猫に使わせるのは避けるべき『食器』4つ 起こりうるトラブルや選ぶときのポイントも解説

猫に使わせるのは避けるべき『食器』4つ 起こりうるトラブルや選ぶときのポイントも解説

愛猫の食器、何となく選んでいませんか?実は素材や形によっては、体調不良の原因になることも。愛猫が毎日安心してごはんを食べるために、避けるべき食器や正しい選び方のコツをまとめました。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫に使わせるのは避けるべき「食器」4選

ドライフードを食べる猫

1.プラスチック製の食器

プラスチックは軽くて割れにくいというメリットがありますが、素材自体が柔らかいため、毎日洗って使っているうちに目に見えない細かいキズがたくさんついてしまいます。

その小さなキズの中に食べ物の残りカスや目に見えない雑菌が入り込んでしまい、きれいに洗ったつもりでも衛生面で大きな不安が残るため、できるだけ避けたほうが安心です。

2.軽すぎる食器

食べている最中に器がツルツルと滑ってあちこちに動いてしまうような軽い食器は、猫にとって大きなストレスになってしまいます。

ごはんを食べるたびに器を追いかけなければならないため、落ち着いて食事に集中できず、食べるのを途中で諦めてしまったり、十分な量を食べられなくなったりする原因にもつながるので注意しましょう。

3.深すぎる食器

深さがある容器は、一見するとたくさん入って便利そうに思えますが、猫の大切な感覚器である敏感な「ヒゲ」がフチに当たってしまいます。

猫はヒゲが何かに触れることを本能的に嫌がるため、食欲が落ちてしまったり、ごはんを残すようになったりするなど、食事の時間が苦痛に感じられてしまう恐れがあります。

4.高さがない食器

床に直接置くような高さのまったくない食器は、猫が頭をぐっと大きく下げて食べなければならない姿勢を強いてしまいます。

首や背中に慢性的な負担がかかる無理な姿勢になり、食べた後すぐに吐き戻してしまう回数が増えたり、消化器系への負担が大きくなったりするため、できるだけ避けるようにしましょう。

誤った食器使いで起こりうるトラブル

お皿のご飯を食べる猫

間違った食器をそのまま使い続けると、愛猫のデリケートな体や心にさまざまな負担や思わぬトラブルが起こる可能性があります。

例えば、キズの多い容器で雑菌が繁殖してしまうと、アゴのあたりに黒い小さなブツブツがたくさんできる「猫ニキビ」という皮膚病を引き起こしやすくなります。

これは痒みや炎症を伴うことがあり、悪化すると動物病院での治療が必要になるため気をつけなければいけません。

また、毎日の食事のたびに食器が動いたりヒゲが当たったりして嫌な思いをすると、ごはんの時間自体が大きなストレスになってしまいます。その結果として食欲不振や栄養不足につながることも少なくありません。

さらに、首を強く曲げ続ける不自然な姿勢は、食べたものの逆流や消化不良を招き、愛猫の健康を少しずつむしばんでしまう恐れがあります。

失敗しない猫用食器の選び方

ステンレスのお皿と猫

陶器やガラス、ステンレスの素材を選ぶ

雑菌の繁殖をしっかりと防いでいつも清潔な状態を保つためには、表面がツルツルしていてキズがつきにくい陶器やガラス、あるいは清潔なステンレス製の食器を選ぶのがおすすめです。

プラスチック製に比べて汚れがスムーズに落としやすく、気になるアゴのトラブルを予防するのにも非常に大きな効果を発揮してくれます。

ある程度重みがあり動かないものを選ぶ

食事をしている最中に食器が勝手に動いてしまわないよう、しっかりとした適度な重みや抜群の安定感がある形のものを選びましょう。

底面にしっかりとした滑り止めがついているタイプや、ずっしりとした重みのある陶器製であれば、猫が夢中でごはんを食べても器が微動だにせず、安心してリラックスして食事の時間を楽しむことができます。

ヒゲが当たりにくい浅めの形状にする

猫のとても敏感なヒゲが容器のフチに当たらないよう、できるだけ広口で浅めの形状をしたお皿を選ぶことが大切です。

浅いお皿であれば、顔やヒゲを器の壁に無理にこすりつけることなく、スムーズに口をつけて食べられるため、ストレスを一切感じにくく、お皿の隅っこまで残さずきれいに食べきることができます。

スタンド付きや少し傾斜のあるものにする

首や腰にかかる負担をしっかりと和らげるために、適度な高さが出るスタンド付きの食器や、手前から奥に向かって少し傾斜がついているデザインがおすすめです。

頭を無理に低く下げずに自然な姿勢のままで食べられるようになるため、食後の吐き戻しの回数が劇的に減り、お腹の消化器系への負担もぐっと軽くなります。

まとめ

女性にご飯をもらう猫

毎日のごはんは愛猫の健康を支える一番大切な時間です。

ほんの少し食器を見直すだけで、毎日の食事にかかるストレスや予期せぬ体調不良をしっかりと防いであげることができます。

今使っているその食器が愛猫の体に本当に合っているかどうか、この機会にぜひご自宅でも優しく確認してあげてくださいね。

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