『発情期』を迎えている猫がする仕草4つ オス・メスの違いや接し方のポイントも

『発情期』を迎えている猫がする仕草4つ オス・メスの違いや接し方のポイントも

発情期の猫は、普段より甘えん坊になったり、大きな声で鳴いたりと思わず「どうしたの?」と聞きたくなるような変化が現れることもあります。特徴的な仕草からオスとメスの違い、接し方のポイントまで解説します。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

発情期に見られる仕草4つ

鳴く猫

1.大きな声で鳴く

発情に伴って見られやすいのが、普段とは異なる大きな鳴き声です。

特にメスは、赤ちゃんの泣き声のような大きな声で鳴き続けることで、繁殖可能な状態であることを周囲に伝えます。これに反応して、オスも大きな声で鳴くことがあります。

しかし、大声の原因は発情だけではありません。体調不良や痛み、ストレスなどでも大きな声で叫ぶように鳴くことがあるため、元気食欲、排泄の変化や触られる事を嫌がるなど、ほかに気になる様子がないかよく観察しましょう。

2.体をすりつける

人の足や家具に何度も体をこすりつけたり、床の上でゴロゴロと転がったりするのも、発情したメスによく見られる仕草です。

家具などに自分のにおいをつけて、マーキングやオスへの性的なアピールをしたりしています。

ただし、スリスリやゴロゴロは、発情していない猫にも見られるごく普通の行動です。この仕草だけで発情と判断するのではなく、いつもの様子との違いや、ほかに変化がないかも確認しましょう。

3.スプレー行為をする

壁や家具などにおしっこをかける「スプレー行為」も発情期の猫に見られる代表的な行動です。主にオスがするといわれていますが、メスがする場合もあります。

自分の存在をアピールする目的があり、通常の排尿とは違って少量で強いにおいがあるのが特徴です。

去勢などの対策で和らぐこともありますが、行動がひどい場合や急に行動が変化した場合は、ストレスや膀胱炎などの不調が隠れている恐れもありますので、獣医師に相談するのもおすすめです。

4.そわそわして外へ出たがる

部屋の中をそわそわと歩き回ったり、窓や玄関の近くへ行って外へ出ようとしたりすることがあります。

特にオスは、発情したメスの存在に反応し、相手を探そうとして行動範囲を広げようとする欲求が強くなることがあります。

玄関や窓のちょっとした隙間から脱走してしまうこともありますので、発情期を迎えた場合は、特に気を付けるように心がけましょう。

オスとメスの違い・接し方のポイント

人に撫でられる猫

メスは、生後5~12か月ごろに初めての発情を迎えるといわれており、ある程度一定した周期で4つのサイクルを繰り返します。大きな声で鳴く、甘える、床で転がる、お尻を上げるといった「受け入れ態勢」を示す行動が目立ってくるのが特徴です。

一方、オスはメスのように一定の周期があるわけではなく、発情したメスのにおいや鳴き声などに反応して、大きな声で鳴く、落ち着きなく動き回る、外へ出たがる、尿スプレーをするといった行動が見られやすくなります。

これらは猫の本能に基づく行動です。そのため、無理にやめさせることは難しく、叱ったり大声を出したりすることは無意味なだけでなく負の効果もあるためおすすめできません。

繁殖を望まない場合は、獣医師に相談したうえで、避妊・去勢手術について検討しましょう。

また、ほかの猫の気配やにおい、声などを感じにくくするために窓やベランダに近づけない工夫をする、いつも以上に遊んであげるといった対策をして、猫のストレスを減らしてあげることも大切です。

まとめ

二匹の猫

発情期を迎えた猫は、大きな声で鳴いたり、スプレー行為をしたりと、普段とは違った行動をとることがあります。

その変化に戸惑ってしまうこともあるかもしれませんが、無理にやめさせようとしたり、叱ったりせずに、まずは脱走などのトラブルを防ぎながら安全に過ごせる環境を整えましょう。

あわせて、避妊・去勢を含めて愛猫に合った選択肢を考えることも大切です。迷ったり不安なことがあったりする場合には、獣医師に相談してみてくださいね。

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