1年前に警察官として採用

画像はイメージです
2025年6月、フランスのラ・ロシェルにある警察署で猫の警察官が働き始めました。名前はCheops。単なる職場のマスコットではなく、被害者の心のケアのために採用されたトラ猫です。
Cheopsはすぐに署の雰囲気になじみました。家庭内暴力の捜査と児童保護を担当する部署で働くこの猫は、人々にかけがえのない安心感を与えています。重苦しく辛いことが多い面談の際でも、Cheopsの温かい存在感と心地よいゴロゴロ音は、被害者にとって大きな慰めとなっています。しかもこの猫は、毎日懸命に働く警察官たちにも爽やかな息吹をもたらしているのです。
そして現在、就任から1年が過ぎたCheopsは、全国的にその名が知られるようになったのです。というのも、テレビのプロデューサーが噂を聞きつけて「警察におけるこの猫の活躍を、ぜひとも番組に取り上げたい」と考えたからです。
テレビ番組の主役になって登場

画像はイメージです
9月1日、フランスのチャンネルRMCストーリーで放送されたドキュメンタリー番組「猫の秘密の生活」の第1話に、Cheopsが主役として華々しく登場しました。視聴者は、Cheopsの日々の働きぶりを知るとともに、この猫が刑事や支援が必要な人々との間に日々築き上げている心温まる絆を、番組ではっきり目にすることができました。
このテレビ出演を通して、Cheopsは「動物の存在が、どんなに深刻で悲惨な状況でも人々に大きな変化をもたらす」ことを改めて証明してくれました。机の上でふと警官に寄り添ったり、辛そうな被害者の話に静かに耳を傾けたり…この特別な猫は、「やさしさ」が警察署にとってもっとも強力な武器であることを示し続けてくれるのです。
猫警察官は世界各地で活躍中

画像はイメージです
警察犬ほど一般的ではないものの、世界各地ではこのような警察猫が活躍しています。以前はネズミなどの害獣駆除のために飼われていましたが、現代では警察官に安らぎを与えるコンパニオンとしての役割を担うことが多いのです。猫の持つ独特の能力を活かして、地域社会の安全向上に貢献することもあります。
それだけではありません。猫はときに麻薬を含む密輸品を嗅ぎ分ける訓練を受けることがあります。死体捜索専門の猫も存在します。猫の嗅覚は犬と似ていて優れているため、当然ともいえるでしょう。
猫は、違法な動物の部位など、より特殊な物品の嗅ぎ分けにも利用されます。例えば、ベルーガ・キャビアの所持は違法行為になります。地域によっては、これを嗅ぎ分けるために猫が使われています。
猫警察官は珍しいため、メディアでも頻繁に取り上げられます。ソーシャルメディアアカウントを持ち、地元で有名になっている猫たちも多いのです。
Cheopsをはじめ、世界中の猫警察官たちの活躍を見守っていきたいものですね。
出典:
・Cat joins a police station: one year later, some incredible news breaks
・What Are Police Cats? 6 Common Questions Answered (Vet-Verified)