猫の出産準備で必要な3つの事

猫の出産準備で必要な3つの事

猫の出産にあたって必要準備とはどのようなものがあるのでしょうか。出産は母猫も生まれてくる子猫もどちらも飼い主が細心の注意を払って見守らなければいけません。そこで今回は「猫の出産準備で必要な3つの事」についてご紹介させていただきます。

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫の出産に向け準備する事

妊娠している猫

猫が妊娠をしたときに、出産に向け準備する事はどのようなことがあるのでしょうか。ここでは、当日に飼い主が落ち着いて行動することができるように猫の出産に向け準備する事についてご紹介させていただきます。

1.出産に向けて

猫が妊娠をしたときには出産に向けて準備が必要なものがいくつかあります。猫の赤ちゃんのために頑張るのは母猫ですので飼い主は母猫のより良い出産をサポートすることになります。

まずは、猫が妊娠をしたら出産当日までには「産箱」を準備しておきましょう。猫の妊娠は15~18日を経過すると「猫の乳首が赤色っぽくなり、乳首の周囲の毛が抜ける」という傾向があります。そして、妊娠後期になるにつれロバのような体型になりお腹がふっくらとしているのが分かるようになります。これらのような点で猫の妊娠が発覚をします。

猫の妊娠が分かれば妊娠に向けての準備を進めましょう。産箱は母猫が出産に使う場所で、その後の猫の赤ちゃんのお世話をするところになります。段ボールなどで構いませんので出産までに準備をしてあげましょう。

他には出産当日に必要になりますので

  • 木綿糸(ボタン付けようぐらいの太めのもの)
  • 大きめのタオル
  • ハサミ(消毒をしたもの)

これらのようなものを準備しておくようにしましょう。猫が出産当日に安心して過ごせるような環境づくりを心がけてくださいね。

2.動物病院へ連れていく

母猫と子猫

猫が妊娠をしたときには、出産までに動物病院へ連れていってあげましょう。猫のレントゲンを撮って猫の赤ちゃんが

  • 何匹いるか
  • 逆子ではないか

などを確認しておくようにしましょう。

また、動物病院には出産直前にもお世話になることがあります。それは陣痛が始まって1時間以上経っても猫の赤ちゃんが生まれないときです。通常は陣痛開始から30分程度で一匹目の赤ちゃんが誕生するのですがもし、母猫が難産となっているときには動物病院に相談をしてどうすれば良いのか判断を仰ぎましょう。

3.キャットフードの変更

猫が妊娠をしたときには、飼い主は猫の「キャットフード」を変更しましょう。キャットフードが母乳や母体に一番影響がありますので

  • 高栄養
  • 高タンパク

これらを重視した「妊娠、授乳期用」のキャットフードに変更し、さらに消化のしやすいものを準備してあげましょう。

猫の出産の準備での注意点

お腹が大きな猫

猫の出産の準備での注意点はどのようなことがあるのでしょうか。猫の出産の準備では、母猫や猫の赤ちゃんにどのようなことが起こるかわかりませんので飼い主もサポートをしてあげる必要があります。

しかし、猫の出産の準備では注意点もいくつかあります。ここでは、猫の出産の準備では注意点についてご紹介させていただきます。

産箱は静かな場所に設置する

産箱は必ず出産までに準備をして、静かで薄暗く落ち着ける場所に設置するようにしましょう。母猫は、一度の出産で猫の赤ちゃんを3~5匹生みます。ですので出産にあたっては、2~5時間程度かかるのでかなりの体力や集中力が必要になります。

そんなときに、部屋がアロマや香水の匂いがしたりテレビや様々な音が聞こえる環境だと落ち着いて出産をすることができません。そのようなことがないように母猫が妊娠をしてからは赤ちゃんが生まれるための環境作りをきちんとして、リラックスできるように準備してあげましょう。

飼い主はあくまでもサポート

飼い主はあくまでもサポートです。何から何まで手出しをするのではなく、基本的には「見守る」ようにしましょう。しかし、時には飼い主が手伝うことがあります。

それは母猫が出産後に猫の赤ちゃんの「羊膜」を破らないときです。猫の赤ちゃんが生れたときに、元気がなく弱っている猫であったりすると元気な猫を優先して母猫が体を舐めて羊膜を破ります。そのようなときには、羊膜が破れていない赤ちゃんを準備していた大きめのタオルで優しく拭いて羊膜をとってあげましょう。そしてへその緒があるので木綿糸で縛って、母猫側をハサミで切りましょう。

母猫が体力的にも全ての猫の赤ちゃんに手が回らないこともあるので、そのあたりは飼い主もお世話をしてあげてください。

まとめ

出産前の猫

猫は出産で、3~5匹くらいの猫の赤ちゃんを生みます。猫の出産は体力や集中力など母猫への負担が大きなものとなるので安心して過ごせるような場所に産箱を設置し、環境作りをしてあげなくてはいけません。猫の出産は難産や、死産となってしまうこともあるのでもし出産に一時間以上かかるようなことがあれば動物病院へ相談を仰ぎましょう。出産当日に飼い主が慌てることのないように用意周到に準備をしておいてくださいね。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子先生
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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