猫が『夜行性』だと勘違いされやすい理由4つ 実際の生活リズムや習性に関する知識

猫が『夜行性』だと勘違いされやすい理由4つ 実際の生活リズムや習性に関する知識

「トラやヒョウも夜行性なんだから、猫もきっと夜行性でしょ?」と思っていませんか?実は、猫は夜行性の動物ではありません。それなのになぜ、私たちはこんなにも猫を夜行性だと思い込んでしまうのでしょうか。今回は、その理由を4つの視点から紐解きながら、猫の生活リズムや習性について詳しく解説します。

猫が『夜行性』だと勘違いされやすい理由4つ

暗い影から見つめる猫

1.昼間によく寝ているイメージがあるから

仕事に出かける前も、休日に家で過ごす時間も、昼間から気持ちよさそうに寝ている猫。そんな姿を見て「ああ、今夜も運動会になるぞ・・・」と、覚悟を決める飼い主さんも多いのではないでしょうか。

たしかに猫は、名前の由来が「寝子」という説があるほど、長時間寝ていることが多いです。

日が暮れてから活発に動き始めるため、夜通しずっと活動していると思うのも無理はないでしょう。

2.暗闇がへっちゃらに見えるから

猫の瞳といえば、薄暗い場所でも目をキラーンと光らせるのが印象的です。これは、目の奥にある「タペタム」という組織が、光を反射するためです。

夜の消灯タイムを過ぎても、家の中をすいすいと歩き回ったり、暗くて何も見えないように感じる窓の外をじっと眺めたりする姿が見られることもあるでしょう。

そんな猫の様子から「暗い場所でも平気=夜が得意=夜行性」というイメージが浸透していると考えられます。

3.夜遅くまで一緒に起きているから

「うちの猫は夜遅くまで一緒に起きているよ!やっぱり猫は夜行性なんじゃないの?」と不思議に感じる人もいるでしょう。

実際、筆者の愛猫も、筆者が23時過ぎまで起きているときは一緒に起きています。ただ、筆者が「今日はもう眠い・・・」と21時前に早めに布団に入ったときも、足元にいそいそと集まってくることもあります。

つまり、単に夜遅くまで起きているのではなく、飼い主さんと同じ行動を取ろうとしているだけという場合も考えられるでしょう。

4.夜に狩りをしているイメージがあるから

トラやヒョウなど、同じネコ科のなかには夜に狩りをする動物がいます。そのイメージから、猫も「夜行性」と考えてしまうのかもしれません。

また、今でこそ完全室内飼いが一般的ですが、一昔前は、猫を外に出すことも珍しくない時代でした。

夕方に外へ出かけた猫が、朝方起きたときには戻っている姿を見ていた人もいるでしょう。そうした昔の猫のイメージが、現在もどこかに残っているのかもしれません。

知っておきたい!実際の生活リズムと習性

飼い主さんと夜更かしをしている猫

このように、夜行性と勘違いされやすい猫ですが、本当は「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」の動物です。

薄明薄暮性とは、夕方や明け方に活発になる性質のこと。猫が獲物にしてきた小動物が活動的になる時間に適応してきたとされています。

現代では、完全室内飼いの猫が多く、獲物を狩る必要もありません。そのため、一緒に暮らすなかで飼い主さんの生活リズムに合わせることもあるでしょう。

とはいえ、昼行性の人と、薄明薄暮性の猫とでは、本来の活動のピークは少し違います。

飼い主さんが「早朝から起こさないでよ〜」と困ってしまうこともあるかもしれません。寝る前にたくさん遊ぶなどの工夫をしながら、上手にお付き合いしましょう。

まとめ

夜の窓辺に佇む猫

猫が夜行性だと勘違いされやすいのは、日中うたた寝する姿や、夜遅くまで一緒に起きている姿を目の当たりにしているためでしょう。

ましてや、猫は暗闇を歩くのも得意です。消灯後も目をギラギラと輝かせ、窓の外をじっと見つめる様子が、ますます夜行性というイメージを強くさせています。

しかし実際は、夕方や明け方に活動的になる「薄明薄暮性」の動物。昼行性の人と違って「明け方」も活発に動くのが特徴です。

飼い主さんは、猫の行動を無理に変えようとするのでも、猫に生活を合わせすぎるのでもなく、お互いが気持ちよく暮らせる方法を考えていけるとよいでしょう。

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