猫の難産とは
難産とは、出産の際に胎児がなかなか生まれないことを表します。
猫が難産になってしまう主な理由としては、
- 母猫の骨盤が狭い
- 微弱陣痛によりお産が進まない
等が挙げられますが、ほかにも赤ちゃんの心拍が弱ってしまい、自然分娩が難しくなった場合等にも安産とは言えませんので、難産と言えます。
猫の難産を見分けるポイント
- 1時間以上本格的な陣痛が続いているが出産に至らない
- 何頭か生まれた後、1時間以上経過するも残りの子が出てきていない
- 破水したのにも関わらず、破水後2時間以内に出産が始まらない
- 異常な液体(変色したおりものや羊水、出血)等が長い間、出続けるも出産までに至らない
猫は陣痛が始まると15分から20分程後に、1頭目の子猫を出産します。その後は15分前後の間隔をあけながら、次々と出産するのが普通です。
陣痛が始まっているのにも関わらず上のような状態が見られる場合、”難産”だと判断しましょう。
逆子の場合
人間でいうと逆子となれば自然分娩を断られてしまうケースが多いのですが、猫の逆子は珍しくありません。1/2は逆子と言われています。焦って引っ張らず、落ち着いて対処することが大切です。
母猫の首を陣痛が来たタイミングに合わせて、腹の方へ優しく曲げてあげると出てくることが多いようです。
猫が難産の時に飼い主がするべきこと
猫が難産だと気が付いたら、まずは獣医師に連絡を取りましょう。そのためにも、猫の妊娠に気が付いたら獣医師へ相談し、おなかの子が何匹いるのか把握しておくと良いですね!
そうすることによって、「あれ?まだ1匹出てきていない」とすぐに気が付くことが出来ますし、猫が難産になってしまった場合、獣医師に連絡を取りやすい為、飼い主さんも安心して猫の出産を見守れるはずです。
猫が難産になると
猫は自分で苦しい、つらい等の言葉を発することが出来ませんので、飼い主さんが早急に気づいてあげなければ、胎児の命の危険はもちろん、母猫の命さえも危うくなってしまいます。出産が始まったら、これは難産ではないか、注意深く見守ってあげましょう。
まとめ
今回は猫の難産について詳しく調べました。というのも、私事ではありますが実は現在、愛猫が妊娠した疑惑が浮上しています。もしも妊娠していた場合に備え、心配な難産について調べたのです。
これから出産を控えている猫ちゃんや、お見合いを考えている猫ちゃんのお役に立てる記事となりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
40代 女性 かえで
従姉の猫ちゃんでした。
その日はかなり寒い日でしたが夜に訪ねて行ったときにたまたま、出産だと知り、静かに立ち会いをさせてもらいました!
猫ちゃんは、今にも赤ちゃんが出てきそうなかんじでしたが、時間がかかりました。
心配しましたがようやく、1匹目が産まれました!10分ほどして、2匹目が産まれ、3匹目が逆子で、獣医さんに何度も確認しながらの出産でした。
産まれてきた上半身をお腹を丸める感じで少し曲げてあげると、シュッとでてきました、晴れて猫ちゃんにとっても初めての出産が終わりました。体が小さい目の猫ちゃんだったので、しっかり産めるのか心配でしたが、無事で安心しました!
いまでも、猫ちゃんの一生懸命な出産を鮮明に覚えています。不思議なパワーを頂きました。
20代 女性 ぺぴぃ
出産に関しては、飼い主さんができる事は少ないです。なので飼い主さんで解決できない場合は動物病院に対応してもらう必要があります。
あらかじめ出産前に、時間外でも診てもらえるのか、電話で的確な指示をもらえるか、夜間の診察や往診などの対応をして貰えるのか、など確認しておくと良いと思います。
病院によっては金額はかかりますが、出産の際にサポートしてくれる病院もあります。(預ける場合も)
飼い主さんができる事は出産についてどのような流れなのかを調べ把握するなど勉強する、状況を見て猫ちゃんのサポートをする、自分では難しい場合は獣医さんにお任せする、だと思います。
心配な事や分からない事があれば、事前に質問しておくと良いと思います。
あまり飼い主さんが慌ててしまうと猫ちゃんもストレスになるので、落ち着いて見守ってあげてください。