猫の命が危険になることもある4つの場所

1.ベランダ・窓
ベランダや窓からの転落は、猫の暮らしの中で王道の危険ゾーンです。猫は高い場所に登ったり狭い足場もスイスイ歩いたりするのが得意なので、中には「大丈夫だろう」と思い込んでいる飼い主さんもいるかもしれません。しかし、優れたバランス感覚を誇る猫でも、足を滑らせたり、外の鳥や虫に気を取られたりして転落することがあります。
転落したからといって全ての猫が必ず命を落とすわけではありませんが、骨折や胸部や腹部の損傷など、大きなケガにつながるおそれがあることを覚えておきましょう。
2.浴槽
水を嫌う猫は多いものの、意外と「お風呂場」が好きという猫は多いものです。お湯を張った湯舟のフタの上は「天然の床暖房」ですし、夏場はタイルや床がひんやりとしているなど、体温調節に適しているからです。しかし、何かの衝撃で風呂フタが落下したり、足をすべらせて浴槽に落ちてしまう可能性もゼロではありません。
水に落ちた猫はパニックを起こしますし、浴槽の縁が滑りやすいので自力で出られるとは限りません。また子猫や高齢猫ですと、登る力が足りなかったりもします。「お風呂場なら安心だ」という考えを捨て、自宅での安全性を過信しないようにしましょう。
3.カーテンやレール、チェーンなど
猫はカーテンによじ登ったり、ロールスクリーンのひもやチェーンにジャレつくことがあります。しかし、遊んでいるうちにうっかり体が絡まったり、首にひもが巻きついてしまったりなど、自力で抜け出せなくなる危険もなくはありません。またブラインドの中にハマって身動きが取れなくなるという事例も多々あります。
猫はそもそも高い場所が好きなので、カーテンレールの上に登ったり、カーテンに飛びついたりするケースが多いです。その猫の行動を観察しながら、危険予知をするとよいでしょう。
4.家具の転倒や下敷き
猫は身軽なので、棚や家具の上に登ったり、家具の隙間に入りこんだりします。しかし、不安定な家具やたてかけてあるような物ですと、猫が触れたり乗ったりした拍子に倒れることがあります。
たとえば、立てかけてあった簡易ベッドやキャットタワーが倒れたりすることがあります。また地震でタンスや本棚などの家具が倒れた場合も、下敷きになってしまうリスクがあります。反射神経がよく、狭い場所をすり抜けられる猫といえども、タイミングが悪く家具の下敷きになっては重傷もしくは命にかかわる危険があることを把握し、安易に考えないようにしましょう。
安全を守るために

猫の行動を完全に予測することは難しいですが、「もし、猫が乗っているときにこれが倒れてしまったら…」という想像はできます。事故が起きてから対応するのではなく、できることから危険を未然に防ぐ環境づくりが大切です。
まずは窓やベランダに転落防止策を設置し、浴槽のお水は常に抜いておき、また浴室に猫が自由に入れないようにすることも大切です。
家具や折り畳みのタイプの用品も、転倒しないように固定したり、安全な場所に保管する必要があります。特に猫がよく登る場所や隠れたり入り込んだりする場所を把握しておくと、危険な箇所を見つけやすくなるでしょう。
また「危険な場所4つ」には記載していませんが、洗濯機の中も閉じ込めに注意が必要ですし、キッチン周りにも包丁や洗剤など危ないものがあります。また意外と盲点なのが「こたつ」。これも高齢猫がやけどをしたりするリスクもあるので、危ない物の出しっぱなしや、電気のつけっぱなしなどは要注意。その都度片づける習慣をつけましょう。
まとめ

室内で暮らす猫にも、案外身近なところに危険は潜んでいます。また紹介した以外でも、猫がいると知らずに布団の上から乗ってしまったり、隠れた猫に気づかずに閉じ込めてしまうこともあります。
猫は思いがけない場所に入り込む習性があるので、日頃から室内を見直し、危険な要素は排除しておくのがおすすめ。猫のために、少しでも安全な環境を用意してあげてくださいね。