猫にホクロのようなものが出来た時
ふとした時に猫の口元を見ると、唇あたりに黒いホクロのような物が見えて、驚く飼い主さんも少なくはないようですが、このホクロのようなものの正体は一体何なのでしょうか?
突然現れて飼い主さんを驚かせるこのホクロのようなものの正体は、実は色素沈着によるものなんだそうです。特に茶色のトラ猫の場合、毛色などによって色素が出やすい子が多いと言われています。
ちなみに唇だけでなく、鼻や瞼等、毛の生えていない場所に出てくることが多いそうです。加齢により年々ホクロのようなものが、どんどん増えていく猫ちゃんも沢山います。
猫にホクロのようなものを見つけたら
愛猫の唇や鼻、瞼等にホクロのようなものが見られた場合、まずは
- 腫れていないか、しこりがないか
- かゆがらないか
- 痛がらないか
ここを確認してください。痛がるならば炎症があり皮膚疾患の可能性が高くなりますし、痛みも違和感も感じていないなら腫瘍の可能性が高くなります。
そしてそれ以外にも、ホクロのようなものが現れている時は、その数も重要だと言われており、いくつも出ている場合は色素沈着のことが多いと言われています。
反対に、1つのホクロのようなものが急激に大きくなる、又は1つのホクロのようなものに対して、次々と繋がるような形でホクロが現れてくる場合には注意が必要です。
自分では判断しにくいと感じた時は、獣医さんへ行くとすぐに調べてくれますので、様子をみながら獣医師へ相談することが1番です。
ちなみに、唇や鼻、瞼以外にも、猫のチャームポイントである肉球やヒゲ周りの部分にも、ホクロのような色素沈着が見られる場合もあります。
ホクロのような色素沈着と皮膚がんとの違いは、”腫れ”だと言われています。色素沈着の場合は、茶色、もしくは黒っぽい、シミのような感じのものが多いです。
反対にホクロのように黒い塊で、豆のようなデキモノの場合、多くは単なる色素沈着ではなく皮膚がんの可能性があります。
まとめ
今回は飼い主さんが心配になる”猫のホクロ”について詳しく調べてみました。
多くの場合は、加齢による色素沈着だとわかりましたが、しこり等が見られる場合には、皮膚病や皮膚がんの可能性もある為、ほかの部位への転移も考えられるので、放置するのは望ましくありません。
猫にほくろのようなものが現れた場合は、飼い主さんが安心するためにも、一度獣医師に相談することをオススメします。