猫がうどんを食べても大丈夫!
- 猫はうどんを食べても問題ない
- 人用のうどんは塩分が高いのでNG
- 穀物アレルギーのある猫はNG
猫がうどんを食べても、基本的には大丈夫です。うどんの原料は小麦粉、水、塩などですので、猫にとって害がある訳ではありません。
うどんは消化吸収が良く、タンパク質も含まれていますので、食欲が落ちた猫や消化不良を起している猫に与えると良い場合があります。噛む力が衰えた老猫にも。
うどんが好きな猫もいて、飼い主さんが某赤いパッケージのうどんを食べようとテーブルに置いておき、5分後に戻ってみると愛猫が完食していた、というケースも。
ただ、うどんは製造過程で塩を使っていますし、きつねうどんなどのように調理したものは味付けがされており、猫にとっては塩分が高過ぎますので、愛猫には食べられないように注意しましょう。
また、うどんの原料「小麦」などの穀物アレルギーがある猫、疑いのある猫ちゃんに与えるのは危険です。
うどんを猫に与える時の注意点
猫に与えてもOKなうどんですが、注意点がいくつかあります。
塩分
うどんの原料に塩が入っていますので、塩分には注意が必要です。ゆでた後に水洗いをするか、初めから無塩のものを与えるようにしましょう。
食物アレルギー
うどんの原料である小麦粉は、穀物である小麦から作られています。その小麦には、多くの炭水化物が含まれます。
本来、猫は炭水化物の消化は苦手とされていますので、必須な栄養素ではありません。中には、小麦に対してアレルギーを持つ猫もいます。
食物アレルギーがあると、皮膚のかゆみや嘔吐、下痢などが見られます。
便に血がつくことも。最初は充分注意して、慎重に与えるようにしてください。
味付けはNG
人はうどんを食べる時、醤油や塩、めんつゆなどで味付けをしますが、猫にとって味付けは不必要です。むしろ塩分の摂り過ぎになりますので、味付けはしないか、もしくは鰹節などでとった、だし汁のみを与えましょう。
また、うどんだけでは栄養が偏ってしまいますので、いつも食べているキャットフードの上にうどんを乗せたり、うどんに肉や野菜をトッピングしたりするのもオススメです。
うどんの猫への与え方
- ゆでめんを使う
- 細かく切る
- 柔らかくなるまで茹でる
- 水で洗う
猫にうどんを与える時は、ゆでめんを利用すると簡単です。そのままではなく細かく切り、柔らかくなるまで良く煮込みます。
市販のうどんには添加物が添加されている事もありますので、気になる場合は無添加のうどんを使いましょう。煮込み終わったら、水洗いすると塩分を落とすことができます。
猫へ与えるうどんの量は?
初めてうどんを与える時は少量にして、愛猫の様子を観察しながらにしましょう。
おすすめ猫用うどんレシピ
猫用にアレンジした、うどんレシピをご紹介しましょう。
①鶏野菜うどん
鶏肉のおだしと野菜のハーモニーが楽しめるうどんレシピです♪
【材料】
鶏肉
ゆでうどん
野菜類(にんじん、えのき、小松菜など)
鰹節(猫用)
【作り方】
- 1.鶏肉とうどんを、愛猫が食べやすい大きさにカットします。野菜はみじん切りにします。
- 2.鶏肉と野菜を鍋に入れ、かぶる程度の水を入れて良く煮込みましょう。
- 3.うどんは別にゆで、柔らかくなったら水洗いして塩分を落とし、器に盛りつけましょう。
- 4.野菜などが柔らかくなったら、うどんの上からかけて、冷まします。
- 5.人肌程度に冷めたら、鰹節(猫用)をトッピングして出来上がりです!
②焼きうどん
こちらはつゆがなく、さっぱりとした焼きうどん。トッピングに使う海苔はマグネシウムが豊富なので、猫が好む食材です。
【材料】
豚肉(豚肉にアレルギーがある場合は鶏肉など他の肉)
ゆでうどん
野菜類(キャベツやニンジン、キノコ類など)
鰹節
海苔
【作り方】
- 1.豚肉とうどんを、愛猫が食べやすい大きさにカットします。野菜はみじん切りに。
- 2.うどんは鍋で柔らかくゆで、水洗いをします。
- 3.フライパンにサラダ油を熱し、豚肉に火を通します。お皿に取り出しておきましょう。
- 4.次に野菜を炒め、鰹節を加えます。水を少量加え、フタをして蒸し焼きに。
- 5.野菜が柔らかくなったら、2.のうどんと3.の豚肉をフライパンに戻して炒め合わせます。
- 6.人肌程度に冷まし、海苔をきざんでトッピングすれば完成です!
油で炒めますので、油が残りすぎないようにキッチンペーパーなどで油を拭き取るか、テフロン加工のフライパンで油をごくわずかにして作るようにしましょう。
まとめ
- 猫にうどんを与えても問題はない
- アレルギーがある猫には与えてはいけない
- 味付けされたうどんは与えてはいけない
- うどんを与える時はうどんを細かく刻む
- 水で洗うと塩分を抑える事ができる
今回は猫はうどんを食べてもいいのか?についてご紹介致しました。猫がうどんを食べても害はありません。しかし人が食べるような味がついたうどんは塩分が多いため与えない方が良いでしょう。
また猫には穀物アレルギーがある子がいますので、小麦やお米などにアレルギーがある猫ちゃんにうどんを与える事は危険です。
炭水化物が苦手なはずなのにうどんを好む猫もいるようで、面白いですね。時代の変化と共に、猫の食の好みも変わってきているということでしょうか?
ただし、猫に必要な栄養素と人に必要な栄養素は異なりますので、日常的に与えないように気をつけ、あくまでもキャットフードがメイン、うどんは時々にしましょう。
女性 ひなまま
我が家の猫の中にも、人間の食べものに興味を持つ子がいて、うどんやラーメンを食べていると寄ってきてはお更に手を突っ込んでしまうこともあります。
今まではうどんも猫にはダメな食べ物だと思っていたので、立って食べなければいけない時もありましたが、こちらの記事を読んで、アレルギーがある場合を除いて、猫がうどんを食べても問題ないことを知り、本当に安心しました。塩分にも気を付ける必要があるのですね。
さらにはレシピまで書いてあったので、愛猫がうどんを食べたがる時にはこちらのレシピを参考にし、愛猫のためにうどんを用意してあげようと思います!( *´艸`)
40代 女性 かおり
与えるときは、うどんをよく茹でて短く切って与えています。
よく食べてくれます、特にお腹をこわした時に与えるようにしています。
たいてい、すぐに普通の便に戻ります。
お腹も暖まるし、よく刻んで与えてあげると、消化もよくなります。
40代 女性 しまこ
味付けなどはできないので、うどんをやわらかく湯がいて一口大に切っておやつに与えています。鰹節を少しだけまぶしてあげるとよく食べます。寒い冬には、猫ちゃん用の出汁に、うどんを入れて温かいうどんを食べさせたりもしました。猫ちゃんが下痢をしているときにはやわらかく湯がいたうどんは消化によいのでオススメします。元気なときにも、うどんはお腹を温める作用があるので冬にはよく使われますし、夏場もエアコンで腸が冷えているときにも重宝します。