1.ゴロゴロ

猫の「ゴロゴロ」は、飼い主にとっておなじみのかわいらしい音。撫でられているときや飼い主のそばでくつろいでいるときなど、猫が安心している場面でよく聞かれます。
そのため、ゴロゴロ音は「うれしい」「気持ちいい」「安心している」といった気持ちの表れとしても有名。飼い主の膝の上で目を細めながらゴロゴロ鳴らしているのであれば、リラックスしている可能性が高いでしょう。
ただし、ゴロゴロ鳴らすのは機嫌がよいときだけではありません。不安や緊張を感じているとき、体調が悪いときなどにも鳴らすことがあります。自分を落ち着かせるための行動とも考えられています。
音だけで気持ちを判断せず、食欲や元気、姿勢、表情なども一緒に確認するのが大切。いつもと違って元気がないのにゴロゴロ鳴らし続けている場合は、体調にも注意してあげましょう。
2.カカカッ

窓の外にいる鳥や虫を見つけた猫が「カカカッ」「ケケケッ」と小刻みに鳴くことがあります。この鳴き方は「クラッキング」などと呼ばれ、猫が獲物を見つけた場面でよく見られます。
なぜこのような声を出すのかについては、はっきりと解明されていません。獲物を目の前にして狩猟本能が刺激されている、捕まえられないことへの興奮が表れているなど、いくつかの説があります。
室内飼いの猫でも、窓越しに鳥を見つければ狩りに関係する行動が引き出されることがあります。瞳孔が開き、体を低くして対象をじっと見つめながら「カカカッ」と鳴いているなら、かなり夢中になっているサインです。
基本的には心配する必要のない行動ですが、鳥や虫に夢中になった勢いで網戸へ飛びつくこともあるため、窓には脱走防止対策をしておくことをおすすめします。
3.ウップ

猫から「ウップ」「グッ」といった音が聞こえたら要注意。これは吐く前のえずきや、胃の内容物を吐き戻そうとしているときに聞こえる音です。
猫は毛づくろいで飲み込んだ毛を毛玉として吐くことがあるため、ときどき吐く猫もいます。しかし、「猫はよく吐く動物だから」とすべてを毛玉のせいにするのは危険。早食いや食べ過ぎ以外にも、消化器の病気や誤食などが関係している場合もあります。
「ウップ」という音がしたら、吐いたものの内容や回数、その後の様子を確認しましょう。何度も吐こうとしているのに何も出ない、短時間に繰り返し吐く、食欲がない、ぐったりしているといった異変があれば注意が必要です。
4.バリバリバリ

部屋のどこかから突然「バリバリバリ」と聞こえてきたら、猫が爪とぎをしているのかもしれません。ソファやカーペット、壁などで始まると、飼い主にとっては少々困った事態になること間違いなしです。
しかし、爪とぎそのものを叱ってやめさせるのは適切ではありません。ソファなどで爪をとぐのであれば、その場所や近くに猫用の爪とぎを置いてみましょう。段ボール、麻縄、布など素材にも好みがあります。立った状態でとぐ猫には縦型、床でとぐ猫には横置き型など、愛猫の好みに合った爪とぎを用意することが家具への被害を減らすポイントです。
まとめ

猫との暮らしでは、様々な音が聞こえてきます。何気ない音でも、猫の気持ちや体調を知る手がかりになることがあります。音だけで判断せず、そのときの行動や普段との違いも一緒に観察してみましょう。今回の記事を参考に、猫暮らしの中でどんな音が聞こえるか耳を澄ましてみてください。