『鳴きにくい』とされる猫種5選 特徴や性格の傾向、飼い方のポイントまで解説

『鳴きにくい』とされる猫種5選 特徴や性格の傾向、飼い方のポイントまで解説

もともと猫は、よほどのことがなければ大きな声は出しませんが、中には頻繁に鳴いて自己主張をするおしゃべりな猫もいます。一方、猫の種類によっては、あまり鳴かない種類もあります。完全に無声ではありませんが、おとなしくて比較的鳴きにくい猫たちを紹介します。

鳴きにくいとされる猫種5選

グレーのペルシャ猫

ここからは、猫の品種を認定している団体の定めた紹介文に「静かである」「鳴くことは稀」などと書かれている猫種たちを紹介していきます。

猫には個体差がありますが、比較的どの猫でも鳴き声の少ない猫種たちです。

1.ペルシャ

長毛種の代表・ペルシャ猫はあまり鳴かないことでも有名です。1620年代にヨーロッパへ持ち込まれて以降、19世紀後半くらいからイギリスで繁殖されるようになりました。

丸い頭と大きな目、短い鼻と幅のある顔の形が特徴です。もともと穏やかな個体が多く、基本的に物静かな性格をしています。

ふだんはほとんど鳴きませんが、たまに鳴いたとしても、やわらかくて心地よい鳴き声とされています。

2.エキゾチックショートヘア

2010年ごろから「ブサかわ猫」として有名になってきたエキゾチックショートヘアですが、実は1960年代後半にアメリカンショートヘアとペルシャの交配から誕生した品種です。

見た目は、ペルシャの形を引き継ぎつつ、がっしりした体や短毛なところはアメリカンショートヘアの要素が入っています。

基礎となるペルシャが静かなことから、エキゾチックショートヘアも声を発することが少なく、鳴いたとしても小さくソフトな声質です。

3.ブリティッシュショートヘア

2世紀頃のグレートブリテン島にローマ人と共に入ってきた猫が起源とされています。その後、他種との交配を経て、現在の体型や短毛が維持されています。

ブリティッシュショートヘアは、アメリカンショートヘアの基礎となった猫で、筋肉質でしっかりした体形に、丸い頭・丸い顔・丸い目、そして密集した被毛が特徴的です。

繁殖の中で静かで落ち着いた気質の猫が選択されてきたせいか、現在のブリティッシュショートヘアも、たまに鳴くことはあってもいつまでも鳴き続けることは少ないといわれています。

4.ラグドール

ラグドールの誕生は複雑ですが、もともと野良猫だった白い猫とバーミーズ似の野良猫を交配させて生まれた猫が基礎となっています。ラグドールを作出した米国のブリーダーであるアン・ベーカーも、「特定の血統ではなく野良猫だった」という言葉を残しています。

その後、改良が重ねられ、現在の大型で筋肉質な体つきをした青い目をしたポイントカラーの長毛種が誕生することになりました。

非常におっとりとした性格で、あまり鳴くこともなく、鳴いたとしてもその声はとても静かだといわれています。

5.シャルトリュー

シャルトリューの基礎となった猫がどこから来たのかは不明ですが、16世紀ころのフランスではすでにグレーの猫の存在が把握されていました。戦争によって個体の減少を危惧したブリーダーにより、ペルシャやブリティッシュショートヘアとの交配が進められ、固定化されたとされています。

シャルトリューは、筋肉質の体つきやブルーグレーの密な短毛で、一時はブリティッシュショートヘアと同一視された過去があります。

もともとあまり声を出すことのない気質になるよう選択されてきたため、声を出さない個体もいるとされるほど静かな猫種なのです。

鳴きにくい猫種共通の飼い方のポイント

不満げなブリティッシュショートヘア

あまり鳴かない猫種だからこそ、気をつけたい飼い方があります。

もともと鳴きにくい猫は、性格が穏やかなタイプが多い傾向にあります。そのため、来客が頻繁にあるような刺激の多い環境よりは、静かにゆったりとマイペースに過ごせる環境が適しています。

「鳴きにくい猫種」という通り、鳴いて何かを要求することは通常の猫と比べると少ないことを前提に接する必要があります。不満があったときには、ひたすら我慢してしまうか、わざと物を落としたり、飼い主に体当たりをするなど、鳴く以外の行動でアピールしてくる場合があります。

もし不満があっても我慢してしまうタイプだと、体調不良時の異変を見逃しやすくなってしまうため、飼い主の観察力がとても重要になります。食欲や排せつの様子はもちろん、顔の表情や活動量まで注意深く見守るようにしましょう。

まとめ

カメラ目線のシャルトリュー

猫は品種によって、たくさん鳴いておしゃべりをする種類と、あまり声を発さない鳴きにくいタイプの種類があります。

個体差の大きな猫のことなので、もちろんおとなしい品種であっても、比較的鳴く個体もいます。交配の関係でシャムなどおしゃべりが得意なアジアン系の猫の血が入ると、その性質を引き継ぐことがあるためです。

また、発情期などの本能からくる行動や、たまに鳴いた際におやつをもらうなどの楽しい経験を学習すると比較的鳴くようになることもあります。

今回紹介した5種はあくまでも系統で見たものですが、個体差も含めつつ、猫種を比較する際の参考にしてみてください。

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