『うちの猫がまた変なことしてる。』のあらすじ
猫好きの漫画家、卵山玉子がめんどくさい性格の猫トンちゃん(♀・2013年生まれ)と
天真爛漫な猫シノさん(♀・2014年生まれ)と夫とで暮らす日常や実家で飼っていた猫との思い出を描いた猫コミックエッセイ。
現在は一時預かり中の元気いっぱい猫、たねお(♂・2016年生まれ)も同居中。
小さい箱に無理やり詰まる、執拗にお尻をくっつけてくる、夜中にじっと見つめてくる…
変だけどあるあるな猫の行動に和みます。KADOKAWAより単行本1〜4巻がオールカラーで発売中。
作者の卵山 玉子さんにインタビュー♪
玉子さんと猫ちゃんとの出会いのきっかけは?
先輩猫のトンちゃんとは保護猫の譲渡会場で出会いました。
会場では肝が座って見えたトンちゃんでしたが一緒に暮らしてみると相当ビビリな性格のうえに暴力性を備えた猫で、甘えたい気持ちよりも恐怖が勝って噛んだり引っ掻いたりしてしまうようでした。私たちが何者なのかわからなくて常にほんのり混乱している感じでした。
「言葉も文化も違う大きい異生物に連れ去られて同居するって怖いだろうな。自分だったら同種族の仲間がいたら安心するかも」と思ってトンちゃんに「人間は怖くないよ」と猫語で教えてあげられる、猫も人間も好きな猫をネットの里親サイトなどで探しているときに条件ぴったりだったのが後輩猫のシノさんです。
シノさんは民家の庭に1匹で現れて餌をもらっていた野良の子で、人間にも猫にもフレンドリーでした。最初はプリプリしていたトンちゃんも1ヶ月半くらいでシノさんを受け入れて、驚くほど穏やかになりました。もしシノさんに会ってなかったらトンちゃんは今でもビビって噛みつく猫だったかもしれません。
2017年に縁あって動物愛護団体から3匹の子猫を1ヶ月半だけ預かったことがあって、預かり終了してシェルターに戻った数ヶ月後、そのうちの2匹にめでたく里親さんが決定したとき「残った1匹が寂しいと思うので預かってくれませんか?」と声をかけていただきました。その猫が、たねおです。
すごくいい奴でうちに迎えられたら最高なのですが住居の事情で叶わないので、一生大事にしてくれる家族を気長に探しています。
猫ちゃんの事を漫画にしようと思ったのはなぜですか?
猫って奇行が通常運転でそれがすごく可愛いんですけど、誰かに「こんなに変で可愛いことをするんだよ!」と話しても私の話術ではいまいち伝わらなかったんです。
漫画だったら表情や動きを表現できるんじゃないかと思って描き始めました。
漫画を通して読者の方に伝えたい事
基本的には「猫が可愛い」とずっと言っている漫画なので気楽に読んでいただいて、読後に身近にいる猫をさらに大事に思ったり、遠くにいる猫を思い出したり、ちょっとでも保護猫や預かりボランティアに興味を持ったりしてもらえたら嬉しいです。
一部内容のご紹介♪
「卵山玉子(たまごやま・たまこ)」さま著者紹介
卵山玉子(たまごやま・たまこ)
猫好きの漫画家。元保護猫のトンちゃん(♀)、シノさん(♀)、愛護団体から一時預かりしている たねお(♂)と夫と暮らしている。猫の身体でいちばん好きな部位はおしり。