猫を満足させる『遊ばせ方』のポイント4つ

猫にとって遊びは、単なる暇つぶしではありません。獲物を追いかけたり捕まえたりする狩猟行動を疑似的に体験できる大切な時間でもあります。猫の習性を意識しておもちゃを動かすと、興味を引き出しやすくなるでしょう。
1.動きに緩急をつける
猫じゃらしを一定の速さで左右に振り続けるよりも、動きに緩急をつけたほうが猫の興味を引きやすくなります。猫が狩りの対象とする小動物は、常に同じ速度や方向で移動するわけではありません。素早く走ったかと思えば止まったり、突然方向を変えたりします。おもちゃでもこうした不規則な動きを再現すると、猫の狩猟本能を刺激しやすくなります。
猫が身を低くしておもちゃを見つめたり、お尻を振って飛びかかる準備をしたりしているときは、狩りを楽しんでいるサインのひとつ。すぐに動かさず、「狙う時間」も作ってあげましょう。
2.物陰に隠す
おもちゃをあえて見えない場所へ隠すのもおすすめです。猫は獲物を見つけるところから狩りを始めるため、常におもちゃ全体が見えているより、見えたり隠れたりする動きに興味を示すことがあります。
クッションや家具の陰から猫じゃらしの先端だけを出したり、猫じゃらしを布の下で動かしたりしてみましょう。獲物が物陰へ逃げ込んだような状況を作ることで、「捕まえたい」という気持ちを引き出しやすくなります。物陰でカサカサと音を立ててから少しだけ見せるなど、視覚と聴覚の両方を刺激するのもひとつの方法です。
ただし、布の下で飼い主の手や足を動かし、直接噛ませたり引っかかせたりする遊びは避けましょう。人の手足を獲物として認識させず、必ず猫用のおもちゃを使って遊ぶことが大切です。
3.1回5〜10分程度にする
猫との遊びは、長時間続ければ満足度が高くなるとは限りません。猫は短時間に集中して獲物を狙うため、1回5〜10分程度をひとつの目安として、猫の様子を見ながら遊ぶとよいでしょう。
若く活発な猫であれば何度も遊びたがることがありますし、シニア猫では数分で満足する場合もあります。「必ず10分遊ばなければならない」と考える必要はありませんが、年齢や体調、性格に合わせてあげましょう。
猫がおもちゃを目で追わなくなったり、その場を離れたりしたら、いったん遊びを終えるタイミング。反対に、まだ追いかけたそうにしている場合は、休憩を挟んで再び遊ぶ方法もあります。最後はおもちゃを実際に捕まえさせて終えると、獲物を捕獲するところまで疑似体験できます。遊びの途中で毎回おもちゃを取り上げるのではなく、「捕まえられた」という経験も作ってあげましょう。
4.おもちゃを出しっぱなしにしない
猫がお気に入りのおもちゃだからといって、いつでも遊べるよう出しっぱなしにしていると、次第に反応が薄くなることがあります。同じ刺激に慣れ、目新しさがなくなるためです。
飼い主と遊ぶ猫じゃらしなどは、遊びが終わったら片付け、次に遊ぶときに取り出すようにすると新鮮さを保ちやすくなります。
安全面からも、おもちゃの管理は重要です。特にひもや羽根、小さな部品が付いたおもちゃは、猫がひとりで遊んでいる間に噛みちぎり、誤飲してしまう危険があります。飼い主と一緒に使うタイプのおもちゃは遊び終わったら猫の手が届かない場所へ片付けましょう。
猫の反応に合わせて遊び方を変えよう

猫が好む遊び方には個体差があります。床を走るおもちゃに反応する猫もいれば、空中を飛ぶ虫のような動きを好む猫もいます。せっかく用意したおもちゃに反応しなくても、「遊びが嫌い」とは限りません。
遊ぶ時間帯も工夫できます。猫が活発になっているタイミングで誘ったほうが、眠っているときに無理に誘うより遊びに乗ってくれる可能性が高くなります。遊びの目的は、猫を限界まで疲れさせることではありません。愛猫の年齢や体調を考慮しながら、適度な運動と狩りのような刺激を楽しめる時間にしてあげましょう。
まとめ

猫との遊びでは、短時間でも猫の反応を見ながら集中して遊び、最後にはおもちゃを捕まえさせてあげることもポイントです。愛猫の好みを観察しながら遊び方を工夫し、毎日の楽しい時間につなげていきましょう。 今回の記事を参考に、猫との遊びタイムを満足感のあるものにしてみてください。