秋を迎えると『猫に起こる変化』4選 変わる理由や気を付けたいことも解説

秋を迎えると『猫に起こる変化』4選 変わる理由や気を付けたいことも解説

夏の暑さが落ち着き、過ごしやすくなる秋。愛猫の食欲が増したり、抜け毛が目立ったりとさまざまな変化に気づく飼い主さんもいるはずです。ではなぜ、季節の変わり目で猫にさまざまな変化が起こるのでしょうか?そこで今回は、秋に起こりやすい猫の変化とその理由、日頃から気を付けたいことを解説します。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

秋を迎えると『猫に起こる変化』4選

秋の背景に、かわいい猫

1.抜け毛が増える

秋になると、猫の抜け毛が急に増えたように感じます。実はこれは、夏毛から冬毛へと生え変わる「換毛」によるものです。

猫の体は、気温や日照時間の変化に合わせて被毛を調整する仕組み(換毛期)があります。

年に二回、春と秋は猫の換毛期の季節で、季節の変化に合わせて被毛の状態が変わります。秋は冬に向けて保温性の高い毛へと変わるため、古い毛が抜けやすい状態になるのです。

そのため、ブラッシングをしていると「こんなに抜けるの?」と驚くこともあるでしょう。しかし抜け毛が増えること自体は、必ずしも異常事態ではありません。

一方で毛づくろいによって猫自身が飲み込む毛の量も増えやすく、毛球症につながることもあるので、その点は注意が必要です。

したがって、秋は被毛の変化を楽しみながら、いつも以上にお手入れを意識したい時期といえるでしょう。

2.食欲が増す

秋になると感じる猫の変化の2つ目は、「食欲」です。

秋になって「最近、愛猫がよく食べるようになった」と感じることはありませんか?

実はこれは、暑さが和らぎ、夏に落ちていた食欲が戻ることや、冬に向けた体の変化などが関係していると考えられます。

気温が下がってくると、体温を維持するために必要なエネルギー量が増えることから、夏よりも食欲が増したり、夏の暑さで食事量が減っていた猫の場合は、涼しくなることで本来の食欲に戻り、「以前よりよく食べるようになった」と感じることもあるでしょう。

食欲が戻ることはうれしい変化ですが、食べる量が増えたまま運動量が減ると、体重が増えすぎて肥満になるリスクも高まるので注意が必要です。

「食欲の秋だから」とおやつやご飯を増やすのは控えて、食事量と体重のバランスを見ながら管理してあげましょう。

3.体を丸めたり、甘えてきたりする

秋になると、猫が丸くなって寝る時間が増えたり、飼い主さんにくっついてきたりするシーンが多くなるケースがあります。

こうした行動は、涼しくなったことで暖かい場所を求めるようになることが関係していると考えられます。

猫は気温の変化に合わせて、快適に過ごせる場所や姿勢を選ぶのですが、夏のように暑さを避ける必要がなくなる一方、朝晩は冷え込むこともあるため、暖かい場所で丸くなる姿が増えるのです。

また涼しくなったことで、飼い主のそばで過ごす時間が増える猫もいます。寒さが苦手な猫にとって、飼い主の体温はちょうどよい「ウォームスポット」なのかもしれません。

『猫に起こる変化』で気を付けたいことは?

家のベッドで猫のブラッシングをする飼い主

秋は猫の体にさまざまな変化が起こる時期だからこそ、日頃のお世話を少し見直してあげることが大切です。

まず意識したいのは、ブラッシングです。換毛によって抜け毛が増えると、毛づくろいで飲み込む毛の量も増えやすくなります。

こまめにブラッシングをして、抜け毛を取り除いてあげましょう。

また食欲が増した場合は、食事量や体重を確認することも大切です。

食べる量が増えたなら、体重の変化を見ながらフードの量を調整してあげましょう。ただ極端にフードの量を変えるのはNGなので、愛猫の体重が増加傾向にある場合は一度獣医師に相談することをおすすめします。

また猫の変化は季節で起きるものばかりではなく、さまざまな病気のサインの可能性もあります。

そのため食欲不振や嘔吐、下痢、飲水量の変化、大幅な体重の増減などが見られた場合は、季節のせいではない可能性が高いため、早めに動物病院へ相談してくださいね。

まとめ

落葉に寝そべって遊ぶ猫

秋を迎えると、猫には今回紹介したようにさまざまな変化が見られることがあります。これらは、気温や日照時間の変化に体が適応するために起こることが多いものです。

一方で季節の変わり目は、毛球症や尿路疾患、消化器の不調などに注意したい時期でもあります。ブラッシングや体重管理、室温調整を意識しながら、食欲や飲水量、排せつ、元気などをいつも以上によく観察してあげましょう。

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