猫が『カーテンに登りたがる』5つの理由

我が家の猫たちは奇跡的に、誰ひとりとしてカーテンによじ登ることがありませんでした。しかし猫飼いさんのお話を伺うと、『カーテンに登りたがる』のはもはや"あるある"に近い現象のよう。
実は、猫がカーテンに興味を持つのには理由があります。今回はその中から5つの理由について解説いたします。さらに後半では、阻止する方法を紹介いたします。
1.木登りに似ているから
野生の猫は、得意な木登りを活かして身の安全を確保していました。イエネコにもその本能が残っているため、カーテンを見ると登りたい衝動に駆られることがあるのです。
2.飼い主さんの注目を浴びたい
そんな本能があるとは露知らず、愛猫がカーテンに登るサマを見た飼い主さんは思わず『やめて〜』と叫ぶはずです。中には『凄い』と感心してしまう飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
いずれにしても猫は、この反応がクセになります。"カーテンに登れば注目してもらえる"と学習してしまうのです。
日頃からいたずらっ子な猫・多頭飼育で気を引きたがる猫は特にこの傾向が強いでしょう。飼い主さんが驚けば驚いただけ猫が喜んでしまうという残念なループに繋がります。
3.遊んでみたら楽しかった
中には、思いつきで登ってみたら案外楽しかったという猫もいます。そしてそれがマイブームとなり、飽きるまで続けてしまうのです。
この手の動機から始まった猫は、他に興味が移ればやめてくれる場合が多いです。よって過剰な反応は見せずに、カーテン登り以外の遊びを提供してみてください。
4.獲物に見立てて狩りをしている
さらに猫によっては、カーテンを"登るもの"ではなく"仕留めるもの"として見ている場合があります。これも野生の本能によるものです。
猫は狩りを生業として生き延びてきました。イエネコにも狩猟本能があるため、カーテンを獲物に見立てて戦うことがあるのです。
このケースもやはり過剰な反応は避け、本能が向く矛先を変える工夫をしてみると良いでしょう。そうすることで自ずとカーテンから離れるようになります。
5.運動不足によるストレス発散
子猫や若い猫は遊び盛りなお年頃です。これも狩猟本能が関係しており、活発に動きたくなる時間帯や衝動に駆られるタイミングがあります。
その中で欲求が満たされずにいるとストレスを感じるようになり、手当たり次第に発散するようになるのです。カーテンもその手段の1つと捉えてみてください。
阻止するための効果的な方法

先ほどの理由を整理すると『本能』というワードに集約できそうですね。カーテンに登ることで本能が満たされたり、逆に満たしきれない欲求をカーテンで補ったりしている様子が見て取れます。
とはいえカーテンは本来、猫が登って遊ぶおもちゃではありません。素材によっては爪が引っかかったまま取れず、外れた頃には猫自身も大怪我をしているという危険性すらはらんでいます。
したがって、できる限りやめさせる方向で検討するに越したことはないでしょう。ということで、ここからは阻止するための効果的な方法を紹介いたします。
キャットタワーを設置する
木登り好きな猫や遊び盛りの猫、バリバリと爪を研ぎながら大きな獲物に挑みたい猫には『キャットタワー』がうってつけです。
程よく日当たりの良い部屋の隅っこに置いて楽しんでもらってください。
積極的に遊んであげる
子猫は狩りのスキルを磨くため、日々母猫や兄弟猫とじゃれ合います。この習性を活かし、積極的に遊んであげることで本能が満たされるケースもあります。
揺れ動くものが好きな猫は、紐状のおもちゃやカシャブンなどに興味を示しやすいでしょう。飼い主さんが中心となって誘導すること自体も母猫の行動と被るため、子猫に喜ばれます。
なお、これらのおもちゃは出しっぱなしにしてしまうと誤飲事故に繋がる恐れがあります。猫が飽きてきたら必ず手の届かない場所に片付けるようにしてください。
蹴りぐるみで発散してもらう
ひとり遊びができるようになってきたら、蹴りぐるみにマタタビを付けて遊ばせてみてください。クセになれば留守番中も暇つぶしとして活用してくれるようになるでしょう。
なお、蹴りぐるみは猫専用のものであれば誤飲のリスクは低いほうです。とはいえ"絶対に大丈夫"という保証はないので、噛みグセがある猫からは目を離さないようにしてください。その場合は家を空ける前に戸棚にしまうように心がけてくださいね。
カーテンの素材を変える
どうしてもカーテンへの執着が抜けない場合や、不安が尽きない場合は『カーテンの素材』を見直してみてください。
ツルツルとした質感のものは滑りやすく、爪が刺さりにくい傾向にあります。カーテンを変えて登りにくくしてしまうのも手段の1つになるので、イタズラにお悩みの場合は検討してみてください。
まとめ

今回は、猫が『カーテンに登りたがる』5つの理由と、阻止するための方法を紹介いたしました。愛猫に似たケースはあったでしょうか。
猫がカーテンに登ってしまうのは、偶発的なものから習性によるものまで多種多様でしたね。大切なのは頭ごなしに叱らないことです。
愛猫の行動をよく観察し、状況に合わせた対処法を試してみてください。今回の内容が少しでもお役に立てれば嬉しいです。