」
- ソファは「猫が好みと認識」
- ソファで「猫の気分転換」
①「ソファは猫の縄張り!」猫の主張
大好きな飼い主が坐ったりして匂いの染み付いている「ソファ」は完全な自分の縄張りです。肉球にある分泌液を、爪研ぎをしながらつけていきます。顔をこすりつけるのも同じ行為です。
特にオス猫は縄張り意識が強く、要求や気持ちをストレートに出しやすい特徴を持っています。病院へ行く前や投薬する時など、ソファーの下から出てこない事もしばしばありますよね。ソファは猫にとっての縄張りであり安心ゾーンなのです。
②「飼い主の寛ぐソファで猫のおねだり!」猫の自己アピール
猫が構ってほしい時遊んでほしい時、自己アピールのためにソファで爪とぎをします。特に、飼い主が寝転んだりリラックスをしているソファであれば「おねだり」は成功すると認識しているようです。
③「ソファの素材は爪とぎに最高!」猫の認識
我が家もそうですが、ソファに布のカバーをしている場合、猫が爪とぎをしたがる猫が案外多いようです。おまけに爪がひっかけやすいとなれば、布のソファは猫のお気に入りになる事は間違いがないようです。勿論、猫自身の好みですから壁が好きな子、段ボールが好きな子も沢山います。
④「ソファで爪とぎしてリラックス!」猫の気分転換
- ソファで溜まったストレス解消
- 感じた恐怖を軽減
- ソファで退屈さを紛らわす
飼い主の匂いの付くソファで爪とぎをする事は「毛づくろい」と同じ効果があります。猫が留守番時に寂しさや退屈さを感じたり、他のペットとの関係にストレスを溜めてしまったり、マイナス傾向の気持ちを変化させる時にソファで爪とぎをしたり、ソファを噛む事があります。
猫がソファで爪とぎをしないようにするための対策

猫がソファで爪とぎをする理由を考えますと本当に愛らしくなってきますよね。猫と人間とソファの関係を改善する策を考えて行きたいと思います。
- 猫専用爪とぎをソファの側に設置
- 猫の爪を切り、ソファへの被害を減少
- 猫がソファで爪とぎをしないように「しつけ」
①叱られない猫のための爪とぎ場所をソファの近くに用意
- 爪とぎ(ソファ用爪とぎシートなど)
- キャットタワーを設置する
猫がすぐに爪とぎを出来るようにソファの側に置きましょう。材質は段ボールや布、麻紐で巻いてあるもの、タイプは置くもの、かけるもの、遊ぶもの等色々あります。一番愛猫の好きな物を探してあげましょう。
いつもビクビクしながら爪とぎをする猫にとって専用の爪とぎがあれば安心するでしょう。キャットタワーにも爪とぎが付いていますし、上下運動ができ退屈を避けるのにはもってこいです。
②猫の爪を切るとソファへの被害が減少
定期的に猫の爪のお手入れを飼い主がしましょう。やはり長いと気になるのは猫も人間も一緒です。そして短い方がソファへの被害も少なくてすみます。
③ソファで爪とぎをしないように猫をしつけをする
- 猫に水スプレー
- 猫の嫌いな匂いをソファへスプレーする
猫がソファで爪とぎをすると嫌な「水」が飛んでくると認識させるように「しつけ」ます。水では効果がないときは、ソファに猫の嫌いな匂いがするお酢や天然成分でできているスプレーをかけてソファに近寄らせない事ができます。
ただし、持続性のあるもの無いもの、継続的に使用する事によりソファ自体が痛む事があります。
④猫が爪とぎをするソファにカバーをかける
- 目の細かい生地のカバー
- マルチカバー二枚重ね
猫が爪とぎをしやすい場所にカバーをかけたりゴムシートなどを装着します。爪をひっかけ易い目の粗い素材ではなく、ツルッとした合皮やポリエステルやレーヨン素材などが適しています。
ソファ全体を包み込み、まるで新しいソファを買ったようにしてくれるマルチカバーも有効です。防水性のあるものを下にかけ、厚みのあるタイプを上に、二枚重ねると良いです。カバーの下に潜り元のソファで爪をとぐ猫も多いようですが、見た目のボロボロさは解決します。
⑤猫が爪とぎをしにくい素材のソファに取り替える
猫が爪とぎをどの素材でするかは購入してみないとわかりませんので、多少冒険となります。
⑥猫専用のソファーを用意する
ソファの入れ替えが難しいときは、猫専用のソファを用意するのも一つのアイデアです。
商品情報
・爪とぎが出来る猫用ソファー
・冬は暖かく、夏は風通しがよく涼しい段ボール素材を使用
・国産材料、国内生産で大事なにゃんこにも安心してお使い頂けます
猫がいる家庭に向いているソファの特徴

- ソファの素材
- ソファの一部が木製であるもの
- ソファカバーを取り替えられるもの
- ソファの色
工夫により、猫とソファと人間は気持ちよく共存できます。
①猫が爪とぎをしにくいソファ素材を選択
- フェイクスエード
- マイクロファイバー素材
- 目の細かい布
- 硬めの素材
耐久性のあるフェイクスエード素材、吸水性や通気性にも優れているマイクロファイバー素材は爪が入りにくいので爪とぎも少なくなります。防水加工がされていると、粗相をした時にも威力を発揮しますし手入れもしやすいです。
間違っても猫の大好きな革張りソファは購入をしないことをおすすめいたします。柔らかいソファも被害にあいやすいので硬めを選んでください。
②猫が爪とぎしにくい「肘部分が木製」ソファ
- 肘部分がツルツル
- 硬いのはちょっと苦手
猫を観察した時に、爪とぎを肘かけ部分のみ行うのであれば肘置きが木製のソファが有効です。家具用の木は表面にヤスリをかけてあったり、ニスを塗ってあったりツルツルして爪がひっかかりにくいようです。
ただし、肘部分以外で爪とぎを行う猫には、ソファへの爪とぎの被害場所が少なくなると前向きに考える事が必要です。
>③猫が爪とぎをしても定期的にカバーを交換できるソファ
クッションカバーのように装着も簡単な「ソファカバー」を交換出来るソファもあります。猫の爪とぎ痕が沢山付いてしまえば潔く交換したり、色や柄を何種類か揃えて模様替えを兼ねる事もできます。
④猫が爪とぎをしても目立たないソファの色
忘れてはいけないのがソファの色です。猫が引っ掻いても目立ちにくいソファの色を選択するのもアイデアです。部屋の雰囲気にも差し障りの無いベージュや白系がおすすめでしょう。
まとめ

猫がソファで爪とぎをする理由と対処法についてお話をさせていただきました。女優である北川景子さんは、飼い猫ちゃんであるメインクーンのジル君が高級ソファで爪とぎをしても嬉しくて許してしまうそうです。
我が家もGパンやスリッパに爪とぎをしますが、その姿は本当に一生懸命で笑ってしまうくらい愛らしいです。「なぜ、こんなに必死なのだろう?」と毎回思ってしまいます。皆様もそうですよね。
海外では手や脚の爪を全て除去する手術が行われたり、猫の爪自体にカバー付け被害を無くす事がありますが、猫にとって非常にストレスになりますから選択肢には入れませんでした。猫と人間、お互いに思いやりを持って共同生活をしたいですね。
40代 女性 かな
すると、暮らしやすくなり人間は座椅子生活ですので、場所を取らず広く過ごせるようになりました。
ソファは、爪を研ぎやすいみたいで、ボロボロにしてしまうとよく聞きます。うちは、その他にキャットタワーを設置するようになってからは、被害は減っていました。猫ちゃんの性格によるのかもしれませんね。