「助けてニャー」 高圧線の電柱に登って降りられなくなった飼い猫 夜になってやっと救出される カナダ

「助けてニャー」 高圧線の電柱に登って降りられなくなった飼い猫 夜になってやっと救出される カナダ

電柱に登って降りられなくなった飼い猫が、夜になって数時間ぶりに救出されました。困った飼い主は警察や電力会社、消防署などに助けを求めましたが、当初は冷たい対応でした。やがて高所作業車で救助が行われ、猫は無事に帰宅できたのです。

高圧送電線の電柱に猫が!

電柱の上の猫

画像はイメージです

カナダのカルガリー北東部で、電柱に登って降りられなくなった飼い猫が、夜になってやっと数時間ぶりに救出される出来事がありました。

飼い主のIbtsam Ahmadさんによると、愛猫Tinkuは早朝に家から脱走してしまい行方不明になりました。その後テンプルボウ・ロード・ノースイースト15番地付近の電柱上部にしがみついているのが発見されました。この電柱は地上数メートルもの高さがあります。

家族は1日がかりで電話をかけ、市役所の総合案内やカルガリー警察、消防局、電力会社、さらには民間の樹木医にまで助けを求めました。しかしこの電柱には高圧の送電線が通っているため、すべての機関から「危険なので何も対処できない」といわれてしまったのです。

飼い主の要請に、関係機関は冷たい反応

高圧線が架かった電柱

画像はイメージです

Ibtsamさんは、午後になって現場を見にきた電力会社の作業員に「自分には何もできない」といわれました。直接出向いていった消防局では「電力会社の対応が不可欠だ」と助言されました。

「関係者のこうした冷たい対応には、本当にがっかりしています」と彼。

そこで家族は、猫が電柱から落下してしまった場合に備えて、すぐ下の地面上に即席のハンモックを設置してその場に待機し、猫を見守りました。

カルガリー消防局のDave Nelson地区隊長は「動物に関する緊急通報はカルガリー警察に回され、警察が対応する優先順位を決定することになっています」と説明しています。このため消防隊が出動するのは、警察からの要請があった場合のみだといいます。

その後、夕方になってやっと消防隊が現場に到着し、状況を確認するために電力会社へ出動を要請したということです。

電力会社では「この電柱には高圧送電線が架かっているため、当社のチームと猫の双方にとってどう安全を確保するかが極めて重要です。停電した場合、近隣住宅への影響についても検討しなければなりませんでした」と話しています。

無事救出され、猫は自宅へ

消防隊員と猫

画像はイメージです

結局、電力会社は夜になって一時的に送電線への通電を遮断し、午後10時35分頃に猫が無事救助されたことを確認しました。同社は「その後、回路への通電を再開し、通常の業務に戻りました。猫は無事に帰宅しました」と発表しています。

Ibtsamさんはテレビ取材に応えて「救助隊は高所作業車を使ってTinkuを確保し、下に降ろしたのです」と話しています。地上近くまで降りてくると、Tinkuは作業車から跳び降りて、そのまま家へと一目散に走っていったそうです。

猫にケガはなかったのですが、長い1日を高所で過ごし、多くの人々の注目を浴びて、相当に疲労困憊したことでしょう。

出典:Cat stuck on Calgary power pole rescued after day-long effort

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