1.喉が枯れているから

人間と同様、猫も喉が乾燥することがあります。声の様子がおかしいときは、もしかすると枯れているだけかもしれません。
日常生活で起こりやすいのは、寝起きです。寝起きに声が出にくいのは、だれしも経験があることでしょう。起きたばかりだと、喉がスムーズに動かないのかもしれません。
また、発情期に何度も鳴くことでカラカラになるケースもあります。とくに、秋冬など乾燥する季節に見られることが多いようですが、食欲や元気があれば問題ないでしょう。
しばらくすると元通りの声に戻ることがほとんど。水分補給すると改善されることもあるので、新鮮な水を用意しておいてもいいでしょう。
ちなみに、全身麻酔をしたあとも、声が出にくくなる傾向があります。これは、喉から気管チューブを通して麻酔をかけるためです。基本的には自然に治りますが、いつまでも元に戻らない場合は、獣医師に相談してみるのがおすすめです。
2.ストレスが溜まって鳴き過ぎているから

ストレスで声が変わることもあります。とくに、分離不安の兆候が見られる猫は、鳴きすぎて声がガラガラになることがあるようです。
普段は問題行動がない猫でも、急な来客や引っ越し、花火や騒音などの影響で一時的に不安定になることも。お留守番に慣れさせたり、いつでも身を潜められるスペースを作るのがおすすめです。
また、高齢猫の場合、認知症を患っている可能性もあります。大声で夜鳴きをしたり、何度も食事の催促をしたり、鳴く頻度が増えることが多いためです。
根治はできませんが、生活環境の調整や薬物療法で、症状の緩和が期待できるケースもあります。声かけなど家庭でのケアに気を配るとともに、認知症との向き合い方について獣医師と相談してみるのもいいでしょう。
3.喉の病気を患っているから

猫の声が変わる病気は、いくつか存在します。
一番多いのは「猫風邪」です。発症すると、鼻水やくしゃみなど、人間の風邪のような症状が現れます。喉に症状が出ると、声がかすれたり、鳴きづらそうにしたりします。
猫風邪は、猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスなどを元とした感染症の総称です。混合ワクチンで予防できる病気なので、定期的な接種は非常に有効といえます。
また、「咽頭炎」を患ったときも、声が出にくくなることがあります。猫風邪のような感染症が元となる場合もあれば、誤飲やアレルギーが原因となる場合も。
高齢猫の発症率が高いため、愛猫が高齢で、声がおかしい、食べているのに痩せるといった症状があるときは、動物病院へ行きましょう。
4.鳴き方に慣れていないから

愛猫がまだ子猫の場合、鳴くことに慣れていないから声がおかしいのかもしれません。子猫のうちは、喉や声帯の筋肉が未発達です。また、子猫によっては、上手に声が出るまで試行錯誤を繰り返す場合もあります。
徐々に成猫のような声になれば、特段心配しなくても構いません。子猫が鳴いたら答えるなどしてコミュニケーションを取ってあげると、発声練習になるでしょう。絆を深めるチャンスでもあるので、ぜひ練習に付き合ってあげてくださいね。
まとめ

猫の声が変わる原因は、喉の乾燥からストレスまでさまざまです。ほとんどは自然に治るため、心配しすぎなくても大丈夫でしょう。
一方で、病気が潜んでいる場合は、以下のような症状が併発します。
- 咳や鼻水
- 食欲不振
- 嘔吐や下痢
- 過剰なよだれ
これらの症状が見られたら、早急に動物病院に連れていきましょう。病気だけでなく、誤飲の可能性もあります。
また、突然夜鳴きが激しくなったり、性格が変わったと感じる場合も注意が必要です。
どうしても判断がつかない場合は、念のために獣医師に診てもらってくださいね。