猫で平成のマンガを振り返ろう!
いよいよ平成も終わり、新元号「令和」がスタートしましたね。
平成には様々なことがありましたが、猫好きが忘れられないようなマンガはどのようなものがあったのでしょうか。ここでは平成の印象深かった猫のマンガについてご紹介させていただきます。
ねことじいちゃん 平成27年
こちらは2015年に出版をされ映画化もした、ねことおじいちゃんのなんだか懐かしく感じてしまうようなマンガです。
元先生の大吉じいさんはおばあさんが先に天国へと旅立ってしまい、10歳になる猫の「タマ」と海の見える街で暮らしています。
そんなタマとおじいさんの現在と過去が交差をしながら描かれ、時代の流れ、懐かしい情景、変わりゆく季節を見ながら二人の生活をまったりと読めるお話になっています。
猫のタマが大吉じいさんのエコバッグに入って、そこから顔だけをだして買い物をするシーンがあるのですが読者も癒やされてしまうこと間違い無しです。
また、タマだけでなく街の野良猫たちもたくさん登場してくれるので猫好きにはたまらない一冊です。優しい気持ちになりたい方には是非オススメです。
ねこノート 平成24年
こちらは、2012年に出版された全4巻で完結をする「ねこノート」です。
いろんな街で繰り広げられる猫と人間のオムニバスストーリーになっているこちらの一冊。
「ゾッチャの日常(全14巻)」の作者でもある生藤由美先生の猫マンガになっています。
1話完結型のオムニバスで誰にでも読みやすい、また様々な猫が登場して人間たちと心温まるドラマを繰り広げてくれるお話になっています。
1話の「虎鉄」の舞台となるのは瀬戸内海に面した坂の街です。ここは数々の映画の舞台となる有名な街でもあるのですが、猫のたくさんいる街しても知られた場所。
そんな場所を散策する女性の前に現れるのが虎鉄という猫です。この猫は女性たちを素敵な坂道へと案内をしてくれる観光案内役。
こちらの本の魅力は「猫目線」で描かれていることです。猫目線で人間の関係性を考え、しゃべることができないからこそ心の中で思っていることを読者にも「なるほど」と思わせてくれる1冊になっています。
全4巻すべてのタイトルが主人公の猫の名前になっており、クスッとなったり感動してしまったりなど猫好きにはたまらないお話です。
同居人はひざ、時々、頭のうえ。 平成27年
こちらは2015年に出版された不器用草食男子と猫の話。
「僕は今、猫に命を狙われている...。」そんな不思議な言葉から始まる物語は猫の目線と人間目線W視点になっているのが読んでいて面白いところです。
出だしだけを見れば「ホラーマンガ?」と思ってしまいそうですがそのようなお話ではありません。こちらは主人公23歳の「朏 素晴(みかづきすばる)」がミステリー作家の人気作家として新作を書き下ろす忙しい毎日を送っています。
主人公は両親を事故で失っているので実家で一人暮らしなのですが、人付き合いが苦手で引っ込み思案な性格。
しかし、そんなときに一匹の野良猫と出会い自宅に連れ帰ります。「マンガのネタになるかもしれない」と思ったのがきっかけだったようですが「陽(はる)」と名付けられた猫と暮らし始めると今まではできなかったような経験をしたり猫のおかげで人間として成長をさせてくれる猫との家族物語です。
チーズスイートホーム 平成27年
こちらは2015年に出版された、ペット禁止のマンションに住んでいる山田さん一家が迷子の子猫を拾った絆あふれる物語です。
子猫チーの「ちゅごーい」などの可愛らしい口調を読んでいると何とも癒やされてしまいます。
チーシリーズはマンガだけでなくアニメ化などもされているので小さな子供から大人まで楽しめること間違い無しです!
東伍郎とまろすけ 平成26年
こちらは2014年に出版された強面の剣の達人「東伍郎」と猫「まろすけ」のお話。
夏目東伍郎は誰よりも強くそして強面な剣の達人。しかしそんな夏目東伍郎は剣以上に夢中になるものがあるのです。
それは「猫」。そんな愛猫「まろすけ」の溺愛ぶりを愛でる猫好きコメディマンガになっています。
自覚なしの猫たらしのお話で読者もニンマリしてしまうこと間違い無しなお話です。
まとめ
平成もいよいよ終わりですが、平成にもたくさんの猫マンガがありました。そのなかでも今回は、オススメの面白いものや読んでいて癒やされるものなどをご紹介させていただきました。是非読んでみてくださいね。